普段の会話をしていると、使っている言葉をいちいち意識
することって少ないですよね。
でも、誰かとの対話以外でも、独り言だったり、頭の中で繰り広げられているセルフトークだったりをあわせると、起きている間はなにかしら言葉をつかって行動しています。
「あれ、どこに置いたっけ?」
「あの女優さん、離婚するんだ・・・」
「今月もお金がピンチだー」などなど。
そのように使っている言葉は
たわいもないものもあれば、口癖になって、自分の生き方や
人生に影響を与えてしまうものもあります。
じわじわと人生に影響を与える言葉の使い方・・・
意外に影響があるのが「いつも」と「みんな」
「いっつも私にだけいやな仕事を振ってくる」
「わたしっていつも3日坊主で続いたことないんだよね」
「私ぐらいの年代の人ってみんな家を持っているよね」
などなど・・・
1回2回使ったぐらいで、人生が変わってしまいました・・・!
なんてことはもちろんありません。
でもこの言葉は、決めつけが入っていて、それ以外の可能性を
狭めてしまうので、自分の価値がだんだんと下がっていくんですよね。
たとえば、一番はじめの「いっつも私にだけいやな仕事をふってくる」というセリフの場合。
感情をぬいて考えると、
本当に私にだけいつも仕事をふっているのか?
誰か他の人に振っている時もあるのではないか?
とも考えられます。
「みんな家を持っている」というのも、全員が家をもっているわけではないのは明らかですが、そう言ってしまうことで、
「家はもたなきゃいけない」
「持っていない自分は世間とは違う存在」
という暗黙のメッセージを受け取ってしまいます。
「私にだけいやな仕事を振ってくる」という場合と
「いつも私にだけ嫌な仕事を振ってくる」という場合を比べると・・・。
「いつも」という単語を入れることで、より悲観の気持が
強まりますよね。
「いつも続かない」という場合も、続いたこともあったはずなのに、その事実を否定してしまいます。
この「いつも」とか「みんな」とか深い意味もなく使っている
ケースって多いと思うんです。
いつも幸せとか、みんな優しいのようなケースはもちろんOKですが、ネガティブな状況にくっついた場合は要注意です。
必要以上に気分を落ち込ませたり、被害感情を強くしたりしてしまうことがあるからです。
自分がひんぱんにこの言葉を使っていないかなと
意識してみることや
本当にそうなのかな?そうでない場合もあるかも・・・
と検証することも大切です。
より自分の肯定感を高めたいと思っている方は、特に日頃の
口癖・・確認してみるとおもしろいかもしれませんね。
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