楽器弾きなら自分の理想の楽器なんていうのを考えるもの。先日高校の先輩と夜中に学生のようにLINEで盛り上がった。
楽器の要素は木部と金属ハードウェア、電装系に分かれる。
ボディ材、ネック材、指板材、それらの接合方法、ネックの長さ(実は一律ではない)。ボディの形も音色の鳴り方を大きく変える。
弦を留めるブリッジはどの金属でどのくらいの重量のものを使用するのか。調律のためのチューニングマシン(糸巻き、もしくはペグと呼ばれる)はどのタイプで重さはどれくらいか。
使用するピックアップ(楽器用マイク)、プリアンプ回路の有無。
そんな無限大の要素の中で
「俺の肉声と呼べる音色を出す楽器はこれだ」
と言うものに出会っていく。
私の場合SJX(Sio-Jill X-treme)という自分のモデルを持ってた。オーダーメイドによる完全に私専用モデル。メインのSJX5とテンション上げまくりのBE-SJ4custom。customはB.C.Richが大好きな僕のための複数のスイッチをもつ。
9V/18V給電切替を手元でコントロールするスイッチ。
6dbパワーブースター。3つのミッドカットセレクター。
ロボットアニメのパイロットのように
「これは使いたくはなかったんだけどな…。行くぜェェェッ!!!」とプリアンプ回路の給電電圧を2倍、6dbブースターを「パチンッ!パチンッ!」とスイッチオンしていくのはマジでテンション上がる(笑)
ただエンジニア嬢にはしこたま怒られる。いきなり6db上げるな、飛ぶだろ⁉︎と
最近はIbanezのバルトリーニ プリアンプが使い慣れてる。元々Fender Jazzbassにバルトリーニ9sを積んでいたのでバルトリーニの音が好きなのは事実。昔はパッシブ使いしていたのを今はプリアンプもバルトリーニ。アクティブ使いしてる。やっぱり好きだ、この音。
他方でEMGの音も自分らしい音。
セッションベーシストの私はバルトリーニの音。アーティストの私はEMGの音なんだと思う。
そう考えるとやはり二つの顔を持つ。
アーティストとしての自分のスペックを考えてみるとこうなる。
5弦 or 6弦ベース
35インチ スーパーロング
マホガニーボディ/エボニー指板
(もしくはアッシュボディ/メイプル指板)
EMG 40DC(6弦なら45DC)
アルミ製ブリッジ、LowB弦は裏通し
色はスノーホワイトかシースルーホワイト
出来たら変形ボディ笑
そんなことを考えていたらほぼドンズバなモデルがあった。
これは良い。実はスターシェイプが結構弾きやすい。impulse / daggerは私には少し小さくて弾きにくいのでひとまわり大きいことはいいことだ(決して小さくはないが中学生の頃からベースを弾いてる私にとっては156cmだったあの頃と同じくらい体を覆う大きさが心地いい)。
ギターもモダーンを使っていた。左右非対称で腿を当てる部分のあるフタマタシェイプが弾きやすいんだろうな。タッピングを多用する人間にとってはここに腿を入れて立てて構えるのはすごく楽。
Kelly Starのベース版って無いんだよね。
デザイン的には理想なんだよね。
…この人私とストラップお揃い(笑)
理想のベースは何となく見えてるけどいまだ実現には至らないな。