「そのままの湯野神社」⑤大山~奥出雲ツーリング【へっツー日誌】 | Jinkhairのバイカーへの道

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亀嵩駅で蕎麦を堪能?した私が次に向かうは「湯野神社」

「湯野神社」は亀嵩駅より数キロ西に行ったところにある。

湯野神社は亀嵩にたどり着いた本浦千代吉(加藤嘉)秀夫(春日和秀)親子が境内に隠れていたところを三木巡査(緒形拳)に発見された場所であり、大鳥居の傍らには「砂の器舞台の記念碑」も建立されている。

湯野神社に到着。

 

「砂の器舞台の地」記念碑。

 

 

緒形拳演ずる三木巡査が「お~い、どこに行った?」と子供らに本浦親子の所在を聞きながら駆け上がるシーン。

下の今の写真を見ても50年前と全く変わってないのが分かる。

 

「お、おい!」

 

神社には全く人気(ひとけ)が無い。ここも出雲八代駅と同じように普段は無人の神社のようだ。

湯野神社がいつ創立されたのかは定かではないが、文献によると少なくとも1300年、或いはそれ以上の古い歴史のある神社だという。

 

境内は樹齢数百年の杉の木が鬱蒼と茂り、薄暗く苔むしている。

この広い境内に他の参拝者は一人もおらず、人間はたった私一人。

 

神社という場所もあり、厳かさと心細さの入り混じった気持ちで参道を進む。

 

 

 

 

本浦親子が隠れていたのはこの本殿の床下か?

 

今は床下は板で覆われているが撮影時は外されていたのだろう。

 

賽銭を入れてお参りをさせてもらう。

 

賽銭箱の横には大きな「蛾」が!

 

蛇も!

 

ここには長居は無用だ!(笑)

蚊も寄ってくるし、さっさと降りよう!

 

緒形拳と撮影時に協力したエキストラの子供たち。

この子らもみんなおじさん、おばさんになっているんだろうな(笑)

                      (湯野神社HPより)

 

1983年(昭和58年)10月23日。記念碑の除幕式に出席した関係者たち。

原作者の松本清張、監督の野村芳太郎、脚本の橋本忍、出演の丹波哲郎(今西刑事)、緒形拳(三木巡査)らの顔が見える。

山本陽子は何故来てるんだろう?        (湯野神社HPより)

 

この除幕式には関係者以外に近所の方やファンが400人近く駆けつけたという。                 (湯野神社HPより)

 

2023年(令和5年)9月20日、すっかり静かになった記念碑の前で…。
 

「映画砂の器聖地めぐり」も終盤に差し掛かり、残すは撮影に駅舎が使われた「八川駅」のみ。

次回でこのツーリング日誌も締めくくるとする。

 

                           つづく