転ばぬ先のあれ | JINのブログ

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ツーリングやちょっとしたバイクいじりをブログにしてます

実は輪島ツーで朝からトラブルがあった。三才山トンネル手前でチケットを買おうとコンビニに入る時、コツコツっというタイヤへの違和感を感じた。

瞬間的になんか踏んだなとすぐバイクを止めたんだが嫌な予感しかしない。案の定くの字のステーみたいなもんを踏んでいるんだが、これが横幅1cmもあるのがガッツリ刺さってる。このタイヤまだ入れて150キロも走ってないのになんてこった。

 

チューブレスタイヤに何かが刺さってるなら慌てて抜かないのがセオリー。なんでかと言うと、刺さったままなら急激にエアーは抜けない構造になってるんだが、抜いてしまうともう一度刺してもエアーは止まらない。それならエアーが残ってるうちに直せるところまでそのまま移動するのが賢い選択なんだけど、今回は訳が違う。

くの字の曲がったステーをこのままに乗ってしまうとより深く異物を刺してしまうことになる。パンク確定ならそのままだが、もしかしたら新品タイヤの溝の多さで、もしかしたらこれはまだパンクしていないんじゃないのかと思うと抜いてしまいたい。

 

うーん、たしか数キロ手前にスタンドがあった気がする。万が一エアーが抜けてしまうとしても、そこまで押してでも移動出来そう。刺さったまま乗ってしまえば確実にパンクしてしまう。この状況なら抜くしかないんだろうね、と判断する。

 

ここで面白いのが相方の話。久しぶりのツーリングでテンション上がってるのかなんなのか、最近おれもパンクしてさーとか、運の悪い知り合いが2度続けて追突にあったりさーとか。もうね、なんで今その話がしたいのか意味が分からない。

もちろん何も手伝う事は出来ないし何も期待してないんだけど、あまりの空気の読めなさに笑えてくる、こっちは空気が抜けるか抜けないかで悩んでるのに。今思えば空気にかけてんかな。ある意味癒しなんだろな、こういう性格って。

 

ちょっと笑えたし見てても直らない、バイクを押す覚悟は出来た。今この場で抜いてしまおう。

 

ごっついのが抜けて来たよ、こりゃダメしれんね。

ツバをつけてみたが気泡が出たような出ないような、タイヤが温まってるから良く分からない。つーことはだ、エアーが漏れてるとしても極わずか、2つトンネル抜けた先にスタンドがあった、そこは結構大きいところだから最悪パンクも直せるだろうし、そこくらいまでは走れそう。

 

結果、パンクしてない。1cmは刺さってた板状のステーでもパンクしてなかった。もうこのタイヤでロングツーリングに行こうとは思えないんだけど、新品入れてもう交換とか悔しいんだけど、新品に交換してからじゃなかったら間違いなくパンクしてたと思うとこれはこれで良かったんだろう。

それとロンツーにはパンク修理キットをいつも積んでいる。ところが今回一泊だしと持っていかなかった。いつパンクするか分からないしね、たったポンプと修理キット、いつでも装備しておこうと思うのであった。