未知の領域へ②「奥祖谷二重かずら橋~四国の酷道」【リベンジツーリング】 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

さて、「案山子の里」のユーモラスな案山子たちに後ろ髪を引かれながら、次の目的地「奥祖谷二重かずら橋」に向かう。

ここからかずら橋まではそう遠くないはずだ。

案山子の里を過ぎると道が更に悪くなる。

 

しばらく走ってゆくと、見えてきた!

「奥祖谷二重かずら橋」に到着!3月初めにここに来たときは駐車場の部分が完全に雪で覆われていたのだが、もう雪は跡形もなく消えている。

 

「サルノコシカケ」?がびっしり生えているとても立派?な看板!

 

先にここで料金を支払う、大人550円。

 

 

料金所からこの急な階段をうっそうとした杉林の中に下りて行く。

 

こんな山奥でそれほど多くの人が訪れるとは思えないが、意外としっかり整備されている印象を受けた。

 

 

ここ「奥祖谷二重かずら橋」は「男橋」と「女橋」の2本がかけられているので「二重かずら橋」と呼ばれるのだ。

 

こちらが「男橋」早速渡ってみる。

 

「祖谷のかずら橋」より少し小ぶりなのか?周りに全く人がいない分心細くてなんだか怖い(笑)

 

隙間が微妙に広く感じるのは気のせいか?

 

奥に見える滝が美しい。

 

 この隙間から落ちたらどうしよう?(笑)

 

こちらが「女橋」、「男橋」より更に小ぶりな感じがする。

 

渡り終えて料金所までの坂道が急で疲れる。

しかし、この程度の坂で音を上げていたら登山など到底無理だろうな(笑)

 

さぁ!これからついに未知の領域に足を踏み入れる時がやってきたのだ!

 

前回はここからもう少し行ったところで道が雪に覆われ引き返すことになったのだが、その地点はどの辺だっただろうか?

 

走りながら「この辺かな?」と探してはみたが、特に目印があったわけでもなくあの時は慌てていたからわからずじまい。

しかし確実にその地点は越えた。

 

さぁ、これから439号線を東に走り、国道438号線との合流地点を目指すのだ!

荒涼とした山道が延々続く、と、いきなりこの山道には似つかわしくない鉄筋コンクリートの大きな建物が現れた。

「大塚製薬」の保養所らしい。

さすが大企業!こんなところに保養所を建てるとは!

しかし何をするのだろう?

剣山にでも登るのかな?

 

この439号線と438号線の合流地点近くには四国の霊峰剣山の登り口があり、標高は1400メートルに達するのである。

そのせいか気温はグングン下がってきてかなり肌寒くなってきた。

今の装備は皮パンツにバイク用ロングブーツ。上は長袖のインナーに冬用のライディングジャケットを直接着ている。

平地では半袖のTシャツ一枚で過ごせそうな陽気ではあるが、標高と走行風を考慮しての服装選びは難しい。

もっと寒くなった時のためにインナーダウンも用意しているがまだそれを着込む程ではないようだ。

いよいよ合流地点にやってきた!

夢にまで見た(見てないけどw)その酷道の最深部、国道439号線と国道438号線の合流地点は!

特に何もなかった…(笑)

何もない代わりに何か雲行きが怪しくなって来たぞ!

今日の予報では夕方にかけて天気が崩れるとは言っていたが山沿いの天気は平地より不安定なのだろうか?

 

途中実は寄りたい所があって…

それはあのこつぶちゃんが奥祖谷二重かずら橋を訪れたあとたどり着いた「夫婦池キャンプ場」

 

「立ちごけのショックを引きずりながら「奥祖谷二重かずら橋」に立ち寄ったのちの暗闇キャンプ」(キャンプ場は5分50秒頃から)

無料キャンプ場と聞いてやって来たそうなのだが、誰も管理する者もおらず、ほぼ放置でトイレもない状態。

そんな真っ暗闇のキャンプ場でご飯を炊きラーメンを作って何とか一夜を過ごしたこつぶちゃんは先日その夜の事を後に「トラウマになりそうだった、もう二度とイヤ!」と述懐。

あ、ここだ!ここだ!

キャンプ場というよりただの池のほとりとでも言おうか…

当然無人。

まぁ、よくこんな寂しいところで野宿したもんだよなぁ~。

それも若い女性がたった一人で…。

オッサンの私でもこれは躊躇する、というか断る(笑)

向かいの家は崩壊寸前!

 

季節にもよるが本当に寂しい光景

 

 

池のほとりには申し訳程度のテーブル&ベンチがあるのみ。

 

 

 

あ、ここだな?こつぶちゃんが真っ暗闇の中で炊事したテーブルは。

 

 

こつぶちゃんは日本一周バイクの旅の大半をこのようなキャンプ場や野宿でやり遂げたそうなのだが、このようなハードな体験に懲りたのとYouTuberとして経済的に安定してきたのもあってか現在はホンダの「N-VAN」を新車購入してバイクを車に積んでのスタイルで新たなステージに臨もうとしている。

確かに野宿と車中泊と比べたら安心感は雲泥の差だ。

車ならドアを閉め、ロックしてしまえば雨風はもちろん、防犯の意味でも心強い。

増して若い女性である。

もし暴漢に襲われたりでもしたらひとたまりもないであろう。

こつぶちゃんの選択、進化は十分理解できる。

が、しかし動画の面白さとして考えたらやはり「四国編」で見せた「限界旅」こそこつぶちゃんの「真骨頂」であり、今のこつぶちゃんがあるのではないのだろうか?

これからこつぶちゃんは動画にできなかった日本一周の「北海道、東北、関東」をもう一度回って動画に収める予定でいるらしい。

それがどういうスタイルになるのかはわからないが、最低限、身の安全は確保しながらの以前のようなスタイルで見せてもらいたいというのが一ファンの希望なのだがどうだろうか?

 

さぁ!あとは下るのみ。

しかし、ここで空はさらにどんより曇って来たぞ!

 

ついに小雨がパラパラと!

まずい!今日は合羽を持ってきておらん!

 

何とか山を下りて雨雲ゾーンを振り切る。

吉野川を渡り、再び山間部に。

そして徳島県と香川県の県境を貫く「三頭トンネル」に差し掛かる。

嫌だなぁ~

 

いよいよトンネルにイン!

 

暗い~!長い~!

 

やっと出口が見えてきた!

 

抜けた~!

 

やっぱり、このGNにも「トンネル殺し」を装備せにゃいかんな!(笑)

Vツインマグナに装着した「トンネル殺し」(フォグランプ)

 

というわけで、「リベンジのリベンジ、奥祖谷二重かずら橋~四国の酷道」は終了します。

実際は今回走った中では「酷道」と言うほど酷い道はありませんでした。

でも、それは日夜道路を維持管理していただいている方々の努力のおかげだと感謝いたします。

 

それではまた!