Jinkhairのバイカーへの道

Jinkhairのバイカーへの道

こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

何度も目を覚まし、ようやく日が昇る時間になった。

朝になって気が付いたのだが、最初はピッタリ右眼に密着していた眼帯が少し下の方が剥がれて隙間が開いているではないか!

 

左眼の時は完全に眼帯が密着していたため診察前に看護師に外してもらうまではどういう見え方をするのかは分からなかったが、これをもう少し上に持ち上げてやれば見えるのではないか?

 

イヤイヤ!

いらんことをせん方がいい!

診察までのお楽しみに取って置こうと思ったはずじゃないか!

でも…

でも…

見たい!

 

これって、あれかな?

女風呂を覗ける隙間を見つけた時の心境に近いのかな?

やったことは当然!ないが(笑)

 

そうだ!全部外すわけじゃない、この隙間からちょこっと覗くだけなんだ!

そうそう!バレなきゃいいんだよ!バレなきゃ!

(女風呂を覗く時もこんな感じかな?しつこい?)

 

そ~っと眼帯を持ち上げて下の方を見てみる。

そこには正に今打ち込んでいるサーフェスのキーボードと液晶画面が…

おぉ!

鮮明に見えるぞ!

ずっと眼帯をしていたせいで眩しく感じるが、逆にそのせいで左眼より鮮明に感じる。

良かった…

とりあえず見えることに安心して朝の診察を受けることができる。

 

ただ、ちょっと気になったのは左眼との焦点距離がやや違う事。

右眼の方がやや近い所に合っているように感じる。

ま、でも昨日手術したばかりだしな。

それにどちらにせよ遠近のメガネは必要になるんだからそこで調整して合わせればいいだけだし。

 

朝8時の朝食を食べ終わったところで眼科に呼ばれる。

さぁいよいよこの鬱陶しい眼帯が外れる。

前と同じように待ち合いで待っていると看護師が来て、眼帯を外し、周囲を消毒し、点眼してくれた。
そして用意していた消毒済みの保護眼鏡をかける。
 

 そして、眼圧や視力の検査の結果、裸眼では0.3、矯正で1.2出ているそうだ。

今のところ、左眼の時に感じたプルプル震えるような感じや影が見えるかのような違和感は感じられない。

利き目の右目が上手く行けば万々歳だ!

何しろ人工のレンズを入れているのだから多少の不具合、違和感は致し方ない、細かい事を言っても仕方がない。

そう思うようにしよう。

 

しかし、これからが問題だ。

何故かと言うと視力がリセットされた事で、今まで使ってきた眼鏡は度がキツくて全く使い物にならない。

これまで2週間なんとかなっていたのは利き目の右目がそのままだったから、今までの眼鏡や右眼だけコンタクトを入れたりして何とか仕事や運転、生活が出来ていた。

しかし右眼も手術した今はこの手は使えない。

裸眼では仕事も心もとない視力だし、運転はもっと危ない。

だからと言って今までの眼鏡は使えない。

 

今から眼鏡店に駆け込んでも最低1週間はかかるし、視力が安定しないうちに慌てて作ってもまた合わなくなる畏れがある。

 

何かいい手はないものか?

私はこれまで老眼や白内障で近視が進んだせいで使えなくなったメガネが多数持っている。

これらの中で今のこの眼に合うメガネはないものか?

 

色々試してみる。

まず最初に作った遠近両用メガネ。

直前まで使っていたメガネに比べるとまだ度が弱い分マシだが、これも合わない。

 

次は3年ほど前に仕事用に作った「中近メガネ」中近とは遠近に比べて近くを優先したメガネ。

このメガネだと遠くは見にくいが近くを見るのは楽なので仕事用に使っていたのだが、白内障で視力が落ちたためここ1年くらいは使わずに放置状態であった。

 

かけてみる。

 

おぉ!

丁度いい!

メチャクチャよく見える!

遠くの山の木々の枝、人の顔、標識、看板の文字、すべてがクッキリハッキリ、そして色鮮やかに見える!

素晴らしい!これが本来の見え方なのか!

 

もちろん今の視力に正確に合わせたわけではないが

これで当分は行けそうだ!

 

これで視力が安定する頃にメガネを作るか、レンズを換えればいいだろう。

それまでにこれからのメガネのラインナップをじっくり考えればいい。

 

来週27日火曜日の診察を終えれば、約1か月かかったこの白内障治療も終わる。

 

白内障は、50代で40~50%、60代で70~80%、70代で80~90%、80歳以上ではほぼ100%が発症するといわれている。

このブログを読まれている方もいずれは体験することだと思うのでこの「白内障を克服せよ」シリーズが少しでも皆様の参考になれば幸いです。

 

それで次こそはバイク記事でお会いしましょう(笑)

さぁ、準備は整いあとは手術を待つのみだ!

