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Echo de chouette

横山仁子の徒然日記です。
音楽の話・日々の気持ちを気ままに綴っていきます。



今日はバレンタインデー。

2月前から、チョコレート売り場は大賑わい。

お国によって過ごし方が異なる中、日本は女性から男性へチョコレートを送るスタイルが主流となって今に繋がる。

時差はあれど、それぞれの国のスタイルで、多くの人がこの日を特別な気持ちで過ごしているにちがいない。


さてそんなチョコの香りが漂う日本の中で、私は昨年より独自の文化を築くことに決めた。

幼い頃から、天邪鬼者の傾向があるのは確かなのですが、心の芯が納得しないことには、どうにもこうにも表情筋が動かない。

世界中が特別な日と捉えているなら、私にとっての特別な日にしてしまえばよし。


…そんな訳で、去年からは「私と出会って下さり、ありがとうDay」と決めた。

好みの薔薇を選び、そのお花を添えながら、

家族には、「家族になってくれてありがとう。」を真っ先に伝え、心の中で特別に大きく浮かんだ方々に、「私と出会ってくださり、本当に本当にありがとうございます」を伝えた。


私のバレンタインデー。

今年も告白ができました。


2024.2.14











今日は、カワイ表参道のコンサートサロン"パウゼ"にて、カワイ表参道主催の合同発表会がありました。

各クラス5名までのエントリーが可能という規定の下、初めて4名の生徒さんを送り出した。


しばらく発表会を開催することなく過ごしてきたのですが、特に小さなお子さんにはできる限りステージで演奏する機会を与えてあげたいと願っています。そして、その際には音環境が優れているところで、心身にとって良い経験ができるように配慮したいと考えています。

そんな中、カワイ主催の合同発表会を知り、迷わずエントリーすることに決めた。


今回は小さなお子さん2人と中学生、そして大人の生徒さんからお一人が出演できました。

それぞれの演奏を聴き合い、微笑ましくなったり、感心したり、終始温かな雰囲気の中で学び合うことができた様に思っています。

2人の小さな生徒さんにとっては、初舞台でした。"パウゼ"の素敵な空間で、シゲル・カワイのピアノの音に出会えたことは、大きな経験だったに違いありません。

今日の音も彼らの心身に取り込まれ、やがて自分の好みの音の色が作られていくことでしょう。


皆さんの演奏を聴いて、私も音楽の原点に立つことができました。

皆さん、素敵な演奏をありがとうございました。


この様な企画・運営をしてくださいましたカワイ表参道店さんに感謝申し上げます。お世話になりました。

2024.2.12




歳を重ねる毎に、自分が八百万の神様が祭られているこの日本という島国に生まれた奇跡に思いを馳せるようになっている。


長女が孫娘を授かったと知った時、気がつけばお百度参りをせっせとしていた自分。

誰かに教わった慣わしでもなく、気がつけば毎朝、神棚と仏壇へご挨拶をしている自分。

気がつけば、直感に入り混じる八百万の神の声を聞いている自分。

気がつけば、木剣を手にとり、日本人の精神性を問う自分。

…枚挙に遑がない自然発生に、日本人というルーツがその様に導いているのか?人間という生き物がその様なシステムを持っているのか?霧がかるお題に考えあぐねている。


建国記念日の今日、空を仰ぎながら歩き始めると、氏神さまのいる神社へ足が向いた。

参拝をして、今年初のおみくじを引いてみると"半吉"。

古典の崩し文字で書かれた神歌には、"人は、何事も満ち足りてることを喜ぶものだが.手放すことで執着がなくなるということを忘れないようにしましょう」と記されていた。

〜NAGOMERU より引用〜


的を射た言の葉に、ドキッとした。

執着がなくなった時、私の瞳はどんな世界を映し出し、この世の中がどんな景色に見えるのでありましょう。

なんだかとっても、執着への探求がしたくなっています。

2024.2.11