あまり深く考えてはいないが、これから組むカブのエンジンは、カスタム50の4速ベースに、90互換ロングクランク、そこにまずクランクケースを加工しないと入らない107ccになる鉄シリンダーを入れる。
この加工ってのがいまひとつお薦めできないポイントなんだけども
これが50ccのカブのエンジン。シリンダーを外したところで中身はドンガラ。注目して欲しいのは、右上のスタッドボルトが入る穴から、シリンダーのスカートが入る穴までの肉厚。
ここに52.4φのボア径の持っているシリンダーを入れるには(これは全製品でもないし、全クランクケースが同じでもない)、穴の大きさが57mm近く必要になる。
以前組んだ同じシリンダーは、カブ90に入れたんだけど、その時も数か所の加工が必要だった。今回は50ベースなので全周に渡り加工が必要になってる。これね、結構クランクケースによって穴の大きさ変えてるみたい。
いつぞややった、90の3速改4速、ではなく、50の4速改90ccクランクってのがやってみたい実験。出来上がりは似たようなもんなんだけどどっちが楽なんだろね。
ちなみに、90の純正シリンダーは無加工で入るのをこれについては確認してる。
そして加工をしてみたのがこれ
右上のスタッドボルトまでの肉厚が1mmなんてなくなってる。それとね、加工する場合、この穴とシリンダーのスカートはピッタリじゃまずい、ここには膨張率の違いからクリアランスが必要で、位置はノックピンで出てる。
このめんどくさいシリンダーを入れる為に面白がってやってるけどね、人に勧めるなら97ccまでにしといたほうがいいよと言ってる。加工はないし心配ごとが減る。
ところで今日も暖かいね、朝5時で室温15℃あった。週末から寒くなる予報が出てておそろしいよ。