テントを張ったら後は呑むだけ、余分なことはしたくない。つまみはガンド、氷見といえばブリだが時期的にガンドがいいだろう。関東の人間にはあまり馴染みのない名前だがおっきいハマチとかワラサって名前が分かり易いかも。そのガンドなんだが美味いのな、近所のスーパーで売ってのと比べるのもおこがましい。それにだ、美味さを知ってるからこそスーパーの刺身なのにツマの下にクーラーバックが仕込んであった。鮮度が落ちたら地元の人は食べないからではの工夫なんだろうね。
寄せては引く波の音と月明かり、日本酒に氷見のガンド、何も足りなくない何も過剰ではない、最高の夜だね。気持良く酔いも回りさっさと就寝。
深い眠りに付いた。気が付くとテントにバイクの陰が映ってる。ヤベ、寝過ごした!何時かなと携帯の時計を見ると10時!AMじゃないよPM10時!!暗すぎて月明かりの影がテントにカウルを映し出してるんだ。折角だからテントか這い出てお月様がもったいないから日本酒で乾杯しておいた。AMラジオを聴きながら天気予報をチェックしつつ昔の曲を懐かしんだりいい時間が過ごせるもんだ。テントに戻ってカウル映し出す影の位置が変わっていることに気が付く、知ろうと思えば時間の経過は知れるんだね。
翌日、日の出と共に起きる。海岸を散歩してコーヒー飲んだらここではないどこかへ行きますか。
石川で来た事はあるが走ったことの無い道がある、それが千里浜のなぎさドライブウェイ、まずは見ておくれ。
分かるかな?
ここは国道である、バイクも車も馬も、波打ち際では釣りをしてる人さえいる、素晴らしい!ここは8キロくらいあるのかな、細かい砂でしっかり締まっているから観光バスさえスタックしない(調子付かなければ)
当然往復するよねww堪能したよアクセル開けてみたり波打ち際まで寄ってみたり。
装備重量300キロ近いバイクだってスタンドだけで立ってられるんだぜっ!すんげえww
すっかり海と砂浜を堪能してみた、満足。かーえろww 近いインターが福岡と小矢部なんだけど、8号走りたくないのと能越は手払いなんで北陸道の小矢部を選択する、燃料満タンにしてうちまでバキュンだ。
1時間後・・・もう飽きた、高速は単調過ぎてどーも飽きちゃう。走りながら好きな音楽聴いてお茶を飲みながらおしゃべりまで出来る車がこの時ばかりはうらやましい。降りちゃお!!高速はもういいや、慌てて家に帰る必要もないし上越で高速を降りる。
降り口でおれの前に強引に割り込んできたあんちゃんっぽい車が、そのままETCのバーにぶつかって出て行っちゃったんでおれのところで停められた。ったく勘弁してくれよ、と思ってたらゲート出たとこで待っていてくれと案内される。ん?どっから乗っただの聞かれてそのまま待機・・・ あれ?小矢部から上越まで何キロあったっけ?大丈夫だとは思うが時間とか記録されてるってのがすげえ気になってきた。走ってきた係りにおk?のサインで確認すると待てといってる、やべえな行っちゃおと思ったらにこやかの寄ってくるじゃない。
「ご迷惑掛けてすみません、ETCのクリーナーです、使ってください」とクリーナーをもらう。イラネーwww
さてどうすっか、地図を広げてしばし考える。むかーしフェリーであった人に関田峠からの見晴らしは素晴らしいよって話を思い出した。今日なら天気もいいし綺麗なんでわないのかーい?いってみよー。
解像度がクソなのが悔しいが上の絵は肉眼ならぼんやりと海まで見えてる。手前のテーブル上の台地とその向こうには高田平野の秋の実り、海との境界線に上越の町並み、絶景だわここ。天気がいいならお勧めだなあ。
野沢温泉からーの渋峠経由で帰ろう。1時過ぎに渋峠を越えるならなんとか行けるはず。
奥志賀林道抜けて白根の渋峠を行く。
さすが観光シーズンの休日だから人も多い、頂上付近なんか渋滞してたよ。ちなみに10度だった。
環境とか考えるとここもマイカー規制とかシーズン規制した方がいいんじゃないのかい?国民性的に規制とか大好きじゃん、ね?
すっかり峠も満喫したし明るいうちに家を目指そう。
今週分の野宿分をしっかり補給しましたとさ、おしまい。