こんだけキャンプツーリングをしてるんだが、あんまりキャンプが好きではない
表で寝るのはいいが、荷物をしこたま積み込んでチンドン屋状態のバイクが好きではない
元々キャンプはしてたが、バイクツーリングの為のキャンプではない
釣りにどっぱまって、年間100日くらい釣りををしてさらに県外まで遠征してた頃、最初は宿泊だったが、そのうち寝るだけの為に宿を取るのもあほらしくなり川原や海辺でテントを出すのが当たり前になってきた
朝から晩まで竿を出せればそれで良かったんでキャンプ自体にはなんの工夫もない
車だし荷物にほとんど制限もない、家の延長くらいでやってた
それが重なってバイクでロングツーリングに出掛けるようになった
バイク自体はじゅううんさいから乗ってるが、遠くを見たくなったのは割と最近で、ここ15年くらいの事なんだ
お陰で道は分からなくても、川の名前だけでなんとかどこに居るかが想像つくようになった部分もある
地元ならば橋の名前も覚えてるし、石の配置まで目をつぶって描ける
そういう訓練のせいか、地図を丸暗記する能力も身に付いた
それが今から10年くらい前に転機が訪れる
どこに行くのも全宿泊、荷物なんかタオルと地図、財布に携帯、これだけあればどこでも行けると走り回ってたある日
どーやっても宿が取れないことがあった
それが四国ツーリング中だったんだけど、龍馬伝の影響で高知のどこも宿がいっぱい、やっと泊まれるとこを見つけるのに数時間を費やした
先に宿を取って行けばいいんだろうが、どこまで行くのかその日に行けるのか分からない職業なもんで予約ってのは無理があるんだ
太平洋側の海沿いのどこでも寝られるのに寝る装備がない
仁淀川の河原だって寝放題なのに装備がない
たったテントとシュラフがあればどこでも寝られるのに
それからはキャンプツーリングがメインになるが初期は野宿だった、基本的に寝られればいいと思ってるもんで装備は最小限に留めたい
その中で出来れば快適に過ごしたいが、バイクに乗る事自体をスポイルするようなことはしたくない
今でもその思いは変わらないんだけど、ZZR1400,BMW K100RSに乗るようになって少し変わった部分がある
トップケースだけで全キャンプ道具が積めるんだが、サイドパニアもあるから積載量に余裕が出来た
逆にカブで遠くに行くなら最小でも行ける
ならば、フル装備で遠くに行くのもありなんじゃないかと思うところも出てきたんだけど、これをすると荷物が格段に増える
例えばこれ
こんなコンパクトになる椅子なんだけど
これに合わせたキャンプスタイルを取ると格段に荷物が増える
どういうことかと言うと、椅子の高さに合わせたテーブルやBBQグリルが必要になるから
小さい椅子もあるにはあるんだが、バイクに乗ってる時間と飲んでる時間って大体同じくらいなんで小さい椅子は疲れる
なもんでレジャーシートに
なんだろこれ、組み合わせて床に敷き詰める奴
これを座布団替わりに使うロースタイル
こういうスタイルだとブーツが脱げるもんでキャンプ泊が続くと尚更楽に感じる、ただしサンダルぽい物があったほうがより捗る
まだこのロースタイルにはいいとこがある
しっかりした椅子、テーブル、BBQグリルがないから、だいたい荷物をまとめてそのまま広げたシートでふたつ折りにして上に石かなんか載せて風で飛ばないようにすればそのまま寝られる
テントの中に荷物を仕舞う必要もないから最小のテントが使える
なにがそんなに便利なのかはやってみれば一発で分かる
あとね、仲間が一緒だとこうやって飲むのが好き
椅子の高さに違いが出ないから同じ目線で飲める
いいじゃない、芝の上で車座で飲むのって
ま、今週北海道に行けなかったもんで昔を懐かしんでみただけだけどね
来月こそ行くわー