かなり長いこと放置してしまっていた・・・・。
4月に行ったDream Theater のライブレポも書いていない、ライブに行ってレポ書かなかったなんて初めてだ・・・。
仕事が忙しかったこともあるし、同友会の「経営指針を作る会」の課題作りの方も大変だったし・・・・・
でも理由は他にもあるんだな・・・。
もちろん!Dream Theaterは素晴らしいバンドで僕も大好きだし、ライブが良くなかったなどということは決してない!
だけど、僕のマイブームとちょっとズレちゃったんだよなぁ・・・。
誰でも「マイブーム」っていうか、一時期そのバンドやアルバムばっかり聴いてたりすることあるでしょ?
僕も今まで、ドリムシばかり聴いてた時期、マノウォーばかり聴いてた時期、プレマンばかり、アングラばかり、とまぁ色々菜時期があったんですが、いま僕の心を捕らえて離さないバンドがあるのです。
そのバンドの名前はDark Moor
スペイン出身のメロディックハードロックバンドで、シンフォ系とか、ネオクラ系とも称される彼らのサウンドだが、早い話、最強の「クサメタル」なのだ!
クサメタルとは?
う~ん、一言で説明するのは難しいのだが、なんというのかな?
例えば「クサイ演技」って言うよね?クサイ演技ってのは、キザな台詞や、ちょっと恥ずかしい演技、いまさら的な表現を憶面無くやるって事じゃない?
同じように、ちょっと恥ずかしい大仰な表現、フレーズを躊躇もなくやっちゃうバンドのこと。
で、なんでそんなクサイメタルを好きこのんで聴くのかって?
実は、実はそのクサイのがたまらなくイイんです!(笑)
「いままで知らなかったのがこんなに悔しいバンドはない!」
「曲が素晴らしすぎる、どこがサビか分らないほど、どのフレーズも印象的!(笑)」
「ツボを突かれまくって悶絶しそう!」
「異臭騒ぎが起こりかねないほどのクサいメロディ」という前評判につられて購入した「クサメタラー」たちを一撃で悶絶させた!」
「この大仰なまでのクラシカルさ、荘厳さ、人前では聴くのをためらうクササがタマラナイ!」
「決してBGMにはなりえない、クドいほどに「濃い」メロディがとめどなく溢れ出してくる様は圧巻!」
「クサイのが好きな人間に絶対に聴いて欲しいアルバム、人類の宝だ!!」
そうでしょう!そうでしょうとも!
クサメタルファンの声はどれも納得、納得。
やはりメロディは世界共通なのだ!
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これは、バンドの顔であったヴォーカルのエリサ・C・マルティンをはじめ、3人のメンバーが脱退し、大幅なメンバー・チェンジを経て発表された4枚目のフル・アルバムで、4枚目にして初めてバンド名が冠された。
Dark Moorのアルバムを紹介するとして、どれを持ってくるのか、非常に悩みどころで、評価の高いエリサ嬢のいた2nd、3rdも考えたが、ここは初めてバンド名が冠され、後の「AUTUMNAL」「ANCESTRAL ROMANCE」と更にシンフォニックにクラシカルに進化する事になるDark Moorのターニングポイント的なアルバムとしてこちらを紹介したい。
このアルバムからボーカルパートを取ったアルフレッド・ロメロ。
実力女性ボーカリスト、エリサ・C・マルティンの後任という難しい役回りだったが、彼の声質が非常に中性的だったため、ボーカリストが女性から男性に代わるという一大事にしてはそれほど違和感を感じさせない。
もちろんそれもバンド側の狙いではあっただろうが、ただ違和感がないというだけでなく、先ほども述べたが、後のアルバムを見てみると、当初ファンから惜しまれたエリサ嬢の脱退に伴うボーカリストの交代劇もバンドにとっては進化をもたらすターニングポイントであったのかも知れない。
しかし、このアルバムでは、まだ後の進化を可能性を垣間見ることはできるが、まだまだ線が細く、危うくてまだDark Moorの楽曲を違和感なく歌うことに精一杯という感じで彼独自の色はいまいち見えず、何とかエリサ嬢の穴を埋めたという感じではある・・・。
ファーストナンバー「A Life For Revenge」
「ライフォーリベンジ♪」とお経のようなユニゾンから「ダダダッ!ダダダッ!」と鋭いドラムが入ったと思ったらバイオリンの美旋律が否が応でも、聴き手の気分を盛り上げる。
こう言うところがうまいんだよなぁ・・・このバンドは!
イントロで期待させてコケると言うことが殆ど無い。
そしてバンド名を冠したアルバムで、さらにバンド名を冠した曲「The Dark Moor」
森の小人か妖怪のささやきで幕を開ける、壮大な抒情絵巻!
「ダーク、ダーク、ウェルカム、ザ、ダーク!」のコミカルにも聴こえるサビが印象的な前半部分が終わると、3分40秒からの第二幕が始まり、さらに物語の深淵に聴くものをいざなう。
ここらあたりからのクラシカルなギターは絶品!
そして6分過ぎからのボーカルパート、一体いくら手数を出してくるんだろ!
待ってましたとばかりのソプラノパートに悶絶!
急所を突かれて総毛立ち!
「The Dark Moor」まさにその名にふさわしい堂々とした出来栄えである!名曲!
エリサ嬢の愁いを帯びたハスキーな声も魅力的だったが、アルフレッド・ロメロの時折見せるオペラチックな歌いまわしもこのバンドをのちに大きく成長させる大きなポイントになったのは間違いのないところだろう。
Dark Moorはまだ日本に来たことはない、今彼らが来てくれたら僕のマイブームとぴったりでそれこそ卒倒するくらい興奮モノなんだけどなぁ・・・\(^o^)/