




言わずと知れた超有名店。カネに糸目をつけないセレブが、ふかひれ、ナマコ、アワビやら中国珍味類やらを食するお店です。
朝地は今まで、香港の本店しか行ったことがありませんでした。
その印象もあまり良くありません。
専門家によると、コネを使って事前にお店と話をつけて、特別扱いしてもらわなければ本質が分からない店、だそうです。
でもそれっていったい、店としてどうなんでしょうね。
さて、たまたま東京駅界隈で会食の機会があったので、ものは試しとランチ利用してみました。
結果は散々。
まず、予約の電話対応からして横柄です。悪い意味で本場風。
よっぽど高額を支払わないかぎり、サービスに期待すべきではないでしょう。
ただし、窓側席の眺めは最高です。眼前に皇居が広がり、新宿を遠望する景色は、まさに東京そのものです。国内外のどんな人でも満足するでしょう。
料理は4830円(細かい・・・)のランチを注文。
前菜、スープ、点心4種類を選択、料理1品、チャーハン、という内容。
まず前菜。
少ないけど、味はまずまずです。
皮つき豚ばら肉の焼き物は、ほんの2切れでしたが、なかなかおいしい。
しかし、続くスープは酷い。
豆腐とか干しシイタケが入った、見るからに安普請の具材と、出汁のうまみが非常に乏しいスープ。
その辺の中華の1000円ランチで出てくる奴です。
テンション、ガタ落ちです。
点心は、数ある中から4種類えらべます。ただ、1人の量は1つですから、あっという間に食べ終わります。
ふかひれ入りの餃子は、パリの13区の中華を思い出す味。
ひき肉の湯葉巻も同様。「インドシナ系中華かっ?」と突っ込みたくなる感じです。
香港のペニンシュラあたりで出てくる洗練された点心ではありません。
1品料理も冴えません。
麻婆春雨&茄子が出てきたのですが、はっきりいってこの価格帯の中華で出す料理ではありません。
最後のチャーハンは、説明がなかったですが、咸魚炒飯(ハムユイ:発酵魚のチャーハン)でした。
ハムユイ好きなので味は許せますが、チャーハン自体は結構ジトっとして上手ではありません。
デザートは、小豆、タピオカ、タロイモなどのココナッツスープ。
プーアル茶などを注文すると、2人で軽く1万円は超えます。
しかし、その額に見合う満足度はありません。
あくまで、眺めを楽しむ、と割り切って行くしかないでしょう。
個人的には、全くおすすめいたしません。