どうせ入れるんだからと、いつぞや買っておいたカブ用の強化遠心クラッチ、シフトアップ製。
それを105ccの社外ヘッドを使ったエンジンに組んだんだが、試乗したらクラッチが滑ってる。105cc対応って書いてあるんだけどなあ。
強化でももちろん滑らないクラッチもある。武川のクラッチなら滑らないのは分かってる。あえて冒険することなかったね。
もう返品出来ないし、これはこれで勉強なんでどういう構造か、なにが違うか2台を見てみよう。
カブが2台寝てるのは、両方とも近日オイル交換したばっかりなんでオイルを抜きたくないから。5分くらいしてから、こんな感じでクラッチのケースを外すとほぼオイルは垂れない。
左が武川製で右がシフトアップ製、この時点で能力に差があるとは思えない。だがね
上が武川製で下がシフトアップ製。よおおおく見ると遠心クラッチのウエイトの数が違う。
上は一か所に8枚の4か所で32枚。下は一か所に7枚×4か所で28枚。
大きく分かるところはここなんだよね。
ちなみに50ccのカブはここに4枚づつ、90のカブは7枚。ということは、これ90の互換相当くらいってことなんだろね。
わかんないけどね、よおおおくみたらトルクカムの角度が違うとか、クラッチスプリングのバネレートが違うとかあるかもしれんけどね。
そういうことで武川製を社外ヘッドを使ってるリトルカブのほうに組む。カスタムの方は純正ヘッドを使った107ccなんでそこまでパワーが出てないと思われるからシフトアップ製をと入れ替える。
こう書くとね、シフトアップ製が良くないみたいな感じだけどそうでもない。そこそこの仕様ならシフトアップ製のクラッチの方がシフトペダルのタッチがいい。適材適所とは良く言ったもの。
そないいうても、次買うなら武川製買うけどね。