14時10分ごろ看護師がやってきた。

「そろそろ行きましょうか」

 

車椅子に乗り換えエレベーターに乗り、2階の手術室に向かう。

2回目なのでもう大体の段取りはわかっている。

手術室の手前の部屋で、名前の確認、サンダルの履き替え、キャップを被りテープで止める。

 

少し待っていると、前に手術を終えた患者が出てきた。

一体一日に何人の手術が行われるのだろう。

 

そして、いよいよ手術室に入り、手術椅子に座るとリクライニングされ、色々な検査機器が取り付けられる。

眼の周りを入念に消毒し、小さな穴が開いたシートを被せられ、さらに眼を固定させるテープが張られ、瞼が閉じないように器具で固定する。

大量の消毒薬か目薬か麻酔薬かが右眼に注がれ、非常に眩しい照明が目の前に持って来られると、もう何も見えない。

いよいよ手術が始まるのだ。

「麻酔の注射をしますね~」

感覚でしかわからないのだが、白目の端の方に麻酔の注射が打たれる。

右眼も左眼と同じように虹彩が水晶体に癒着して目薬では剥がれないので麻酔をして「ヘラ」のような器具で物理的に剥がす作業が必要なのだ。

その為の麻酔である。

 

麻酔を打たれると眼の奥がズーンと重く感じる。

さぁ!これから虹彩の剥がしにかかるのだ。

今回も無事に剥がれてくれるのだろうか?

 

しばらく眼をグリグリされている感覚がする。

麻酔のおかげで強い痛みは感じないが、やはりやっていること想像すると思わず椅子をつかんだ手に力が入る。

 

正面に無影灯の中のLEDの形なのか半円状の影が2つ、医師が眼球を触るたびそれがユラユラと揺れる。

 

医師が一呼吸置いた。

虹彩が無事剥がれたんだろうか。

剥がれたとしたら、これから白濁した水晶体を超音波で砕き、吸い出す作業に入るはずだ。

 

そして、あの「チリチリ」という音が耳元で鳴り出した。

やはりこれはその機器の音なんだ。そしてそのチリチリ音と同時に少し離れた所で「バフォ~ン!」とパイプオルガンのような音が聞こえる。

前も気になっていたのだが、結聞けずじまいだったが…。

 

しばらく断続的にチリチリ音がする。

多分残さないように入念に吸い出しているのだろう。

 

先ほどまではっきり見えていた2つの影がぼんやりとしか見えない。

「これからレンズを入れますからね~」

手術はいよいよ終盤に差し掛かったようだ。

 

そしてレンズが入ると、あの2つの影がハッキリと見えるようになった!

「終わりましたよ!」

顔にかかっていたシートやテープが剥がされ、すぐさま眼帯を被せられる。

その間にどんな見え方なのか確認したかったが、眩しい照明のせいで全く見えなかった…

まぁ、明日の朝の楽しみにとっておこうか。

 

執刀医のK嶌先生に礼を言い、再び車椅子に乗って手術室を出る。

特に何かない限り、もうK嶌医師に会うことはないかも知れない。

 

手術室を出ると、もう次の患者が待っていた。

K嶌医師は今日だけで一体何人の患者の手術をするのだろう。

私の場合虹彩を剥がすという行程があったが、通常はそれがないため手術にかかる時間は本当に短く、15分もあれば十分だろう。

こうやって流れ作業のように何人もの患者の手術が行われる様は私の仕事とは次元が違うものの、共通する部分があるのかもしれない。

 

眼の手術は患者にとっては人生や生活がかかった一大事。

しかし医師にとっては一日に何人もの手術を行う中の一人。

 

重要さは全く違うが、私たちの仕事も同じだ。

私も店が忙しく、お客様が何人も待たれている時などは、早くカットを終わらせて次のお客様にかからねば。と思う時もある。

しかしお客様にとってはそんなことより自分の髪をしっかり、丁寧にやってほしいはず。

もちろん繁忙時に一人のお客様に必要以上に時間をかけることはあってはならないが、忙しくともお客様を不安にさせないような、不満を感じさせないような心配り、言葉がけ、態度が大事なんだな、と改めて思った。

 

手術直後、利き目の右眼が眼帯に覆われ、左眼は元々視野の上部が欠けているので、非常に見づらい。
 
前回は左眼の手術で右眼は見えていたからそれほど不便は感じなかったが、今回はスマホを見るのも億劫になるほどだ。
改めて日ごろ利き目の右眼に頼って生活していることを痛感する。
もしこの右眼の術後の具合が悪かったら…
想像しただけでも恐ろしいが、もうやってしまったから後戻りはできない。
 
テレビを見るのも、スマホをいじるのも、サーフェスでYouTubeを見るのも億劫。
夕食が済んだらもう後は寝るしかない。
まだ9時にもならないが、看護師が消灯していいかと聞いてきたのでOKした。
 
こんな時間に寝れるのか?
酒も飲まずに?
 
