2014年の統計で、人口10万人あたりの寿司店数で、都道府県第2位だった石川県(29.9店、1位は山梨県)。
寿司天国の首都・金沢は、回転ずしのような下のクラスの店のレベルがおしなべて高いと言われる。
では、回らない寿司屋の質はどうか。
冬の休みを利用して、3軒を巡ってみた。
1軒目は、「鮨 森しげ」という店。
店主は宮崎県出身。大阪で修業。金沢のホテルの店を任されて、後に独立、現在に至る。
北陸のDNAがない分、大阪と石川の良いところを自由に取り入れている様子。
焼き白子は昆布の上で。
味わいのきれいなしめ鯖は大阪仕込みか。
大間のトロ。
小肌もハマグリも、東京とはまた違う仕事ぶり。
赤いか。
赤身漬け。
うに。別になくても良いような。
かんぴょうの手巻き。やはり簀巻きの方が好み。
抜群ののどぐろ。
名物だろうか、ネギとガリを裏巻にしたイワシの押し寿司。大変結構。
つまみはヒラメなども食べ、茶わん蒸しもお椀もつき、ガッツリ飲んで2人で3万5千円ほど。
なかなかのコスパであったように思う。