抜群の安定感 晴山 三田 | 御食事手帖

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主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

定点観測中の「晴山」。
月1で行っても、やはり飽きない。
目新しい物がどんどん出てくるわけではない。
しかし、「またか」とがっかりさせられることもない。

客の多くがリピートしているのだから、立派なものだ。まだお若いのにね。
多くの店は、人気が出れば、とたんに値上げする。移転の時もそうだ。
しかし、ここは料理の質も支払も安定・安心。
そのあたりも、常連客を掴んで離さないポイントなのだろう。



初手はアンコウのとも肝和え。少量だが、この中に、胃袋や皮、とうとうみなどが一式入っている。
実にうまい。この3~4倍食べたいところだ。


白子の蒸寿司。



かに真丈椀。かにの優しい甘みに、綺麗な味わいの吸い地。


造りは、愛知のトリガイ、敦賀のひらめ、車エビ。


わかさぎとタラの芽の天ぷら。


自家製のくちこ。うなりたくなるうまさ。


真鴨のつくねと九州の新筍。


鰆と湯葉の炊いたもの。


新筍のごはん。

食べ終わって、特に不満が浮かばない、稀な店である。