やっぱり眠れない…
うつらうつらして同室の患者の些細な物音で何度も目が覚める。
うるさいというわけではないが、カーテンで仕切られているとは言え、隣のベッドとは2メートルくらいしか離れていない、そこに全く見ず知らずのおっさんが寝ていると思うとやはり落ち着かない。ま、向こうも同じだと思うが(笑)
 
今のところ、イビキのうるさい患者はいなさそうだ…
と、思ったら…
「ブ、ブ、ブ、ブ、ブ~ッ!」
 
チッ!やりやがったな!
なら、こっちもお返しだ!
エイ!(笑)
 
そんなこんなしながら長い夜が明けた。

いよいよ白内障手術の総仕上げ、右眼の手術の日になった。

手術のスケジュール、行程は左眼の時と全く同じだから戸惑うことはない。

朝7時ごろ起床し、この日は風呂に入れないので朝にシャワーを浴びて、入念にシャンプーも済ませる。

そして最初の診察で2週間ぶりに執刀医のK嶌医師に再会。

これまで3人の医師に伝えてきた2つの違和感について伝えてみた。

「プルプ」」と震えるような感じがするのは前の医師がいうようにまだ眼内レンズが安定していないせいではないか?

そして左端に影のようなものが見える、という点については「網膜剥離」の恐れがあるかもしれないからと、散瞳薬を入れて検査するもその兆候はないとのこと。

そしてK嶌医師の見解は「硝子体の混濁」によるものではないか?とのこと。

硝子体とは眼球を満たしているゼリー状の液体で、これが混濁すると網膜に正しく光が届かず、結果見え辛くなると言うのだ。

これもやはりぶどう膜炎が原因で進むのだそう。

これが進行した場合は手術が可能だというが…

改めて、あの私のサルコイドーシスは全身の発疹が収まったと思ったら、今度はぶどう膜炎と言う眼の病気でジワジワと私を苦しめることになるのか…。

 

 

今回も節約して「大部屋」
イビキのうるさい同室者がいませんように(笑)
前回の時は書かなかったが対角のおじいさんがしきりに看護師に「便が出んのじゃあ~」と訴えててベッドの横に置いたポータブルの便器で頑張っている?らしく、「うわぁぁ~!勘弁してくれよ~」と思ったが幸いこちらに匂ってくるようなことはなかったが…。
まぁ、色んな病気を抱えた色んな人がいるので仕方がない。
将来は逆の立場になるかも知れんのやから…。

部屋に入ってすぐさま自分好みにカスタマイズ。

 

前回の入院時当日の昼、夜、翌朝の3回食事が出たのだが、いかんせんおかずが足りない。

よって今回は準備万端(笑)

こんなに食えないけどね(笑)

 

そして食料を冷蔵庫にイン!

 

後で薬を届けに来た看護師が「この目薬は冷所保存になってますから、冷蔵庫に入れときますね~」と冷蔵庫を開けたもんだから全部見られてしまった(笑)

ま、今回は内臓の病気ではないから支障はないだろう。

 

 

右と左、間違えないようにシールを張る。
 
12時半から看護師が10分置きにやってきて点眼。

 

これも前回と同じ。

その後点滴して14時20分に手術の予定だ。

点滴の前に術着に着替える。
これが結構暑いので中にはタンクトップを着ているのだ。
点滴開始、後は手術を待つのみ!
 
さぁ、今回の白内障治療もいよいよ佳境に入る!
右眼の」手術は無事終わるのか?
以下次号にて!

左眼の手術から10日、眼の調子はどうか?

視力は回復し、色も鮮明に見えるようになった。

しかし、気になる点が2つある。

1つは瞬きや何かの拍子に左眼の左側が「プルプル」と震えるような感覚になること。

そしてもう一つは特に目薬を差そうとして上を見たりしたときに左の端の方に半円形の影のようなモノが視界に入るため、左端の視界がやや狭く感じることだ。

これは手術翌日から感じていたことで、翌日の診察の際も女医さんに伝えたのだが、そういう違和感はいずれ消えるか、慣れるのではないかという返答だった。

 

 

 ※写真は本文とは関係ありません。

「大蔵」の「鶏天ザル」メチャクチャ美味くて毎週通っている!

