パイプ(中肉管突合わせ)裏当て金無しの溶接練習♪ | 溶接マン WELDING

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 今日は資格記号SN-2Pに該当する裏当て無しの管突合わせ溶接を練習してみます。

これまでの仕事でオーバーヘッドはやったことないので、いい経験になるかな。

あ、オーバーヘッドは上向き溶接のことです。口笛

とりあえず、材料を用意してと・・・

ルート面1.5mmぐらいでルートギャップ2.3mmぐらいで仮付けします。

このような薄板をかまして溶接します。

電流電圧は140Aの18Vぐらいで裏波を出しながら10mmほど溶接します。

6ヶ所ぐらいしといたほうがいいかな。

ちょっと仮付けがあまいような・・・あせる

もちろんルートギャップも仮付けの順番により、間隔がまばらなので、

ルートギャップが狭い箇所から一層目を溶接しようと思います。

真下始点でオーバーヘッドからの立向きで裏波を出しつつ溶接します。

溶接電流は120~130A、電圧17.8V~17.4Vぐらいかな。

ルートギャップが狭いところは電流は130ぐらいの高めに設定してやってみます。

手順を図で表すと・・・

①→➁→③の順番で③は横向きなのでパイプの向きを変えて溶接します。

こんな感じで裏波を確認してみると・・・

まあ、ボチボチかなあ・・・真顔

二層目からも同じ手順か、もしくは横向きを仕上げてオーバーヘッド、

または横向きを最後にして、オーバーヘッドを先に仕上げてもいいと思います。

自分は横向きを終わらせてオーバーヘッドフィニッシュですね。

横向きは前回の条件と一緒なんで、簡単簡単♪

と思いきや・・・フラットじゃないから、ちょっとトーチ操作がムズイかも。

前回と同じく、2パス仕上げです。

最後はオーバーヘッドっすね。

二層目も電流は110Aぐらいでいいと思います。電圧は通常より-1Vぐらいで

全部やっていいかと・・・だいたい17.4Vぐらい。(高めにするとすぐ垂れるんでえー)

これ・・盛りすぎじゃね・・・滝汗

三層目で余盛不足かなと思い、四層盛りにしたら盛りすぎた汗

上向きから徐々にトーチを立向きにもっていくのはトーチ操作が

安定しづらいので、いかにトーチを固定するかと溶接の電流・電圧の

設定が重要ポイントっすね。

あと体制を整えるために途中で止めたあと、またそこから溶接を

かぶせて継ぎ目を分かりにくくするバックステップも結構重要かな。

熟練工はそんなことせんでも一発でできるんでしょうけど・・・

俺には無理っす(笑)

 

以上、半自動パイプ溶接(管突合せ)をやってみました。

また機会があれば挑戦してみよっと♪

 

それでは~(@^^)/~~~