こんにちは、泉です。
先週は大一番・白山大賞典が行われましたがその振り返りについては
初めて白山大賞典を実況した百瀬アナにお任せして
私はもう一つの重賞、金沢プリンセスカップを振り返りたいと思います。
出走馬は
①ダイセンメイト
②ボサノヴァ
③エムテイルビー
④カニフ
⑤サブノユウゼン
⑥キープクライミング
⑦エムティアンジェ
⑧スターフジサン
⑨ジェイケイミリミリ
⑩ツルギヤマブシ
以上の10頭。
力関係が計りにくい2歳牝馬の重賞でしたが
9/7に行われた2歳戦の時計が優秀なことからその1，2着馬である
ボサノヴァとジェイケイミリミリが人気を集め
北海道からの転入初戦であるエムティアンジェが続く形となりました。
レースはハナを切るボサノヴァを2番手でエムティアンジェがマーク
ジェイケイミリミリはその2～3馬身後方に付けて比較的スンナリ
隊列が決まったように思えました。
動きがあったのが3コーナー。前の有力2頭めがけてジェイケイミリミリ
が仕掛けて迫っていきます。しかしここで前の2頭もペースアップし
ジェイケイミリミリに並ばせません。
直線はそのまま前の2頭での一騎打ちに。
直線半ばまでは並んでいた2頭でしたが100mを切るあたりで
エムティアンジェが前に出て勝負あり。
関係者の皆様おめでとうございます！
（まだ2歳とあって口取りで若さを見せるエムティアンジェ）
栗原騎手コメント
「金沢に入って来た時から調教には乗っていて、跳びの柔らかい
いかにも走りそうだなというフットワークで乗りやすい馬だと
思っていました。
道営でのレースぶりを見ながらイメージして乗りました。
毎回いいスタートで前に付けていたので同じイメージで行きたいと
思っていました。
（もしかしたら他に速い馬がいて）3番手ぐらいになることも
考えましたが、2番手につけられて良かったです。
前の馬（ボサノヴァ）も強いと思ってましたが、後ろの中島さんの馬
（ジェイケイミリミリ）も気にしてましたので、それが上がってくるのを
横目で確認しながらいい位置でゴーサイン出せたかなと。
本当に乗りやすくて競馬センスがいい馬ですね。
これからもエムティアンジェ号をよろしくお願いします。」
完勝と言ってもいい内容はもちろん栗原騎手の好騎乗あってのもの
しかしそれは騎手の指示に馬がしっかり従えるというのが前提です。
2歳の牝馬ではそれが困難なことも想像に難くありませんが
調教を通じてしっかりとこの馬の個性を理解した栗原騎手には
確かな自信があったのだなと思わせるコメントでした。
思い返してみれば距離もコーナー4つの競馬も初めてだった
エムティアンジェ。その中で栗原騎手も認めるセンスある立ち回りを
披露したというのは凄い事では…。今後の活躍が楽しみです。
さて今週の金沢競馬は明日から2日間、28，29日に行われます。
是非今週も金沢競馬でお楽しみください。