 

手術の3日後の8月9日にも私の眼の炎症が元々あるため診察が必要とのことで再び病院に…。

そしてまた違う医師の診察だ(笑)

どうも執刀医のK嶌医師はこの○チン病院には火曜日しかこないようだ。

なので翌日の診察も、この日の診察も違う医師だったのだ。

そして再び違和感について訴えるも、今日の医師は何となく無責任な感じで、「白内障手術でよりクリアに見えるようになったせいで、今まで見えなかったものが見えたのでは?例えば飛蚊症とか?」

などというではないか。

この左側に見える影のようなものと飛蚊症の区別ぐらいできるわ!と言いたかったがここは我慢する。

考えてみれば自分が執刀したわけでもなく、責任もないのに色々訴えられてもかなわんわな(笑)

「俺がやった(手術)わけじゃないしな」

てなもんか…

それに逆に何か気になることがあったとしても医大から来ている執刀医の手前、何も言えないだろう。

 

※写真は本文とは関係ありません。
やっと食べられた「高松満腹」の「ザルうどん中」、ここのうどんは唯一無二! しかし臨時休業が多いのでグーグルマップまたはⅩでの事前調査は必須!

 

そして翌週、8月15日の診察もまた違う医師だった(笑)

これで執刀医を含めれば4人目の医師。

大丈夫か?(笑)

この日の割と若い男性の医師は前回の医師よりも親切に丁寧に説明してくれた。

プルプル震えるように感じるのは眼内レンズを挿入した「袋」のようなモノがまだ眼内レンズに密着、安定していなくて起こるのだろう。それが安定するのには約1か月ほどかかるので、もう少し様子を見て欲しいとのこと。

視野が狭く感じるのは、人工のレンズを挿入しているのでやはりそれまでのような見え方とはやや違って見えるのでは?

という事で、単純にレンズがズレているとかの事ではないという。

まぁ、そんなところだろうな…

 

うがった見方をするわけじゃないが、例えば私の店で私以外のスタッフがカットしたお客様が何かクレームのようなことを言われたとしても「あ、これは失敗ですね!」とは決して言わず、「ちゃんと切れてるんですが…お客様のイメージとは少し違ったのかもしれませんね~」などと言葉を濁すだろう(笑)

逆に他の店でカットしたお客様が不満を漏らしたら「なんや!これ!メッチャ下手くそですやん!」ってこき下ろすけどな(笑)

 

ま、違和感と言ってもそれほど気になるものではないから、そう騒ぎ立てる気にはならん。

術後3日目の8日から仕事に復帰しているが、まぁ何とかなっている。メガネをかけると手術した左眼には度がキツすぎるため何も見えない。だから右眼だけで仕事をしている感じ。

1週間後からは右眼だけコンタクトを入れて仕事をしている。これなら右眼で遠くを、左眼で近くを、というように「役割分担」をするような感じで割とうまくいっている。

 

※写真は本文とは関係ありません。

大窪寺の「八十八庵」の「打ち込みうどん」
娘には多いかと思っていたが完食!
 

 

そうこうしているうちに右眼の手術の日が迫ってきた。

今度は効き目の右眼だからより重要な手術になる。

だから術後何も違和感がなければいいが…

 

ただ一度経験したので、手術がどういうものかはわかっているので不安はかなり減る。

 

さぁ、この「白内障シリーズ」も後少しで終了となる。

無事終わってまた「へっぽこツーリング日記」の再開と行きたいものだなぁ~。

昨夜はほとんど眠れなかった…

環境の違いもあるけど、最大の原因は酒が飲めなかったことに違いない(笑)

代わりにコーヒーを飲んだのもマズかった…。

入ったときは2人しかいなかったこの大部屋もいつの間にか4人で一杯になっていて、他の人が気になったのもある。

幸いイビキのうるさい人はいなかったが…。

それと手術直後は感じなかったが、麻酔が切れたのだろう、左眼がシクシクと痛む。

これも眠れない原因か…。

こうやっていると1年前の憩室炎での3か月の入院生活を思い出す…

あの時は先が見えない日が続き、本当に苦しかった。

 

とにかく午前3時ごろまで全く眠気がせず、その後ウトウトして目が覚める、の繰り返しで5時半にはもう完全に目が覚めてしまった。

それからテレビでオリンピックを観たり、このブログを書いたりしている。

この左眼に張り付いている眼帯のようなものがうっとおしくて仕方がない。

高さがあるためメガネもちゃんとかけられないので、右目も見にくい。

 

しかし、これもあと数時間もすれば診察の際、外すことができる。

その時どんな見え方をして、どんな光景が見えるのだろう。

 

昔ドラマでよく見た光景は…

 

ぐるぐる巻きにされた包帯がゆっくりと解かれる。

そしてゆっくり眼を開けると…

「見える!見えるわ!」

「見えるのかい?この僕が!」

「見えるわよ!あなたの顔がはっきりと!」

「良かった!手術は成功だったんだ!」

 

こんな感じだったらいいんだけど(笑)

 

朝食の後いよいよ診察に呼ばれる。3階の病室から1階の眼科診察室へ。

 

眼科の待ち合いで待っていると看護師がやってきて「じゃあ、外しますね~」と言って何とあっさりと眼帯を外された!

