




8月の週末。
当たり前ですが、石垣島は書き入れ時です。
主な有名店は、どこも予約で満員。この時期だけでしょうが、景気の良い話です。
石垣島滞在3泊4日の旅、といっても夜着いて、朝イチでアウトですから、実質中2日のみ。
初日の夜は、食って寝るだけとなりました。
が、食う場所がなかなか見つからない。
電話をかけまくって、ようやく空席を発見したのが、この店でした。
中心街から外れた立地。
7時過ぎの入店で、先客は一組のみですから、集客に苦戦している様子です。
そのせいか、他の観光料理屋に比べて、料金はいくぶんフレンドリー。

まず、意外においしかったのが、このじーまみー豆腐の揚げだし。
カリ・トロな食感が面白く、普段冷たいじーまみー豆腐が熱々なのも新鮮な感じ。

こちらは、てびちのコロッケ。
豚足を砕いて、じゃがいもに混ぜてコロッケにしたもの。
てびちは、煮るかどうかしてしっかり味をつけた方が良いでしょう。ただ、コラーゲンな食感は悪くありません。

これは、煮たソーキを島胡椒・ピパーツで炒めたもの。
まあまあですが、もっと辛くした方がいいでしょう。

イカスミのヒラヤチー。
ソースとマヨネーズがかかっていて、非常にジャンクです。が、それもまた良きかな。


定番の石垣牛ステーキと炙り握り。
どちらも普通においしい。けど、沖縄料理に牛肉は似合いません。

豆腐ちゃんぷる。
スタンダードメニューを作ると、馬脚が現れます。あくまで創作系を頼むことをおススメします。

腹がふくれた頃に、おススメのヤシガニ登場。
でかいです。値段は3000円。
しかし、身はぱっさぱさ。ミソも妙なにおいがあり、脂っぽい。
カニとは名ばかりの生物です。話のネタに頼みたくなるでしょうが、決しておススメしません。
料理もそこそこ、サービスも普通の店ですが、一点、不満なのは氷と水で200円徴収するシステム。
せこい、の一語に尽きます。
ボトルで泡盛頼むだけでもお店の売り上げに貢献しているのに、さらにタダ同然の水で儲けるとは、マジムン並みの悪辣です。
いったーむる、たっぴらかす!
白保の海あたりで、汚れたマブイを洗ってくるとよいでしょう。