Amorphis / The beginning of times | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

皆さんは、こんな経験はありませんか?





クラスメイトの彼女の事はずっと昔から知っていた。


特に気にかけたこともなく、感じの悪い子だとは思ってなかったけど、全く意識することはなかった。


しかし、ある時、彼女の何気ない仕草が気になって、それから彼女を少し意識するようになった。


そうなると、なぜか彼女の事ばかり見てしまう、彼女の事ばかり考えてしまう。


彼女に会いたくて、声が聴きたくてたまらない!









これって、恋?


恋なんだろうか?・・・・





ちょっとポエム風に書きましたが、実は僕、最近こんな経験をしたんです!





僕が恋に落ちた相手とは、フィンランドのメロディックデスメタルバンド Amorphis (笑)





スミマセン、ややこしい書き方して(笑)


ホンマに生身の女性に恋しちゃったら大事ですから・・・(;^ω^)





僕がひいきにしているネットレンタルCDのビートルレコードで毎回CDをまとめ借りするという事は以前書きました。


その中にこのAmorphisのアルバムが数枚あってお店のオーディオや車のオーディオにまとめて突っ込んで他のアルバムと共に聴いておったわけです。


例でかいた通り、当初はあんまり惹かれるものを感じずにただ聴き流しておりました。


ここでAmorphisの紹介、いつもの通り他サイトから引用です(笑)





1990年に結成されたフィンランド、ウーシマー州ヘルシンキ出身のヘヴィメタルバンド。

Jan Rechberger、Tomi Koivusaari、Esa Holopainenらによって1990年に結成され、当初はデスメタルバンドとして活動を開始したが、その音楽性はメロディックデスメタルへと移行した後、次第にフィンランドの民族音楽を取り入れ、哀愁溢れる独特のヘヴィメタルを完成させる。その特異性ゆえ一般的なヘヴィメタルのリスナーには長らく敬遠されてきた感があるが、2006年に発売されたアルバム「Eclipse」はヘヴィメタルの要素と民族的な旋律が高い次元で融合を果たし、高い評価を受けた.





僕はへヴィメタルファンですが、このデスボイスって言うのがどうもね・・・。


受け付けんわけです、デスメタル、ブラックメタル、スラッシュメタルではよく使われることが多いんだけど、まぁシャウトの部分だけとかなら格好いいと思うけど、全編デスボイス(正式にはグロウルと言うらしい)でやられると、さすがに聴けない・・・(;´Д`)


好きな人は好きなんだろうけど・・・。


ちなみにデスボイスに対して普通のボーカルの声をノーマルボイスとかクリーンボイスと言うそうです。





このAmorphisも当初はデスメタルバンドとして活動してましたから、デスボイスのボーカルが約9割を占めていてたまにクリーンボイスが入る程度でしたが、メンバーの変遷やサウンドの志向が変化したせいで徐々にクリーンボイスの割合が増え、現ボーカリストのトミ・ヨーツセン加入後は彼がデスボイスとクリーンボイス両方を使いこなせる器用さもあってか、絶妙の使い分けを見せます。


そして彼らのスタイルを完成させたという傑作アルバムがこの「The beginning of times」なのであります。





The Beginning Of Times/Nuclear Blast



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で、今度はビートルレコードからの引用・・・





フィンランドが生んだメランコリック・メタルの英雄、アモルフィスの通算10作目。またも祖国の叙事詩「カレワラ」をルーツに、「カレワラ」の主要登場人物であるワイナモイネンというフィンランドの神を中心としたストーリー。バンドの成熟度と充実度が感じられる最高傑作かつ抒情的なメロディが最高レヴェルに達した名盤。





傑作アルバム!と言いながら長くその良さに気が付かなったのに今更言うな!


と叱られそうですが、ほんとにこれがイイのですよ!


何故すぐに気付かなかったのか?





「ベタ」とも言えるメランコリックで抒情的なメロディーにトミ・ヨーツセンの絶妙に使い分けされたクリーンボイスとデスボイスが乗ると、他のバンドではまねのできない独特のドラマティックでプログレッシブな世界観を醸し出します。





特にこのアルバムは本当に捨て曲なし!とも言える贅沢な構成、アルバム3枚分くらいのクオリティーがギュッ!と詰め込まれています。


ファーストナンバーの「Battle for light」から7曲目の「Reformation」まで正に名曲、佳曲の怒涛の攻め。





どれも甲乙つけがたい佳曲揃いで紹介に迷います


ええい!


全部紹介してしまえ!





「Battle for light」


民謡のようなフレーズにデスボイスが程よくミックスされて彼らの独特な世界観を知るにはうってつけの佳曲です。






「Mermaid」


テンポの良さと女性コーラスを織り交ぜ、洗練されたポップながら評価の高い曲です。






「My enemy」


のっけからド迫力のデスボイス、しかしクリーンボイスにチェンジするところが憎い(*´∀`)











「You i need」


出た!得意の民謡的フレーズからメランコリックなミドルテンポのパワーバラード。






「Song of the sage」


これもいい出来です、ツボをとらえたリズムチェンジにやられます。






「Three words」


まだまだこんなもんじゃないぞと、言わんばかりに次々と佳曲を繰り出されると一体どれだけアイデアがあるのかと感服するしかない。






この「Reformation」のイントロ、意味ありげなピアノの美旋律が、やがて疾走し、トミ・ヨーツセンのやや陶酔したようなボーカルが満を持す!


これを聞いて心震え、血がたぎらないハードロックファンがいるのでしょうか?


僕が知っている曲の中でも5本の指に入るイントロのカッコよさ!








もちろんこの後の曲も全く失速することなくAmorphisワールドを堪能できます(*´ω`*)





彼らはこの「THE BEGINNING OF TIMES」発表後の2011年6月に来日してライブを行っていたらしい、あ~あ、もう少し早く彼らの良さに気付くのが早ければ生で観れたかもしれなかったのになぁ~(;´Д`)





しかし最近ニューアルバム「CIRCLE」をリリース、また来日が実現するかもしれない、よく注目しておこうo(^▽^)o