なんか思ってたんと違う!(笑)

 

さて、どうか?

まず、眩しい!

光が痛い!

そして眼内レンズが動くのか、ユラユラ、チラチラする。

見え方はどうか?

おぉ!

確かに視力は回復している。

私は元々右眼より左眼の方が視力は良かったのに白内障が進行してからは右目より悪くなっていたのだが、今見比べて見ると明らかに右目よりよく見える!

 

良かった…。

とりあえず手術は成功したようだ。

 

診察は執刀してくれたK嶌医師ではなく別の女医さんだったが、検査の結果、視力は裸眼で0.7、想定より視力が出ているそうだ。

白目部分の出血、充血はかなりあるが、眼の奥の炎症はないとのこと。

また、チラチラする見え方についてはそういう声は今まで聞いたことがあるが、そのうち落ち着くか、慣れるかしてずっと気になるという方はあまりいないとのこと。

 

外に出て景色を見てみる。

裸眼で右と左を片方ずつ眼を閉じて見比べてみる。

視力が出てハッキリ見えるだけではない。

色が違う!

空の青さ、草木の緑、看板の赤や黄色、それぞれの色がハッキリと違う!

右の眼ではすべての色に霞がかかったような薄い色に比べて左は、すべての色が鮮やかにクッキリ見える!

これが本来の景色、見え方だったんだ!

私の場合ここまで極端に違うわけではないがイメージとしてはこんな感じ。

 

私がバイクに乗る気になかなかなれないのは、単に見えにくくて危険と言うだけではなく、景色のいい所に行ってもその景色を楽しめないという理由があった。

そりゃこんなに色が違って見えてたんじゃ、どこに行っても感動出来んわな。

また白内障の見え方にはこのように他にも色々ある。

 

私が夜、車を運転する時、暗く感じて怖かったのはこういうわけだったのだ。

 

手術はとりあえず成功した。

 

 

今までかけていた眼鏡をかけると、当然左眼には度が強すぎて近くが見えなくなるが、何とか生活、仕事には支障がなさそうだ。

 

この目薬を1日2回から6回ずつ5分以上ずらして点眼、飲み薬を毎食後3回飲まなくてはならない。

それでなくても常用薬を毎朝5錠、多い時は11錠飲まなくてはならんというのに(笑)

 

 

あ、右目にはこれも(笑)
 

 

後は感染症に気を付けてまずは1週間過ごさなくてはならない。

とはいえ、家に帰ってから気持ち悪いので早速シャワーを浴びた。

シャンプーもしちゃった!

どうやったって?

これ!

 

競泳選手のマネではない(笑)

要は水が入らなければいいんでしょ?

ってことでこれを付けてシャンプーしたのだ(笑)

 

さぁ!2週間後には利き目の右眼の手術が控えている!

右眼も無事終わりますように…

いよいよ手術の時間が迫ってきた!

手術の約2時間前から看護師が目薬を2種類点眼するために10分おきにやって来る。

多分この目に染みる感じから散瞳薬と思われる。

そして約1時間前に点滴を入れる。

 

そしてついに手術の時間が訪れた。

看護師が車いすで迎えに来る。

もちろん自力で歩けるが、万が一のことを考えての事だろう。

看護師に車いすを押されて手術室へ向かう。

いよいよだ!

もう後戻りはできない。

 

手術室に入る前スリッパをはき替え、キャップを被らされる。

名前の確認、ネックレス、メガネを外していよいよ手術室に入室。

 

手術室には歯医者にあるような椅子がおかれていて、そこに車いすから移動する。

椅子はリクライニングして仰向けに、医師がやってきて軽く挨拶、説明したのち準備を始める。

消毒薬が流れるので顔の周りにカバーをかけられ、左眼の周りを念入りに消毒する。そして大量の目薬が左眼にドボドボと注がれる。

眼の周りをテープで止められ、小さな穴が開いたブルーシートのようなカバーをかけられ左眼のみを露出させる。さらに器具で瞼を開いたままで固定される。

眼を開いたままだと目が乾いてしまうのでは?

と思ったのだが、定期的に目薬のようなモノが落ちてきているらしくその心配はない。

 

眩しいですが頑張ってまっすぐ見ていてくださいね

無影灯が顔の前に持って来られる。

うぉぉ~!メッチャ眩しい!

しかし当然のことながら眼を閉じることはできない。

しばらくすると、少し目が慣れてきたのか2つの光るものが見える。

 

「それでは追加の麻酔をしていきますね」

私の場合虹彩が水晶体にくっついてしまっているので手術の前にそれをヘラのようなもので物理的に剝がさないといけないのだが、それには痛みが生じるので追加の麻酔が必要になるのだ。

 

すでに点眼による麻酔が効いているのでよくわからないのだが、多分白目の部分に麻酔の注射をしているのだと思う。

「麻酔をすると目の奥が重く感じますよ」

医師の言葉の通り、眼の奥がズーンと重い感覚がする。

麻酔が効いているのだ。

さぁ、これから多分虹彩を剥がす作業に入るのだろう。

どうなのか?

