旅行記(1日目) ~はるばる来たぜ、天橋立編~ | 犬小屋チャンプルー

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犬己那池の、オリジナルの小話やイラストをもさもさ更新するブログ。
最近は、歴史創作(南北朝~戦国時代)がメインになっています。

2016年初の旅行は、京都・大阪!
昨年5月に群馬へ行ってから、久々の一人旅です。
今回の旅の目的は、前回ブログに書いた通り、京都国立博物館に展示されている南北朝関係の刀剣を見ること。
そして、天橋立での仇討ちで有名な岩見重太郎(薄田兼相)に関連する史跡を調査することです。

という訳で、勢い込んで始発に乗り、京都駅に到着したまではよかったものの……広大な構内で迷子になるという事態が発生(汗)。
ようやく乗り場に着いたときには、乗る予定だった特急はすでに出発していました……ガッカリ。
しばらく迷ったけど、結局、次の特急に乗ることに。
かなり余裕のないスケジュールを組んでいたので、初っ端から1時間のタイムロスは痛い。
今度からはちゃんと、駅の構内図についても予め調べておこう……。

そんなこんなで、なんとか最初の目的地である天橋立駅に到着。
途中「綾部」という駅があったので、尊氏誕生伝説の地として、いつか行ってみたいところ。
天橋立に向かう際、まず廻旋橋を渡りました。
近代以前は渡し舟だったそうなので、重太郎も仇討ちの場に向かう際はここを舟で渡ったのかな?

現地には、たくさんの歌碑や句碑、さらには歌人や俳人にちなんだ名前の松までありました。
それだけこの地が、多くの歌人・俳人に愛されていたという訳ですね。
――ただ、「蕪村の松」だけ切り株になっていたのが、かわいそうだったけど(汗)。

そんな中、「雲居の松」の奥に「岩見重太郎試切之石」を発見。
岩見重太郎試切之石
斜めにすっぱりと切られたような姿が、まさに「試切之石」の名にふさわしいですね。

そしてその先には、ついにお目当ての「岩見重太郎仇討ちの場」の石碑が!
岩見重太郎仇討ちの場
仇討ちの場面を描いたレリーフが格好いいv

ふと横を見ると、建物の軒下に木製の刀が二振り飾られていました。
岩見刀
説明によると、これは「岩見刀」といって、重太郎の武勇を慕う人々によって橋立神社に奉納された刀が戦中・戦後に行方不明となったのを、磯清水亭主が悲しんで作ったものだそうです。

近くには、その天橋立神社や、磯清水などがありました。
磯清水は真水の湧水らしいので、「重太郎もこれを飲んだのかな?」と思いながら近づいてみると、「飲まないように」という注意書きが書いてありました(汗)。

天橋立
日本三景の一つとあって、白砂青松、青い海が眩しい天橋立。
この美しい風景が、仇討ちの際には仇の血で赤く染まったのでしょうか……。

天橋立をゆっくり見て回ることができたのはよかったけれど、その代わり、京都国立博物館に行く時間が無くなってしまいました。
なので、急きょ予定を変更して、博物館は明日の午前中に行くことに。
早めにホテルにチェックインした後は、夕食とお土産の購入のために、京都駅に向かいました。

――こうして、旅行1日目が終了。
なんだかアクシデントばかりだけれど、ちゃんと収穫のある旅にしたいな。
ちなみに、前回の旅行の教訓を生かして、今回はサロンパスを持参しました。
めっちゃ効く~。

 (2日目に続く!)


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