著者 雫井修介
第168回直木賞候補作
"ワニは嘘泣きをする"
クロコダイルティアーズとは、嘘泣きの事だとか
この小説は、疑心暗鬼が引き起こす家族の心情をリアルに描いています
かなり、ぞっとしました
特に、嫁に対する姑の気持ち
結局、信じるものは血縁でしょうか
30代の息子が、殺されます
犯人はすぐに捕まります
裁判が終わりました
最後の最後に、被告が傍聴席に向けて放った言葉
法廷内での不規則発言に、両親は疑心暗鬼になっていきます
結果として、母親は、その言葉に呪われてしまったのです
そこから、息子の嫁、孫を含め、家族は軋み始めます
ハラハラどきどき
嫁の真意って、姑にはわからないものです
わかりたくもないです笑笑