機材遍歴 その3(YAMAHA SY99編) | 平凡な日常

機材遍歴 その3(YAMAHA SY99編)

「機材遍歴 その1」はコチラ→https://ameblo.jp/jima-keyboard/entry-12589955012.html

 

「機材遍歴 その2」はコチラ→https://ameblo.jp/jima-keyboard/entry-12590567299.html

 

 

3台目はコチラ。

YAMAHA SY99

(https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/sy99/index.html)

 

 

これ先日盗まれたキーボードのうちの一つです(苦笑)

Twitterでも書いてましたが、僕が初めて自分でお金を稼いで買った機材ですね。

 

 

高校1年生の夏休みに、同時期に楽器を始めた幼馴染に誘われて初めてアルバイトをしたわけです。

友達の家が経営している布団クリーニング屋でアルバイトをしたんですが、まさかの週5。

夏休みをほぼ働いて過ごしました。

友達とは土日に遊んで朝から夕方までフルタイム。

お盆も休日返上でドライバーさんに助手で付いていって隣の県まで行きました。

なので人生初給料が13万円ということになりまして。。。

親は「貯金をしろ」と言ってきたんですが「自分が働いた金だ!」と突っぱねて、友達と一緒に池袋のIKEBEで9月に開催されていたセールに始発で向かったんです(笑)

池袋に着いた僕はセールチラシに載っていた4万円の中古のSY99にとんでもなく惹かれました。

そしてそのまま購入。

残りの9万円は貯金したんじゃないかと思います(苦笑)

 

 

中学生でシンセを手に入れた僕でしたが、キーボードを弾く友達もいないし、比較的凝り性な性格なので本を読んで勉強する日々でした。

今も大して高くありませんが当時はキーボーディストの地位は今よりもとても低く、専門誌以外の雑誌で取り上げられることも無く、時代的にインターネットも無いので、先生は演奏用の教本と「楽器のパンフレット」。

そういったこともあってパンフレットに載っている「ワークステーション型キーボード」にとてもとても強い憧れがありました。

ですが、その手のキーボードは安くても20万は超えてきます。

とてもじゃないけど手がでません。

ですが、目の前のSY99は4万円!

それに加えて僕が音楽番組を見始めたころは小室ファミリーやドリカムがテレビに映っていて、このSY99を使っている人多かったんです。

「YAMAHA SY99=プロが使う機材」

それが4万円なら普通の人は買うでしょ?(笑)

 

 

そんなこんなで家に宅急便で届いて問題が発生します。

お持ちの方なら分かると思いますが、このキーボードくそ重いんです。

まさかの一人で自分の部屋まで運べない&練習に持って行けない問題。

おかげさまで高校生活で家からこのキーボードが出たのは文化祭2回だけでした(親に車で運んでもらいました)。

大人になってからは自分の運転する車とかありますからどうにでもなりますが、、、こればっかりはどうにもなりませんでしたね。。。

なので、高校生で友達がライブハウスデビューしたりコンテストとか出てる中、高校時代のライブは文化祭2回だけ。

高校卒業するまでに中学3年の文化祭、卒業のイベント、高校2年の文化祭、高校3年の文化祭、トータル4回。

そんな人が20歳超えたら、めっちゃライブしたりするようになるんだから人生って良く分からないですね。

 

 

文化祭以外のバンドでは誘ってもらえないので、必然的に機材をいじくりまくるようになります。

このキーボード、今までに買ったキーボードとは比べ物にならないくらいプロ仕様。

FM音源だけでも鬼のように難しい(未だにソフトシンセのFM8で勉強中)のに「生音のサンプリング音源とYAMAHAのFM音源を混ぜて音作りが出来る」という複雑な仕組み。

最初はオペレーター??アルゴリズム??干渉??とか言ってマジ意味不明。

あの浅倉大介さんも「FMシンセのお化け」だとどこかで書いてましたが、勉強すればするだけ奥が深くてヤバかった。

でも、そのおかげで後に買う機材がフィーリングで使えるようになったのかも。

FM音源については話し出すと理解しきれてないし、知ってるところだけでも書ききれないので割愛。

それに加えて、初めて使うシーケンサーという代物。

音符を入力すると自分が弾けないフレーズも弾いてくれる。

というか曲が作れちゃう。

当時「GARNET CROW」というアーティストが好きだった僕は、作曲家や編曲家に憧れ、シーケンサーでオリジナル曲を作りMDにライン録音して友達に聴かせていたりしたんです。

中学生のときに買ったコードブックを駆使して得意げにテンションコードを入れていた記憶がありますが、効果が出ていたかは分かりません。。。

今考えるとマジ痛い。

それに当時はフロッピーディスクでデータ保存。

シーケンスデータのラベルとかちゃんと書いてまとめてありましたね。

先日実家の掃除をした時に出てきたんですが、焼却処分しました。

 

 

大学生になってオリジナルバンドをやってからも24歳ぐらいまではライブでも現役。

オリジナルバンドをしてから初期はラウドロックをやっていたので、FM音源の金属的な感じとかノイズにフィルターかけてSE的な音色とか。

パッド系とかコーラス系の音色もスゲー使ったなぁ。。。

オリジナルバンドが歌ものロックに変化して「CS1x」は引退されても、後に登場するトライトンさんとMIDIで繋いでライブで使ったり。

ライブを退いてからも鍵盤の感じが好きなのと76鍵盤というちょうど良い感じが良くて、DTM用のマスターキーボードとして一昨年ぐらいまで使っていました。

発音障害で入力しずらいところが出て、引退しましたが思い出が詰まっているので実家にて保管し、、、盗まれちゃう。。。みたいな。

帰ってきたんで良いんですけど。。。

今聴いても笑えるくらい良いですね(笑)

 

 

じま(^^)