前日、朝ごはんとして食べようと思っていたサラダとさつま揚げの残りを冷蔵庫に入れて置いたら、冷やすのを強くしすぎたらしく、カチコチに凍ってしまっていた。
ケトルを使って蒸気で溶かし、それでもシャリシャリとした食感の朝ごはんだった。
9時過ぎにチェックアウト。午前中はうどん屋を巡ることに。
1軒目は「なかむら」
讃岐うどんの名店中の名店であり、かつてはうどんに載せるネギはお客自らが畑から取ってきて刻むというスタイルをとっていたらしい。
有名店と言えど、時刻はまだまだ10時半前。
待ち時間なしで冷ぶっかけを食べた。
コシがあり、のどごしツルツル。
出汁もゲソ天もとても美味しかった。
2軒目はうどんブームの火付け役、「山越」に向かったが残念ながら水曜日は定休日だった…
後ろ髪を引かれる思いで泣く泣く店を後に。
気を取り直して「山下」へ。
この店はぶっかけうどんの元祖らしい。
かつてチームナックスの戸次が麺のコシの強さに虜になったというのを何かで見たのを思い出し、期待が高まる。
ここでは肉ぶっかけを注文。
美味しそうだったのでついついおでんと油揚げも取ってしまった。
いざ実食。噂通り、非常にコシが強く、牛肉の甘さと出汁もマッチしていた。
讃岐うどんの怖いポイント、「気づいたら無くなっていた」が発動し、ものの5分で平らげてしまった。
結構お腹もいっぱいになってきて、次を最後にしようと思い、店を吟味すると、そう遠くないところに「おか泉」があるではないか。
この店は今回が初だが、ここも讃岐うどん屋の一二位を争う人気店。
お昼時ということもあり、あいにくの天気なのにかなり長い行列が出来ていた。
ひや天おろしを注文。
でっかいえび天が2本に、さつまいも、かぼちゃ、そして私の大好きな大葉の天ぷらが乗って1100円。
肝心のうどんも最高で、結構なボリュームがあったがまたしてもすぐに食べてしまった。
今回は「山田家」と「竹清」には行けなかったが、どちらもめちゃくちゃ美味しいのでおすすめです。
「うどんバカ一代」の釜バターもうまいです。
丸亀にある「綿谷」の肉うどんも外せません。
結局のところ、讃岐うどんは最高だった。
お腹が満たされたところで、室戸岬へ向かうことにした。
坂出インターから高速に乗って高知方面、南国インターへ。
途中どうしても眠気が襲ってきたので、立川パーキングエリアで仮眠を取った。
昨日寄った前浜掩体群の横を通り、室戸岬へ向かう。
道の駅「やす」の近くに面白いスポットがある。
手結港可動橋という橋があり、波止場と海の間にかかるため、時間帯によって、橋が踏切の遮断機のように上がり、道路が壁のようにそびえ立つのだ。
今回そんな壁のような橋は見れなかったが、丁度橋が戻るところを見ることが出来た。
一時雨は小康状態になるものの、基本的には降り続き、室戸岬に着く頃には台風が来たような大雨と強風に見舞われた。
「風に強い傘」もすぐに壊れそうな風だったので、室戸岬の滞在時間は1分くらいしかおれなかった。
徳島市方面へ北上。
途中の宍喰という所でお風呂に入る。
ヌルヌルとした、肌に良さそうな泉質だった。
すっかり日も暮れて、小松島?のガストで夕食をとり、給油をした後、鳴門インターから高速に乗って四国を去る。
給油後直ぐにスタートから7777.7キロになった。
想像よりもずっと大きな淡路島を通り、最近まで世界最長の吊り橋だった明石海峡大橋を渡ってこの旅3度目の本州上陸。
今日の寝床は名神の草津PAに決めたので、この先私の頭では山陽道から新名神を経由して行く想定だったが、カーナビは垂水から阪神高速を使え。と指示を出していた。
ところで私は南勝久の「ナニワトモアレ」が好きだ。
平成初期の所謂「環状族」にスポットを当てた作品で、阪神高速環状線はその最も頻出する場所である。
それを思い出したので、阪神高速に乗り、環状線をグルグルすることに決めた。
突然都市高速に乗ったので最初は緊張感があったが、時刻は23時。
交通量が昼間と比べて圧倒的に少ない時間帯なので意外と楽に走れた。
「北浜のコーナー」や「中之島のS字」、「ポリさんがおるロングコース」などなど、実際に走ることで、あの作品が以下にリアルかが分かった。
環状線を2周した後、草津へ向かう。
第二京阪から京滋バイパスで草津PA到着。
明日は浜名湖でうなぎ。