20日は記念すべき第1回の石川ダービーがおこなわれました。
石川ダービーについてはあらためて書きます。しばらくお待ちください。
今回は、金沢競馬で久々に会えたこの方について。
韓国で騎乗中の、畑中信司騎手です。
今回、騎手免許更新のため一時帰国。20日の金沢競馬で6鞍騎乗し、1勝をあげました。
ごく短時間でしたが、畑中騎手と話すことができました。
「アンニョンハセヨ」
と笑って挨拶してくれましたが…。
-言葉、覚えたの?
「覚えてないです。
通訳さんがついてくれてます」
通訳さんがついてくれてます」
-韓国、どうですか?
「…うまいこといかないですね。
なかなかいい馬がまわってこないしね。いい乗り馬を集めるのがたいへん」
なかなかいい馬がまわってこないしね。いい乗り馬を集めるのがたいへん」
-数は乗ってるんですか?
「そうですね。数は乗せてもらってる。
1日に5~6頭は乗ってます。数は乗るけど、馬の質がね」
1日に5~6頭は乗ってます。数は乗るけど、馬の質がね」
-騎乗期間はいつまで?
「8月末まで。それも延長したいと申請するつもりなんですけど、難しいかもしれません」
-日本の競馬と違うことはある?
「ルールが違うもん、基本。
ゲート出てから100メートルは進路変更できないとか。ムチの制限もあって。
けっこう細かいっていうか、だから日本で経験してきたちょっとしたワザなんかが使えない」
ゲート出てから100メートルは進路変更できないとか。ムチの制限もあって。
けっこう細かいっていうか、だから日本で経験してきたちょっとしたワザなんかが使えない」
-慣れるのがたいへん?
「慣れました。慣れましたけど、競馬としての、言葉は悪いですけど小細工みたいなのが使えないのは、きびしい。
走る馬に乗ったらいいんやろけど」
走る馬に乗ったらいいんやろけど」
相変わらずの笑顔で話す畑中騎手は、自身の言葉にもあるとおり、騎乗馬の質などもあって、ここまで5勝。
正直、もう少し活躍できるハズだと思うのですが、伝手もなくいきなりの活躍というのは難しいのでしょう。
「減量がきつい。51キロやねんて、一番下が。
週一で51キロ。がんばって乗ってます」
週一で51キロ。がんばって乗ってます」
と言う畑中騎手、この日の金沢競馬では以前より多くの重りを身に着けて騎乗。
「6個もつけてる」
プロテクターにつけた重りを見せてくれました。
もう少しいろいろ聞きたいところでしたが、事情で早々に切り上げようとすると、
「もう行っちゃうの?さみしいなあ。もうちょっといいでしょ?」
と嬉しいことを言ってくれるのも、いつもどおりの畑中騎手でした。
期間の延長がなければ、畑中騎手が金沢へ戻るのは9月。
短い時間とはいえ会って話を聞けたことも、元気に騎乗し、勝つ姿を見られたことも、うれしく思いました。
短い時間とはいえ会って話を聞けたことも、元気に騎乗し、勝つ姿を見られたことも、うれしく思いました。
韓国での残りの騎乗期間、ひとつでも多くの勝ち星をあげ、目立つ活躍をしてもらいたいところです。