月桃の宿あかいし 石垣島 その2 | 御食事手帖

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主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

舌と胃袋で石垣島を体感する宿。
連泊しても、飽きることはありません。
晩ご飯のラインナップは、総入れ替えとなります。
その日ごとに、手に入る食材でメニューを考案する、おばぁの努力に頭が下がります。

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ご飯は、おばぁとおじぃと一緒に食べます。家族感覚の食卓です。

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近海マグロとフルーツたっぷりのサラダ。
「この辺のマグロは、ドレッシングかけてサラダで食べるのが一番よ」。
おばぁの言い分は、なるほど理にかなっています。
脂のないさっぱりマグロは、わさび醤油で食べるより、色々な食材とミックスして食べる方が向いています。

しかし、盛りだくさんなサラダです。
ドラゴンフルーツ、パイナップル、生のゴーヤに島の菜っぱ色々。
汚い話ですが、島滞在中の「お通じ」は見事なものでした。
まさしく医食同源。体が芯からきれいになる料理です。

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シブイ(冬瓜)と鳥肉の冷たい煮物。
煮上がったところに、豪快に氷をぶち込んで冷たくします。
味加減がしてあるので、氷が解けても大丈夫。
シブイは利尿作用があり、これもデトックスですね。

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ゴーヤーチャンプル。
定番ですが、野菜多めで非常に美味しい。
ポークランチョンミートを使わないところが、ヘルシーです。

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スヌイ(もずく)の天ぷら、野菜のかき揚げ、島らっきょの炒め物。
酒がすすみます。

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締めには、八重山すば。
八重山でソーキやバラ肉、てびちのすばは邪道です。
刻んだ端肉とかまぼこが正しい具材ですね。
これも普通の上等です。

わずか2泊でしたが、良く食べました。
高級ホテルに比べると、設備は遠く及びません。
しかし、心持ちはとても豊かに満たされます。
お金にはかえられない何かが、きっと見つかる民宿です。