子ども達がまだ幼稚園の頃だったろうか、ママさんランチ会で「今、欲しいものは?」の話題となった。
「大空が欲しい」と答えた私に、❓マークが飛び散った。
あれから20年以上も経つが、相変わらず「欲しいもの」は"大空"。
昨年末は、家の大掛かりな修繕工事に没頭した。それらの選択をしていく中で、無性に光を欲する衝動に駆られた。都会の窓が遮光へと傾いている中で、自然な光を纏う生活を取り戻したくなったのである。近隣から見えるか見えないか…ということより、太陽の光を纏いたくなった。
大胆な決断をして、雲散霧消の心地。
"大空"とは行かずとも、小空を仰ぎながら、至福の時を刻んでいる。
私は、光を纏いたかったのだなぁ。
2023.1.14