預かって来たこれ。
名前はわからん。
こいつはエンジンをかけるのに苦労して吹けも悪いそうな。
じゃ、オートチョークすな、と疑ったんだが違う。テストしたら作動してるんだ。じゃあなによ?
まあキャブには間違いないのでばらすんだが、

割とキレイ。
キレイなんだがこういうのが曲者。

これメインジェットなんだけどわかるかな?
表面がただれたようになってる。つまり、汚くなったキャブを誰かが丁寧に掃除してくれているんだね。
で、問題なのが、丁寧に掃除すると表面が荒れてることで分かるように、穴の中も当然荒れてる。例えばケイヒンの80番は穴の内径が0,8㎜、100番で1,00mm。これを薬品に浸けてワイヤーを通してしまったら何番のジェットになるんだろうね?片側コンマ01mmなんか簡単に削れてしまってる。つまり、もう80番のジェットではないんだね。掃除が必要なジェットは交換が間違いないってのはこういう理由なんよ。
なもんでもちろん交換。
んでもって具合が悪い根本的原因はこれ。
で、取付完了。もちろんアイドルから完璧。
明日冷えた状態からもう一度確認してから納車。
楽しいね、こうゆう作業って。