ジャスミン 四谷 | 御食事手帖

御食事手帖

主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

東京でまっとうなタイ料理を食べさせてくれる店。価格設定は高いですが、払ったなりの満足は得られます。土日の夜は、予約必須。辺鄙な場所なのに安定している客入りが、質の高さを証明しています。
★★★★☆


東京ではチェーン展開する会社まであらわれるほどポピュラーになったタイ料理。
ですが、タイ料理に欠かせないパクチー(コリアンダー)とナンプラーほど、好き嫌いがはっきり分かれるハーブ・調味料はないですよね。
わたくしごとで恐縮ですが、どちらも好きで好きで仕方がありません。
タイには何度行ったのか思い出せませんが、朝の屋台ラーメンから3食、何日続いてもタイ料理は飽きません。

そんなわたくしが東京で定期的にパクチー・ナンプラーを充填しに行っているのが、四ツ谷の裏通りにあるこの店です。

建てつけの悪い木の床を軋ませて入店するところや、日本語が通じにくいタイ人店員さんたちが、必要以上の本場感を漂わせてくれます。

まず、この店で必食なのが、海老のすり身系前菜。
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カノムパンナークン。
海老のすり身トースト揚げです。
揚げたトーストのカリジュワな食感と、冷凍芝エビのジャンクな風味に胡麻の香りが混然となって、B級なうまさを醸しだします。ビールがすすみます。

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トードマンクン。海老のすり身揚げ。
サクッとして、プニっとくる、これまたビールに最適なつまみです。

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ヤムウンセン。定番の春雨サラダです。
写真では分かりにくいですが、ここのは小さな干しエビが入ってます。
これが味に深みを増してくれるのです。
「辛くして」と頼めば、涙ちょちょぎれるほどの辛さにしてくれます。

サラダでは他に茄子のサラダがなかなか。揚げた茄子の上にシーフードのマリネがのったもの。

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こちらは空心菜と豚バラの炒め物、パックブンファイディーン。
中華とはまた違った味わいです。揚げた豚バラが良いアクセント。

すみません、これ以降は飲んで騒いで、とても写真どころではありませんでした。

他に食べたのは、カレー類で、ソフトシェルクラブのカレーと鶏のグリーンカレー、ゲェーンキュワーンガイ。
蟹のカレーは、カオニャオ(もち米)と一緒に食べるとうまいです。

豚トロや鶏の焼き物も無難な味。大人数ならマナガツオのチリソースなどもよいでしょう。

他にももっと良いお店はあるでしょうが、とりあえず何を食っても大きなはずれのない店として重宝しています。