雪予報と知りつつも、思い切って故郷の墓参へ出かけた。
予想外れの青空の下で手を合わせながら、脈々と繋がる生命の糸や、計り知れない庇護を感じた。
自分を取り囲むものを遥かに超えたところに、アンテナをはっていなければ…という気持ちが迸る。こういう感覚は、誰しもあるのだろうか？言語化、数値化が難しい、この感覚。
帰京する前の、いつものお決まりコースへ向かう。
雪が散らつき始めた大海を眺めながら、地球全体の呼吸と共振する。
またしても、大海の一粟であると教えられ、今日過ごした私の原点を締めくくれた。
2022.1.6