日本で屈指のローマ料理の店、「ダルビルバンテ・ジョコンド」。
ここのスタッフの研究熱心さは、脱帽ものである。
料理もワインも、実に良く勉強している。
それでいて、鼻にかけたところがない。
客の満足のために、研鑽を積んでいるように感じる。
ダルビルバンテ・ジョコンド風前菜の盛り合わせ、少な目。
生のアンティーチョークとシラス、春キャベツとカラスミ、サヨリあたりが目についたが、全部うまい。
何と女性の優れた店員さんが、目玉焼きとパルミジャーノを物凄く早い動きで混ぜ合わせて、ここまでソースのように仕上げてくれたのだ。
まるでスクランブルエッグ。滑らかながら、白身の食感も活かされていて、オランデーズもおよびでない味わいになっていた。
アーティチョークとグアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)のパスタ。アッラグリーチャにも似ているが、春野菜の分、さわやか。
子羊のロースト。低温で火を通して、最後に表面をカリッと仕上げている。
何度行ってもハズレがないし、居心地が抜群に良い。
絶対的におススメである。