おいしい宿飯 あさば 修善寺 | 御食事手帖

御食事手帖

主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

旅館の食事は、たいていが不味い。

大量に作り置きするのだから、当たり前だ。

そこから脱却して、「美味い宿飯」改革に取り組んでいる旅館が、人気を博しているようだ。

「あさば」はその最右翼かもしれない。

特筆すべきは、「部屋食」でアツアツであること。

人手はかかるが、客は出来立てを食べることができるから、満足度が高くなる。

 

夏場のお椀は、鯵のつみれの鍋仕立て。目の前の小鍋で、仕上げてくれる。当然、アツアツだ。

鮎は七輪に載せて登場。

近隣で採れた鮎は、締めのご飯でも。これも炊き立て。

近くの山で採れた山菜の天ぷら。これも仲居さんがダッシュで持ってきてくれる。

赤むつの煮つけと炊き立てご飯、のような締めもある。

朝飯もアツアツ路線。湯豆腐は、炭を入れた専用の鍋で。

焼き胡麻豆腐も熱いうちに食える。「うちやま」みたい。

シラスオムレツもなかなかの出来。

 

従業員の皆さんの高齢化が心配になるけど、料理の質は全く衰えずで、驚くばかりであった。