3日(祝木)盛岡9R【M1】第24回岩手県知事杯OROカップ(リアルインパクト賞)(オープン・地方全国交流競走 芝1700m 1着賞金3000万円 14頭立て 発走予定時間16時01分)
HORSE&HOPE 駆け抜けたその先に。2022岩手競馬
<見解>
地方競馬唯一の芝コースで行われる、地方所属馬のターフチャンピオン決定戦は岩手県知事杯OROカップ。今年は1着賞金3000万円と大幅に引き上げられたが、大井4頭、船橋1頭、金沢1頭の計6頭の遠征馬を迎え、フルゲート14頭揃った。ポイントは芝レースの実績馬を狙いたいが、有力馬はJRA出身馬OB会の要素が強くなった。
◎ウインイクシード(大井)
今年7月までバリバリのJRAオープン。グレード競走での勝ち鞍は無いが、入着8回は立派。JRA在籍最後の出走となった今年の函館記念(GⅢ)もハヤヤッコの0.8秒差4着。このメンバーでは格上だろう。
○アトミックホース(船橋)
この馬も、今年1月までJRAでオープンを張った。グレード競走未勝利も入着4回と大きく劣るものではなく、前走せきれい賞へ遠征し優勝、往年の走り健在を見せつけた。となれば、当然逆転の目も考えたい。
▲ロードクエスト(大井)
これまた元JRAオープン。NHKマイルC(GⅠ)でメジャーエンブレムに0.1秒差2着。他、新潟2歳S(GⅢ)、京成杯AH(GⅢ)、スワンS(GⅡ)と重賞3勝の実績。盛岡の芝重賞も2勝、後は体調次第。
△ソロフレーズ
JRAではオープンに在籍していたものの、オープンクラスでは結果を残せなかった。約10ヶ月の休養を挟み岩手入りし、芝レースは4戦3勝。前走いしがきマイラーズを制し、地元馬の大将格として存在感を見せたい。
△リーピングリーズン
JRA時代は3勝クラスであり、ジミな存在だった。今年9月に岩手へ転入し、2戦目のOROターフ特別で勝ち名乗りをあげた。相手は強いが、どこまでやれるか楽しみではある。一応、マークはしておきたい。
■自信度:F(※A~Zの段階)
■推定ペース:M
■推定タイム:1.43.後半~46.後半
<レース紹介:岩手県知事杯OROカップ>
1999年、岩手芝路線の最高峰レースとして創設された重賞競走。施行距離は芝2400m⇒芝1700m⇒芝1600m⇒芝1700mと変更され、岩手所属馬限定⇒東北地区交流⇒東日本地区交流⇒東日本・九州地区交流⇒地方全国交流と徐々に格上げされた。前身は1989年に創設された岩手県知事杯アラブ王冠。当時、1着賞金2,000万円は全国のアラブ重賞でも破格だった。
レース名のOROは盛岡競馬場の愛称ORO PARK(オーロパーク)から、OROはラテン語で黄金を意味し、かつて使用された旧盛岡競馬場の別名が黄金競馬場だったことに由来する。