機材遍歴 その2(YAMAHA CS1x編) | 平凡な日常

機材遍歴 その2(YAMAHA CS1x編)

「機材遍歴 その1」はコチラ→https://ameblo.jp/jima-keyboard/entry-12589955012.html

 

 

2台目はコチラ。

YAMAHA CS1x

(https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/cs1x/index.html)

 

 

前回の機材遍歴でチラッと登場しましたが、当時「バンドやろうぜ」という雑誌の楽器屋の広告で、僕に「お前の持ってるやつはバンドにおけるシンセじゃないよ」と教えてくれた機材(笑)

当時は、何故か分かりませんが広告にはコレと「Roland XP-10」しか載ってなかったんですよね。

この青いのにめちゃめちゃ惹かれたのを覚えてます。

手に入れた経緯ですが、これもまたなんか上手く騙されたというか。。。

中学3年の夏休みに友達と都会に遊びに行って楽器屋に行っていたんです。

で、まぁそういう学生ってカモなんで店員さんが良い感じで寄ってきます。

僕もキーボードの事が聞ける友達いないので店員さんに尋ねます。

「この青いキーボード欲しいんですよね、でも高くてとてもとても。。。」

そんな感じで話すと店員さんがこの青いキーボードも良いと思うけどもっと安くて良い方法があるよと。

「マジか!?」と。

その方法なんですが、今考えるとマジでナメてる方法で、1Uの音源モジュール(2万円ぐらい)に49鍵盤のMIDIキーボード(1万円ぐらい)を繋ぐ方法。

いや、100歩譲って今の時代だったらDTMも流行っているし分からなくもないんですが、当時の楽器を始めたばかりの中学3年生に勧める方法としては難しすぎるだろ。。。

でも、当時の僕は「やべー凄い!コレしかない!」と。

その提案を家に持ち帰り、「受験を頑張るという嘘」とか「その月が誕生日」とか「1台目のおもちゃキーボードで余ったお金」とか駆使して4万円ぐらい集めました。

で、満を持してその楽器屋に行くと別の人が出てきて「この青いキーボード、特別価格で4万円ぐらいで良いよ」と。

それを聞いた僕は「やべー凄い!コレしかない!」と。

2、3ヵ月後の雑誌には、CS1xがバージョンアップした「YAMAHA CS2x」が載ってました(苦笑)

初回からそんな感じなので、おかげさまで自分でしっかり考えて調べてから購入するようになり、楽器屋の店員さんの話を鵜呑みにすることはなくなりましたが。。。

語弊があるので一応。

世の中の楽器屋さんのほとんどは親身になって一緒に考えてくれる店員さんがほとんどです!

 

 

そんな型落ち品を掴まされた訳ですが、これも今となっては恵まれていたなと。

機能とか何よりも凄いのは取扱説明書です。

https://jp.yamaha.com/files/download/other_assets/5/316835/CS1xJ1.pdf

こんなに初心者向け他にあるんですかね?

僕が知らないだけですかね。

 

 

このシンセ、今のシンセでは当たり前ですが、1周回ってアナログの操作感が見直されてきた時期の初期で「デジタルなのに演奏しながらツマミをまわす」というのが斬新だったみたいです。

俗に言う「バーチャルアナログ」の走りの初心者版。

僕は説明書に言われるがままに回していたので斬新さのカケラも感じてませんでしたが。

中学生の時点では音色作りもろくに出来ないので「ウニョウニョさせて何が面白いのか。。。」と。

大学生でオリジナル曲をやるバンドを組むまではフィルターとかろくに使えなかったなぁ。。。

アルペジエーターとかもDTMやるまで使う事無かったですな。

 

 

中学生の時はプログラムの81番に入ってた「Tina」っていうエレピの音が爆裂にお気に入り(笑)

この音色で弾いただけで上手くなった錯覚に陥ってました。

高校生の時はコピーしたバンドの影響かストリングス系をよく使ってました。

次のブログに書くキーボードのせいでサブ音色を弾くキーボードになっていたかも。

大学生の時はオリジナルバンドでエディットしてシンセリードとかシンセパッドとか凄く使ってましたね。

太いリードにエフェクターのアンプシュミレーターかましてみたり、テンポディレイの効いたピコピコしたアルペジオだったり、ボワーっていうSAWのパッドだったり、パッドのレゾナンス上げてカットオフのツマミでスクラッチ表現してみたり、ベンドホイールデビューもしたし。

意外と思い出音色あるな。。。

青いシンセっていう見た目も好きでしたね。

今は赤いのが人気ですけど。。。

 

 

動画を見るともっともっと使い道があったんじゃないかと思ってしまいます。

このシンセは学生時代の終わりまで、ライブやらレコーディングやらで使ってました。

新しい機材を手に入れて使わなくなり、友達に貸して、そのまま譲渡。

バンドメンバーには変な音ばっかり出るので皮肉をこめて「神」って呼ばれてましたね。

今思うと僕が単に使いこなせて無かっただけだと思いますが。

ちなみにコレも結構ハードオフで見かけます。

救出してあげてね(笑)

 

 

じま(^^)