無事虹彩は剥がれてくれるのだろうか?

医師は特に工程の説明をしないので、今何が行われているのか推理するしかない。

もちろん意識はあるので聞けばいいのだが、それも何かはばかられる。

 

何か「グリグリ」やっているのはわかる。

結構時間がかかっている…

癒着が強くてなかなかはがれないのだろうか?

痛みは全く感じないが…

急に不安になる…

このまま虹彩が剝がれなかったらどうなるのだろう?

 

もし、このまま眼が見えなくなったら?

仕事も何もかも終わりだ!

なんでこんなリスクを背負ってまで手術をしたんだろう?

今から手術を中止できないか?

大声を出して「やめてくれ!」と叫んだら?

 

イヤイヤ、今更そんなことはできない!

ここは医師を信じるしかないのだ。

2つの光が青や赤、黄色の光とともにユラユラと揺れる。

まるで虹を見ているような不思議な光景だ。

「美しい…」

これは多分眼の手術をした者でないと見ることのできない光景だ。

 

随分長くそんな作業やっていたような気がする。

そして耳元で「チリチリチリ…」という音が聞こえだした!

これはもしかして水晶体を砕く超音波を発生させる機器の音ではないか?

気が付けば先ほどまで見えていた2つの光の形が見えなくなっているではないか!

光は感じるが形が見えない。

 

事前に調べた手術の工程からすると、超音波で水晶体を砕いた後吸い出し、代わりに眼内レンズを挿入するはずだ。

 

しばらく光の形が見えない時間が続く…

そして…

 

あの2つの光の形が再び見えた!

眼内レンズが入ったか⁉

 

虹に包まれた2つの光の形がユラユラと揺れる。

 

「うん、いいですね…もう後少しですから」

ずっと黙したままの医師がやっと口を開き、手術が無事終わりそうだと告げた。

 

良かった…

 

「はい、終わりましたよ」

カバーやテープが剥がされ、代わりに眼帯が張られた。

この眼帯は明日朝の診察まで着けたままなので、薄目を開けると光は感じるが実際どう見えるかはまだわからない。

 

 

ん?

髪の毛挟んでしまってるやないか~い!
 

病院ってこういうの無頓着よね~(笑)

 

さぁ!明日の朝、どのような景色を見ることができるのだろう?

さぁ!今日は8月6日、ついに左眼の手術の日がやってきた!

朝7時に起床して準備をする。

軽く朝食を取って、シャワーを浴びる。

特に今夜は風呂に入れず、シャンプーもできないので念入りに頭を洗う。

次のシャンプーはどうやってやろうか…

入院の場合は病院に車を置いておけないので、妻に病院まで送ってもらう。

○チン病院までは車で5分程度。

8時20分ごろ到着。

受付を済ませ、眼科の前で待っていると同じ白内障の手術を受けると思われる患者が数人いることに気が付いた。

見ると皆70歳以上の高齢者で、もちろん私が一番若手(笑)

看護師の説明では手術は14時30分頃、それまでは病室に入り、点眼や点滴を受けながら待つのだそう。

 

 

看護師に案内されて3階の病室に入る。

今回は1泊なので大部屋を選んだ。

ちなみに1泊でもホテルと違い、病院では2日とカウントされるため、個室の場合2日分支払うことになる。

つまり5,000円の部屋なら1泊でも10,000円。

それはもったいない、10000円出せば結構良いホテルに泊まれる(笑)

 

実際に入ってみると4人部屋だが、患者は対角のおじいさん一人のみなので特に気にならない。

早速自分仕様にカスタマイズ、1昨年の長い入院の経験が生きる(笑)

 

あ、そうそう!

アマゾンで事前に保護メガネを買っておいた。

 

メガネの上から装着可能なタイプ。
 

こちらは単体タイプ。

 

 

 
 

かければこんな感じ、なんとなくカッコよくないか?(笑)

 

さぁ!準備は整った。

後は手術を待つのみだ!

当然一抹の不安はあるものの、医師の腕を信じ、それを打ち消す。

もうここまで来たらやるしかないんだから…

白内障および白内障手術について色々調べて、いよいよ初めて○チン病院にやって来た!

