~またも入院②~「大部屋は嫌」 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

喉の異常な痛みと身体の不調を訴えるも、S市立病院耳鼻科のY口医師に門前払いをされ、藁をもつかむ思いで同病院の内科を受診したところ、血液検査の結果非常に状態が悪く、緊急入院となった私。

心の中で耳鼻科のY口医師に「ざまぁみやがれ!」と毒づきながら車いすに乗せられて部屋に運ばれる。

入院準備のために一度家に荷物を取りに行きたいと頼んだのだが、その間に何かあったらいけないからと却下!

車を駐車場に置いたままなんですけど、と言っても

「奥さんか誰かに取りに来てもらって下さい」とにべもない。

でも着替えも何もないんですよ、と言っても

「では病院のをお貸しします」

あの前開きの病衣、いかにも病人らしくて嫌いなんだよね、前が開きすぎて寒いし…。

こうして、何も準備もないまま病室に入ることになってしまった。

看護師に車いすを押されてエレベーターに乗り4階の病棟に。

「またここに帰ってきてしまった…」

そのまま大部屋に入れられそうになって…

「ちょっと待ってください!あの~、個室は空いてないんでしょうか?」

「あ、個室の方がいいですか?」

「できれば…」

「じゃあ、ちょっと聞いてきますね」

 

しばらくして看護師が帰って来て…

「今、あいにく1日11000円の特別室しか空いてないみたいなんですよ~」

「11000円ですか…」

流石に1日11000円は高い!

「えぇ、でも普通の個室が空いたら途中で変わることもできますよ」

「それじゃあ…それでお願いできますか」

 

一体何日の入院になるかわからないし、普通の個室が空くかどうかもわからないけど前回の入院の際、大部屋でメンタルがやられた経験からどうしても大部屋は嫌なのだ。

大部屋の何が嫌かというと、他に人がいるから嫌というわけではなく、それぞれのベッドをカーテンでぐるりと囲っているため、その閉塞感に心が病んでしまうのだ。

 

 

というわけで特別室である。
 

特別室が普通の個室と何が違うのかというとまず広い!

そして応接セットみたいなソファとテーブルがある。

 

シャワーとトイレが同じフロアに設置されているのでこのままシャワーを使ってしまうと便器もびしょ濡れになってしまうが、実際はこの間にシャワーカーテンがあってそれを引けば便器の方は濡れないようになっている。そして床も水が速やかに流れて乾く素材でできているのでトイレの方まで流れることはないよううまくできている。

 

キッチンの流し台みたいなのが洗面台とは別に設置されている。

もちろんコンロはない(笑)

だから料理するわけでもなく、洗い物するわけでもないからこの流し台は何に使うのだろうなと疑問に思うのだが…

 

トイレはもちろんシャワーがあるのは助かる。

無い場合は主治医の許可を得た上で数日前からシャワー室の利用予約を取って30分単位での利用になるのだが、個室内にあれば好きな時に使える。

もちろん点滴の管は繋がったままではあるが、入院も長く経験すると色々ノウハウが蓄積されてそういう状態でも何とか着替えたり、シャワーを浴びたりできるようになるのだ(笑)

 

そうやって2日ほど特別室にいたのだが、運よく普通の個室(トイレ&シャワー付き)が空いたのでそっちに移ることができた。

 

こうやってまた再び私の入院ライフが始まったのである。