著者 加藤シゲアキ
目覚ましい勢いです
飛ぶ鳥を落とす勢い!
今や、ジャニーズの文壇担当wというか、"ジャニーズ"の冠を外した方がいいかしら
もはや、NEWSとしての彼が、歌ったり踊ったりする方が、新鮮かも
こちらの本は短編小説集です
(2015年6月初版発行されました)
その中のひとつ「染色」を加藤シゲアキ自身が脚本化し、舞台作品「染、色」となりました
「染、色」は、岸田國士戯曲賞の最終候補になり、話題となっています
岸田國士戯曲賞とは、演劇界の芥川賞とも呼ばれる権威ある賞だそうです
図書館で、短編集を借りてきました
【染色】
ストーリーは、美大生の男女が織りなす青春物語
若者ならではの、不安定要素が、巧く表現されています
これを改編して、話を膨らませて、「染、色」の脚本に
登場人物は多くはないし、どこまで舞台に耐え得るストーリーになるのかしら
かなり難しそうだわと思いました
しかしながら、
舞台と本では、内容がかなり違っているそうですw
他のどの短編もとても面白く読みました
「イガヌ」というオリジナルな発想にも、唖然としました
特に、悩み多き年頃の若い子たち、とりわけイマドキの若者たちの生態描写や心象風景が巧みだなと思いました
ストーリーの”ひとひねり”にも驚かされました
ちなみに
「傘をもたない蟻たちは」というタイトルの短編はありませんでした
また、どの短編にも、「蟻」や「傘がない」などの表現は見当たらなかったですw