このモデルさんは、いつも「腰」を思いっきり伸ばしてくれる方で、え・・・?と思うような姿態を描かせてくれた。
芸大でもご活躍とのこと、常にダンスや運動で身体の線を維持しているそうで、この姿勢で30分ずつ三回のポーズでさぞ草臥れるだろうといつも感謝しながら描かせてもらっていた。
もう、デッサン教室を辞めてから何年になるだろうか・・・?
またモデルさんを前に、立体を、平面に見据えて一枚の紙に描きとめる難行苦行をやってみたい。
既に平面として成り立った「写真」を見てキャンバスに描く虚しさには耐えられない・・・。
あぁ・・・、本当に楽しかったなぁ・・・。
・・・と、また昔を懐かしみ、老いを嘆く私がここにいる。
でも、こうして昔描いたなつかしいポーズを見つけたりすると、胸が躍り、少し目が輝くかな?
黄昏・・・、たそがれ・・・、老いるってこういうことなのね・・・という実感が最近とても感じられる。
出来ないことが増えて来たけれど、歩けるし、おしゃべりも出来る!
感動することだって若い時と変わらずちゃんと一杯あるし・・・!
頑張らなくちゃ!
一年以上続く「味覚障害」で、食べる楽しみが無くなったことも大きく影響していると思われる私の最近の心境の劣化。
また、わしわし食べれるような日が来ることを信じて、頑張ろう!
うん、頑張ろう!