東京にフレンチ数多あれど、ここほど、いつ行っても料理の味にブレがなく、精度が高い店は少ないように思う。
川崎シェフがいつも店にいて、変わらぬ腕前を発揮し、陣頭指揮を執っているからであろう。立派なことだ。
ウニジュレ。夏らしく、コンソメジュレが重くない。
赤万願寺に、ボタンエビとアボカドを詰めた物。
アワビ。
お好みで肝バターを付けて食べる。
アナゴのポアレ、コート・デュ・ローヌのソース。
名物、鮎のポワレ。骨を抜き、全ての要素をきれいに詰めている。肝のほろ苦いソースがきめて。
宮崎でとれた夏鹿。冬食べても、夏食べても、鹿は淡泊。
日本の食材を無理なく取り入れていて、季節感もたっぷり。
予約も取りやすいので、本当にありがたい店である。