ブレーキフルードは入っていればいいってもんじゃないよねえ。定期交換してないとカップと言われるゴムで出来た部品とシリンダーを傷めるし、もちろん沸点も下がる。
で、35年交換しないとどうなるかGB250のを見て見よう。
ブレーキマスターのリザーバーに詰められてるのはパルメザンチーズ、ではないよ。これがブレーキフルードの成れの果て。
こうなると当たり前、ブレーキは効かない。ぜんぶ新品に変えればいいんだろうけど、出来るだけオリジナルで再生出来るかばらして確かめる。
マスター内を洗浄してシリンダー内は研磨する。研磨はそういった器具がある。
そこに
右の内部パーツ(新品)を組み込むだけでイケそうだ。
ちなみにカップグリスは3Mのシリコンが好きだ。フルードに色が付かずキレイだからね。それとあれだ、たっぷりべっとり塗りたくらない、結構大事な事。塗ってないのは困るけど、はみ出すほど塗ってもはみ出た部分に意味ないからね。それに見た目が汚い。レバーの支持部にはモリブデン系のグリスを使うよ。金属のかじり易いところにはとても良く効く。