「優しい問題児」~意気地なしのドコドコ日誌②~【へっツー日誌】 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

さて、鷲羽山スカイラインを走ったのち向かった先は?

 

ここは「岡山県理美容専門学校」
 
私の店は以前から高校に直接求人し、入社してきてくれたスタッフには秋から始まる理容通信科に入学してもらい資格を取得するという育成方法を取っている。
当初は坂出市内にあった「香川理容美容アカデミー」という専門学校に入学していたのだが、数年前に廃校になってしまい、それ以来ここ岡山市にある「岡山県理美容専門学校」に生徒を送っている。
これまで現在もお店で頑張ってくれているKちゃんF君がこの学校に通っていて、一つ後輩のF君がこの秋、学校を卒業し、国家試験も突破しめでたく理容師免許を取得したのだが…
問題は一つ上のKちゃん、このKちゃんが2年前に突然「登校拒否」になってしまったのだ。
「登校拒否」と言っても通信科だから普段は送ってくるレポート(問題集)を解いて返すだけ、ただ年間に20日ほど「スクーリング」というものがあって、その日は実際に学校に行って授業を受けなければならない。
そのスクーリングに2年前から行っていないのだ。
お店の仕事の方は本当に真面目に楽しくやってくれていて、遠くから通勤しているのに遅刻や欠勤もなし、いつも進んで仕事に入ってくれて、暇な時間も率先してお店の掃除をしてくれる。
性格も気立てが良く、優しいのでお客さんの評判も上々、技術も上達してきて私の長期の入院中もお店を支えてくれた。
 

 
長女の誕生日プレゼントをくれるKちゃん、こっちは最近何もしてないのに本当に優しいKちゃん。
しかし、学校の事となると頑として「行かない!」と言い張るのだ。
学校で何かあったのかも知れないが、彼女は何も語らない。
理容科担任のF田先生も、この件に関してはとても気にかけてくれていて、これまで何度も連絡を取って解決を図るべくKちゃんに説得を試みるもうまくいかず、あまりしつこく言うと「学校に行くくらいだったら、店を辞める!」と言い出す始末。
 

この「岡山県理美容専門学校」、実は私は一度もこの学校を訪れたことは無くて、当然担任のF田先生にも会った事が無い。

わざわざ会いに行くこともないだろうと思っていたのだが、今回岡山ツーリングにあたって、この学校を訪れて先生にご挨拶させていただこうと思ったのだ。

しかし、学校は開いているものの先生がいらっしゃるかどうかはわからない。事前にアポを取るべきなのだろうが、そこまですると向こうも身構えるだろうからついでを装って寄ってみることにしたのだ。

 

駐車場にバイクを停め、正門に回り鉄製のゲートを自分で開け、恐る恐る中に入る。

受付で名乗るとすぐにわかってくれた。

名刺も手土産も持ってこないなんて非常識だっただろうか?

 

幸い先生はいらっしゃって、丁度授業が一区切りついたからと言って出てきてくれた。

F田先生は私よりは若い女性の美人の先生だ。

これまで電話でしかお話したことはなかったのだが、これまでKちゃんとF君がお世話になったことへのお礼と、引き続きKちゃん問題の解決策などを話し合って学校を後にした。

 

しかしどうしたものだろうか…

一つ後輩のF君が資格を取ったことで何か心境が変わるかと期待していたのだが…。

 

学校を後にして今日のランチに選んだのはGoogleマップで見つけた「ひばり食堂」

口コミによると「やっているかやってないのか一見わからないけど激ウマ」な店だそうだ(笑)

こういう店が大好きなのだ(笑)

 

確かに「やっているかわからない」(笑)
 
揚げ物と焼き肉が美味しいらしいのでここは焼肉定食を選択。
写真ではわかりづらいが、ご飯の量が多い!
 
何とか完食して追加で「唐揚げ、エビフライ、クリームコロッケ、ヘレカツ」を家族のために持ち帰る。
写真に撮り忘れたが、合わせると結構な量になってバイクに積むのに一苦労!
以降揚げ物の香りと共にツーリングを続けることになる(笑)
 
さて、ここから半島をグルッと回って「宇野港」を目指す
 
この半島の道はすべてが海岸線というわけでもなくそれほど景色が良いとも言えないのだが、交通量も少なく、信号もなく、なぁ~んにも考えずにドコドコ走れる何とも癒される道だった(安全には気を付けてますw)
スピードを出す気にもならず、ずっと40kmから50km。
前に遅い車がいても全然イライラしないのだ。
 
こういう道もいいなぁ~。
 
さてもうすぐ「宇野港」に到着予定。
「宇野」に来るのは何十年ぶりだろう?
記憶にも殆ど残ってないのだが数十年ぶりの「宇野」はどうなっているのか?
 
                            つづく