(まだやったんか~い(笑))

受付を済ませ、眼科の前で待つ。

その前に事前に聞かされた手術の日程はこうだ。

基本的に片目ずつ手術、翌日と翌週にに経過を見るため診察が入る。

(15日に診察がズレるのは医師がお盆休みのため)

ただこの日も朝に診察は終わると思うので営業にはそう影響はないと思われる。

 

それにしても8月の休みがほぼ全て白内障の治療で埋まってしまった。

例年4、5連休取って帰省や旅行、ツーリングに出掛けていたのだが今年は仕方がない。

更に術後1週間は不自由な生活を余儀なくされる。

 

○チン病院で初めて対面した医大から来ていると言う眼科のK嶌医師は見た感じ40代前半か、落ち着いたクールな印象。

雰囲気や言葉から腕の良さ、自信が伺える。

S病院のO垣医師からの紹介状を提出済みなので私の状況は大体把握しているのだろうが、こちらでもいくつかの検査を行う。

そして、やはり虹彩の癒着が強いため通常の手術より行程が増え、難易度が上がると言われた。

通常は散瞳薬で瞳孔を広げるが、私の場合それでは虹彩が剥がれないので、通常より強い麻酔を効かせ、「ヘラ状」の器具で虹彩を水晶体から剥がしたのち手術にかかるそうだ。

考えただけで痛そうで怖い。

 

そして肝心の眼内レンズの選定であるが、医師は単焦点レンズで50センチくらいに焦点を合わせるのが最も私の適しているだろうと話した。

多焦点レンズは私の左眼が「視野欠損」を起こしているためあまりお勧めしないと言うことだった。

100万円超のあの「夢のレンズ」の事は話にも出なかった(笑)

まぁ、こちらからどうしても、とお願いすれば使うことも可能だったのかも知れないが、実際には現実的ではないと考えたのだろう。

 

そしてどの手術でもそうなのだが、起こりうるリスクについて説明を受ける。

「何千件に1件くらいだから」と説明されるがそれでもやっぱり不安は残る。
 

この予定表に記されているように手術の数日前から感染症予防のための点眼薬を開始し、更に飲み薬も服用して手術に臨む。

 

手術後はこのようなスケジュールで眼に負担をかけないように過ごさないと行けないのだが、私の場合手術の二日後にはもう仕事をしなくてはならない。
 
そこで心配な事が一つ…
8月6日にまず左眼の手術を受け、8日木曜日から早速仕事をすることのなるのだが、その際左眼の見え方がどうなっているかと言うこと。
もちろんクリアに見えるようにはなっていると思うのだが、いま使っている眼鏡の度数は全く合わなくなるので今の眼鏡をかけて仕事はできないだろう。
しかし右眼は今までのままだ。
 
と言うことは?
右眼の手術をするまでは左のレンズだけを外して見ることになるのだろうか?
その際度数はどのくらいになるのか?
これはなかなか悩ましい…
通常白内障の手術をする方はもうリタイヤされている方が多いと思うから、それほど視力の事をシビアに考えなくてもいいかも知れないが、私の場合はそうはいかない。

 

しかし、今あれこれ考えてみても実際手術を受けてみないとわからないというのが実情なのである。

 

さぁ!いよいよ、手術まで1週間を切った!

点眼薬を忘れないようにしないといけない。

 

それでは皆様次は術後の報告になると思います。

今しばらくお待ちくださいね!

さて、白内障手術の要となる「眼内レンズ」
これはいったいどういうモノなのだろう?

今まで白内障の手術をされたお客様からよく聞かされたのは…
「近くか遠くかどっちかを選らばないかんのや。ワシは車の運転するから遠くにしたんやけどな~」
つまりその人の仕事や生活様式に合わせて近距離、中間、もしくは遠距離を優先させる選択をしないといけないと言うのだ。
 
それではこの「眼内レンズ」にはどのような種類があるのか調べてみた。
まずは最も多く使われる「単焦点レンズ」
これはその名の通り一か所にピントが合うレンズ。
なのでそのピントが合う距離をその人の生活様式に合わせて選択する必要がある。
お客様の「近くか遠くか、どっちかを選ばないかんのや」というのはこのことを指す。
近くを選べば遠くは見えにくいため近視のメガネが必要になるし、遠くを選べば近くを見るためには老眼鏡が必要になる。
ただメリットとしてはピントが合った範囲は非常にクリアに見え、また保険適用内なので費用も低く抑えることができる。
 
保険適用内での「多焦点レンズ」というのも存在する。
うまく合えば近くから遠くまで焦点が合うのだが、単焦点ほどクリアに見えないという事と、夜間、車のライトや街灯が滲んでまぶしく見える「ハロー&グレア現象」が起こりやすいというデメリットがある。
 
そして、全範囲でクリアに見え、夜間のハロー&グレアもないという夢のようなレンズも実は存在する。
イタリア製の「ミニウェル」というレンズなのだが、これはレンズそのもの、また手術、診察もすべて保険適用外、つまり自由診療となるため片目で50万円超、両眼で100万円超の費用が掛かる。
 
