今日は点火して実際に溶断してみました。
まずは吹管の両バルブを別に開いて、混合ガスを抜き、両バルブを閉じます。
アセチレンガスのバルブを半回転ほど開き、所定のライターで点火します。
これで点火します。間違ってもマッチや裸火などでつけたらダメよ
このように、ややススが出るくらいの炎がベスト
火口と炎が離れている場合はアセチレンを出し過ぎてます。
弱めましょう
次に酸素バルブを少しずつ開いていき、中性炎にします。
こんな感じですね。
そしてこの切断吹管では余熱炎をこのように中性炎に調節しても、
切断酸素を放出すると炭化炎になるので、切断酸素放出後にまた調節します。
切断酸素を放出すると・・・・んー・・・炭化炎よりですね。
このように中性炎に調節します。
調節できたら一旦、切断酸素バルブを閉じます。
これで火力の調整はOKなんで早速切断してみましょう
少し予熱させて母材が赤くなったら・・・・すかさず切断酸素バルブを開きます!!
シュワアアアア!!!!!
火花が下に落ちてるのが切れている証拠♪
これは箱型の部材を切断しているので中の様子が分かりにくいですが、
切れてますね
オラオラ♪どんどん切っちゃうよおお・・・
結局バラバラに切断してバラしました。
当てモノなど使えば、まっすぐキレイに切れます。
溶接工なら溶断は覚えておいて損はないですよ。
大切なのは炎の調整と火口の選び方ですね。
切断材料の板厚によって、火口を変えてみて、一番しっくりくるモノで切断するのがいいと思います。
溶接の時もそうです。
火力調整と火口の選び方でキレイに溶接できます。
溶接吹管は切断酸素バルブが無いバージョンて覚えればいいと思います。
これがね・・・結構難しいんですよ。
薄物でナメつけや溶加棒ですみ肉溶接してみるんだけど、
なかなかうまくいかんね・・・・
何度も炎を調整して、時には火口を変えてみて・・・・・
うーん・・・・こんなもんかな。あんまり上手くできないけど、こういうこともできるんだと
認識できたし、よい経験になりました。
すみ肉溶接は溶加棒をプールに突っ込まないとできないすよね・・・
みんなどうやってるんだ?
昔の人はこれで溶接してたんでしょ・・・・凄いよね・・・・
というわけで、作業が終わったら、消火するときは酸素バルブを閉じて、
次にアセチレンバルブを閉じます。
しばらく中断する場合(小休憩など)は容器弁を閉じてT型ハンドルを外しておくほうがよいです。
そして、圧力調整器、導管、吹管の取りはずしの際は、吹管の酸素バルブを開き、
吹管、ホース、調整器内の残存ガスをすべて抜いて、調整器の1次側・2次側の目盛が、
両方ともゼロになるのを確認します。
同様にアセチレンガスの残存ガスも抜いてしまいましょう。
注意点として酸素ガスがアセチレン側へ流入し逆火の原因となる危険な混合ガスを生成する恐れがある為、
個々にガス抜きを行うことを忘れずに
ガス抜きが終われば圧力調整ハンドルを反時計方向に回してゆるめておくことも大切です。
あとは吹管、ゴムホース、圧力調整器の順にはずして、元の場所に保管しておきましょう。
ガス溶接技能講習は以上でやんす。
ではでは・・・^^