月1で行っても、やはり飽きない。
目新しい物がどんどん出てくるわけではない。
しかし、「またか」とがっかりさせられることもない。
客の多くがリピートしているのだから、立派なものだ。まだお若いのにね。
多くの店は、人気が出れば、とたんに値上げする。移転の時もそうだ。
しかし、ここは料理の質も支払も安定・安心。
そのあたりも、常連客を掴んで離さないポイントなのだろう。

初手はアンコウのとも肝和え。少量だが、この中に、胃袋や皮、とうとうみなどが一式入っている。
実にうまい。この3~4倍食べたいところだ。

白子の蒸寿司。


かに真丈椀。かにの優しい甘みに、綺麗な味わいの吸い地。

造りは、愛知のトリガイ、敦賀のひらめ、車エビ。

わかさぎとタラの芽の天ぷら。

自家製のくちこ。うなりたくなるうまさ。

真鴨のつくねと九州の新筍。

鰆と湯葉の炊いたもの。

新筍のごはん。
食べ終わって、特に不満が浮かばない、稀な店である。