今日は暑かったですねえ。
そろそろ溶接工にとって地獄の夏が近づいてきました。
溶接作業ι(´Д`υ)アツィー、嫌だあああって言ってられないんだよね。寒かろうが暑かろうが、来る日も来る日も溶接作業。
溶接工の宿命ですな・・・・でも冬はあったかいからいーかも・・・
てなわけで今日からは炭酸ガスアーク溶接について語ります。
溶接といえばこれですよね。半自動溶接♪
たぶん溶接って聞くと最初に頭に浮かぶのがこの半自動溶接かと思います。
炭酸ガスアーク溶接装置は基本的にこのような構成になっています。
溶接ワイヤの送りが自動的にできる装置を用い、溶接トーチの操作は手で行うから半自動なんです。
炭酸ガス(CO2)100%シールドガスを用いる溶接が炭酸ガスアーク溶接ですが、
アルゴンと5%を超える炭酸ガス(または2%を超える酸素)を用いる混合ガスアーク溶接(MAG溶接)もあります。
このシールドガスが何故必要かというと、溶接金属を大気から保護して
溶接欠陥を防止し健全な溶接金属を得るためなんです。
要するに、大気中の窒素などが溶融金属の中に溶け込み、
気泡として現れるブローホールなどの溶接欠陥を防ぐためですね。
このように母材と呼ばれる溶接対象と電極(溶接ワイヤ)を接触させ通電させた後、
双方を引き離すと母材と電極の間にアークが発生します。
発生したアークの温度は5000℃から20000℃程度あり、これを熱源とした高熱で、
母材と溶加材を溶融させて一体化する接合法なんですよね。
「便利なもんを作ったよなあ・・・」
ま、炭酸ガスアーク溶接概要はこの程度にしといて、溶接法の練習♪
知識より実践あるのみ!!これ俺のポリシーなんで
トーチの向きによって難しくなってくんですが・・・あ、トーチってこれのことね。
下向き、立向き、横向き、上向き、すみ肉などといった溶接方法があります。
前進、後進、上進、下進、ストリンガ、ウィービング、ローリングなどなど・・・・溶接工なら分かるよね
とりま、基本的なすみ肉から説明すると・・・
記号はもうわかりますよね。実際はこんな溶接です。
溶接関係の製造現場では主にこのすみ肉が多用されてるんじゃないかな。
まっすぐに均一なビードを形成することができたら気持ちいいよね~(*'▽')
これぐらいできれば、君はもう一人前です。(笑)
まあ、深くまで技術を追求していくとキリがないのが溶接ですので、
とりあえずはこれを覚えれば良しとしましょうよ
今年の夏はいっぱい練習すっぞおおお!!
……たぶん・・・・・・( ^ω^)・・・
ではでは・・・^^