【思い出味紀行PART2】名門揚子江ラーメン「ワンタンメン」 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

「名門 揚子江ラーメン」

これも20代後半のROYAL21ウメチカ店時代。
若いスタッフが沢山いて、店長を中心にみんな仲良くて終わってからよくみんなでカラオケとか行ったな、一番大きい部屋を10人位で(笑)
そうやって飲んだ〆に訪れるのは決まってココ、「揚子江ラーメン」

昔はこの斜め前にも店があったと記憶している。それにしても揚子江ラーメンは総本店も近いし、何故このように近距離に店を出すのか?

 

飲んだ〆にはピッタンコのこのラーメン、一体どんなラーメンなのか?
普通のラーメンを期待して望むと肩透かしを食らうこと間違いなしのあっさり、いや、あっさりしすぎたラーメンなのです。
系統は塩ラーメンか、とんこつラーメン全盛の今、こういうラーメンは珍しくなった。
〆にあまり油ギトギトのラーメンはちょっと・・・という時、このあっさりがとてもマッチするんです。
お酒を飲んだ後にラーメンが食べたくなるのは、体内でアルコールを分解するときラーメンなどに含まれる栄養素が必要になるためで、身体が本能的に欲しがるのがその理由とか。
でも飲んでいるときもそれなりに食っているので、更にラーメンなどの高カロリー食は高脂血症、糖尿病などの原因になりますのでそういう意味でもこの「揚子江ラーメン」はピッタリ、かな?(笑)

 

実は、今回訪れたのは昔行ってた阪急東通りの「名門揚子江ラーメン」ではなく、泊ってたホテルの近くの兎我野町にある「揚子江ラーメン林記」


梅田界隈にはこの揚子江ラーメンの店が数店あり、経営者が違うので微妙にメニューが違っていたりするのです。
注文してほどなくしてやってきました!澄んだスープに白い麺、その上にはネギと水菜(名門では春菊だったような・・・)チャーシューが2枚。
それが独特の平べったいどんぶりに入って出てくる。このスタイルはどこで食べても「揚子江ラーメン」ですね。


いつもは味のアクセントが欲しいので「ワンタンメン」を頼むのですが、今日は半チャンセットを頼んだので基本のラーメン。

一口スープを飲むと、かすかに感じる塩味と鶏ガラ風味。水菜をかき分け麺に行く。

いかん!写真を撮ったりしている間に麺がくっつきかけてる!
それほど、やわらかくてデリケートな麺なのです。慌ててほぐしながら口に運ぶ。

そうめんのような超あっさりの柔らかストレート麺、そしてこの一口目の物足りなさ感!

これぞ揚子江ラーメン(笑)

しかし、この麺、本当にそうめんを使ってるんじゃないだろうか?

そんな筈はないわな(笑)

そのくらいあっさりしてるんです。

そんなあっさり麺ですが、スープや添えられた薬味、チャーシューなどと一緒に食べ進むと何とも言えないうまみを感じてくるんです。

まるで、最初はにべもなく全く相手をしてくれなかったあの娘が少しずつこっちを見てくれるようになるかのような淡い手ごたえです。

しかし、このままでは決め手に欠ける!

あの娘を振り向かせる何かが必要なのだ!

と、いうわけで揚子江ラーメンには必殺の味変アイテム「フライネギ」がある!

というわけで、写真の都合上最初から入れてしまっていますが(笑)ラーメンの上に浮かんでいる茶色いモノこそそのフライネギ!

どんぶりの上にかすかに写り込んでいる瓶に入っていて好みで入れ放題。

これを投入すると超あっさりのスープにグッとコクが増し、えもいわれぬうまみを醸し出すのです。

「ズルズル」「シャキシャキ」(水菜を食べる音ね)「ゴクゴク」(スープを飲む音)・・・・「タン!」(どんぶりを置く音ね、しつこい?)

「ふ~っ、うまかったぁ~!」

最初は素っ気なかった彼女も媚薬の力で最後はイチャイチャ、満足のフィニッシュを迎えることができました!

え?例えがいやらしいって?

 

ま、いいじゃないですか。

人間の「欲」は留まることを事を知らず、それが世界を進歩と滅亡に導く。

間違いないことは「揚子江ラーメン」は25年前のあの時と全く変わらない味で今も「そこ」にあります。

 

同僚だったFさん、一緒に食べに来ましたよね、覚えてますか?

あの時一緒に食べた「揚子江ラーメン」僕は今日一人で食べました。

あの時と同じでおいしかったです。

この味あなたはもう忘れたでしょうか?

 

僕はまた食べに来ます。