Praying Mantis / Sanctuary | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

2009年11月4日プレイングマンティス大阪公演レポ 下


 

会場は心斎橋パルコの8階「心斎橋クラブクアトロ」


 

行ったことはないけど人に聞いたところ「あんまり広くはない」とのこと、プレイングマンティスくらいなら大阪城ホールやドームは無理としてもフェスティバルホールくらいは一杯にできるんじゃないかな?

 

そんな狭い、しかもライブハウスなんかでしたらギュウギュウ詰めで見なくちゃならんのじゃないか、そういう盛り上がり方もいいけどオッサンにはチトキツイあせる


 

それを見越して早く入ろうと思ってたのにグズグズして出遅れた!


 

息せき切って会場のパルコに、ライブの入場者でごった返してるんじゃないかと思ったら、普通の買い物のお客さんばかり。


 

エレベーターに乗って8階のボタンを押そうと思ったら、先に小学生くらいの子供を連れた家族づれの方が先にボタンを押した、ん? 8階? まさかあんたら子供連れでライブ見るつもりですか?


 

いよいよ会場のクラブクアトロへ、段々気分が高まってくる、6時開場なのにちょっと遅れちゃった、もう中は一杯で熱気が溢れてるんだろうか?


 

ホールに足を踏み入れて驚いた!


 

せ、狭い !  想像はしていたが思ってたより全然狭い!


 

そして・・・    客が50人くらいしかおらん!



 

ここはライブハウスなので、席は決まっていない。最前列で見ようと思えばステージの真ん前にスタンディングで陣取ってもよし、2列くらいあるカウンターやテーブル席に座ってもよし。

 

2列目のカウンター席をなんなくゲット、それでもステージまで10~15メートルくらいか。


 

やっぱりプロモーターの読みは的確だったか、しかしバンドの皆さんが気の毒になってきました。


これなら当日券でも余裕で入れましたね、チケット予約にあんなに慌ててた自分は一体何だったのでしょうか(笑)

7年ぶりのニューアルバム、10年ぶりの来日を日本のファンは熱狂を持って迎えると思っていたのに、はるばる遠くからやってきたメンバーがこれを見たらがっかりしてやる気も失せちゃうんじゃないだろうか。



サンクチュアリ/プレイング・マンティス

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開演時間の7時前になってさすがにぼちぼちお客さんも入り始めましたが、それでも100人超くらいか、

 

集まったファンを見渡して思わず苦笑、やっぱり僕と同じくらいの40代の方が多いみたいです、仕事帰りなのかスーツ姿の人も、中には「アイアンメイデン」や「ホワイトスネイク」のTシャツを着て最前列に陣取り気合いが入っている若いファンもいますが。

 



Jink Hairのロックな日々-Praying Mantis
 

 

いよいよメンバーが登場!いくら客入りが悪いといっても、否が応でも場内は盛り上がってきます。

 

メンバーも年を重ねた分、余裕のリラックスムード、なんせバンドとの距離が短いんで、メンバーの動き、様子がダイレクトに伝わってきます。


 

まず「A CRY FOR THE NEW WORLD」からタイトルチューン「A CRY FOR THE NEW WORLD」

 

これで観客は一気にヒートアップ!


 

そして2曲目「Time Tells No Lies」より「Panic In The Streets 」

 

しかし新ボーカリスト、マイク・フリーランドはうまい!高音がきれいに出ている、ライブでは結構フェイクしてごまかすボーカリストもいるが、全く手抜きなし!

 

ツルツル頭で上はレザーのベストだけといういでたちのティノもピョンピョン飛び跳ねるようなパフォーマンスで楽しそう。

 

ドラムスは若いが、クリスら他の熟年メンバーは終始にこやかリラックスムードで、まるで地元で見るギグのような雰囲気の中、おなじみの名曲を連発!


 

ニューアルバム「Sanctuary」より「Turn The Tide 」

 

マイク・フリーランドが見事に歌い上げた、感激で目が潤む。



 

このPVのライブ映像、僕が見たライブそのまんま、バックのロゴの入った垂れ幕?も同じだし。でもPVの男性、ティノを意識させるかのようなツルツル頭、笑えます。
 

そして、待ってました「To The Power Of Ten」より「Don't Be Afraid Of The Dark 」

 

アルバムではあのゲイリー・バーデンがボーカルをとっていた曲です、堪らず「ドンビ~♪」とサビを合唱!


 

プレイングマンティスはトロイ兄弟以外はメンバーチェンジが激しく(激しく、というより、アルバム制作のたびにトロイ兄弟が他メンバーを集めている感じですが)2枚続けて同じボーカリストでアルバムを作った事が1度しかありません。コリン・ピール、トニー・オホーラ、ゲイリー・バーデン、らも好きでしたが、このマイク・フリーランドもできるだけ長くプレイングマンティスで頑張ってもらいたいものです。


 

僕は「Demorabilia」も含めてプレイングマンティスの出したものはほとんど持ってるので、やる曲やる曲おなじみの大好きな曲のオンパレード。それがバンドとオーディエンスの距離が近いというライブハウス特有の環境の中、まるで手の届きそうな眼の前で繰り広げられるライブパフォーマンス。(実際最前列に陣取ったファンは握手してもらったりしてましたよ、僕ももっと前に行けばよかったかなぁ)

 

こんなうれしい事はありません、このような感激を味わえたのも狭い会場のおかげ、大きいホールではこうはいかなかったでしょう、バンドのメンバーには気の毒でしたが。

 

とにかくそんなこと全く腐ることなくエネルギッシュにまた本当に楽しそうに演奏を続ける彼らにホント好感を持ちました、このバンドは本当にイイ。


 

いつまでも聴いていたいのですがライブも終わりに近づいてきました。


 

アンコールに、やっぱりきました「Children Of The Earth」皆で大合唱!


 

もっと、もっと聴きたかったけど残念ながらライブは終わりましたが

 

「マンティス!マンティス!」

 

の呼び声にメンバーがもう一度戻ってきてくれて、別れを惜しむように挨拶してくれました。


 

こじんまりしていましたが、本当にいいライブでした、これからもずっと応援し続けたいバンドです。


 

でも彼らをもう一度見る日は来るんでしょうか?


 

プレイングマンティス大阪公演セットリスト

 


1 A Cry For The New World
2 Panic In The Streets
3 Restless Heart
4 Tears In The Rain
5 Can't See The Angels
6 Turn The Tide
7 Highway
8 .InTime
9 Don't Be Afraid Of The Dark
10 Rise Up Again
11 Turn The Tables
12 Letting Go
   Encore
13 Children Of The Earth
14 Captured City




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