内装はそれほどでもないが、料理は老舗度満点。
というより、昭和であえて時を止め、変える気がない、必要もない、という感じ。
会社はともかく、自身の味覚はグローバル化に失敗した財界人などが御用達のよう。だから、味は変えない、箸も置いてある日本の洋食を続けるのだろう。
それはそれで、悪いことではない。
夜のアラカルトだと、まずは「オードブル」の中から好きなものを選ぶ。
どれも小皿料理。
鯛のカルパッチョ。
ハマグリのショロンソース。
茄子の料理。
チキンパイ、という名前。どうみてもハムのゼリー寄せなんだが。
リードヴォーと夏野菜。
カニクリームコロッケ。
これはなかなか、パリソワール。
タンシチュー。タンのいいところを使っている。
ビーフシチュー。ゼラチンたっぷり。
これぞ日本の洋食。
丁寧な造りを感じる料理。
まさに銀座ユーザーの「高級ファミレス」である。