 
私は小学生低学年から近視で、以降ずっとメガネやコンタクトを必要としてきた。
40代後半からは老眼になり、遠近両用メガネが必要になった。
そしてこの白内障である。
つまり物心ついた頃から裸眼で近くも遠くもクリアに見えたことがないのだ。
もし、この高額ではあるが、イタリア製のレンズを使えばこれまで何十年かの眼の悩み、ストレスが一気に解消される。
 
白内障の手術を受ける方の多くは70歳以上で、すでに殆んどリタイヤされているから、これからの健康寿命などを考えると、そこまで費用をかける方は殆どいないだろう。
しかし、私は理容師としてこれからもバリバリ仕事をせねばならないし、もちろん車やバイクにも乗る。
そう考えれば100万円超と言う費用をかけてでもその選択もアリかもしれない。
 
あるお客様がこう言われた。
「100万円以上のバイクが買えるんやったらこれから20年は使う自分の眼に使う方が賢いんやないかな?」
確かにそうだが…
しかしなぁ~ 100万ですよ!100万!
さすがにそれは出せないよなぁ~。
出せるお金の余裕があればいいし、本当にそのレンズで確実に全範囲クリアに見えるようになるという確証もない。
あなたならどうしますか?(笑)
 
今、75歳以上の方なら白内障の手術は非常に安く受けることが出来るのだが59歳の私でも両眼で15万円ほど、更に高額治療費制度や生命保険を使えばトータルで費用はかなり抑えられると予想する。
 
やっぱり無難に「単焦点レンズ」で行くか…
そして焦点はどこに設定するか…
 
それらは担当医師と相談して決めていくしかない。
 
さて、医大から来ているという○チン病院の眼科担当医はどんな医師なのだろうか?
 
次回から手術に向けての準備段階に入る。

S立病院の眼科医の紹介状を持って「○チン病院」に行くことになった私。

 

○チン病院は他の科を何度か受診しているので特に緊張というのはない。

 

坂出市は人口が5万人程度なのにこの「○チン病院」、「K生病院」、そして「S立病院」の3つの総合病院があり、それぞれ皆近年に改築されており、設備も新しくなっている。

どの病院も自転車で行き来できるほど近距離にあるので、坂出市民はそれぞれ自分の判断でこれらの病院を選ぶことが出来るというのは恵まれているのかも知れない。

 

さて、ここで「白内障」とは、そして「白内障の手術」とはどういうものかおさらいをしてみようと思う。

「白内障」とは、目のレンズの役割をする「水晶体」が白く濁ることにより、視力低下や見え方の変化が起こる病気で、加齢が最も多い原因であるが、その他「アトピー性皮膚炎」「糖尿病」「ぶどう膜炎」などの病気、また外傷性や薬の副作用で引き起こされることもあるという。

私の場合、もちろん加齢もあるだろうが、この「ぶどう膜炎」が原因で進行が早められた可能性が高いと思われる。

 

どちらにせよこの「白内障」は手術以外の治療法はなく、その手術の歴史は非常に古く、紀元前800年頃のインドですでに記録が残っており、日本には西暦1360年前後(室町時代初期)にインドから中国を経て伝わったと言われている。

 

当時の手術は非常に痛みとリスクを伴うものだったが、技術の進んだ現在ではどんな方法が用いられているのだろう。

 

まず、角膜にメスを入れ小さな切り込みを入れる。

 

その切り込みから超音波で濁った水晶体を砕き、吸い取る。

 

その後、代わりに人工の眼内レンズを挿入する。

 

 簡単に言えばこのような行程になるのだが、私の場合前回で書いたように虹彩が水晶体に癒着しているのでそれを物理的に剥がす作業が必要となる。

 

勿論手術の前後には感染症を防ぐための投薬や様々な点眼薬をしばらくは続けないといけない。

更に術後、1週間は保護メガネをかけ、洗顔や洗髪は禁じられる。


 

 

 

 

水道の水は安全だと思うが、顔や頭皮、頭髪に付いた雑菌が眼に入る事による感染症を防ぐためだろう。

私の店でも白内障の手術後、自分では洗えないのでシャンプーだけで来店されるお客様もおられた(私のお店では仰向けでシャンプー出来るため)。

私も多分1週間は我慢できない、スタッフに洗って貰うか、しっかり眼を閉じてやれば大丈夫だろう(笑)

 

また基本的には日帰り手術が可能なのだが、手術の翌日の朝には早速術後の診察があり、それまで眼帯が外せないので車の運転が出来ず、不自由なので一泊だけ入院することにした。

 

5月からお店は毎週火曜日、水曜日連休にしているので手術や入院で休業しなくて済みそうだ。 

 

さて、白内障手術においてこの人工の「眼内レンズ」を用いることになるのだが、次回ではその種類と選定について書こうと思う。

これがなかなか悩ましいのだ…。