マグナムとソニックの合体マシン 接着篇 | ボンのーと part2

ボンのーと part2

思い付いた事を書き連ねています(;ºДº)

 

マグナムとソニックの合体マシンと銘打って進めていた新ボディ作りの続きです。

 

 

前回、マグナムとソニックのボディ比率、接合位置について考察しました。

 

サイクロンマグナムのボディをベースに、下記の3点をハリケーンソニックから移植するパターンを予定していました。

 

・フロントカウル(ウイング含む)

・コックピット脇のインテーク

・リヤウイング(中央インテークは除く)

 

ボディを入念に観察し、部位ごとに切り離し、様々なパターンで仮合わせを繰り返しました。

 

最終的に採用した組み合わせはこちら。

 

 
 

赤いラインでボディを分割し、コックピットの部分をそのまま挿げ替えます。

 

ややこしい方法を選ぶと、再現性に乏しくなります。

 

横幅(X軸)は殆ど同じなのでカットラインを整える程度で済みました。

 

しかしながら、長さ(Y軸)と高さ(Z軸)は差が大きいので修正が必要でした。

 

 

ボディの分割。

 

言葉にすると極めてシンプルですが、実際に形状を決めるまでに時間を要しました……。

 

サイクロンマグナムのボディ在庫に余裕がないく、切り(削り)過ぎによる失敗は絶対に避けねばなりません。

 

そのため、電動工具の類いは 一切使わずに手作業で行うことに。

 

 

まずは、肉抜きでお馴染みの工具から。

 

 

精密ピンバイスD-R (0.1~3.2mm)

モデラーズニッパーα(グレイ)

 

 

ネイビー(2015年3月)

グリーン(2016年3月)

ブラック(2017年3月)発売

 

模型作りには欠かせない道具だけあって、カラーバリエーションも豊富です。

 

過去には 蛍光ピンク(2011年6月)やライトブルー(2012年6月)、ミニ四駆ニッパーとしてレッド(2012年9月)も発売されていましたが、手元にはありません。

 

 

そして、分割したボディを繋げるのに必要な接着剤。

 

旧TZ版ではボディの素材はPSでしたが、プレミアム版ではABS樹脂に変更されました。

 

ちなみに、PSはポリスチレン(スチロール樹脂)のことを指します。

 

ABSは3種の共重合成樹脂のことで、

Acrylonitrile(アクリロニトリル)、Butadiene(ブタジエン )、Styrene(スチレン) の頭文字に由来します。

 

ABS製ボディの接着にスチロール用の物を用いることはできず、ABSに適した物を選ぶ必要があります。

 

しかし、ボディの素材変更のことを失念してしまったがために……

 

「買ってあって良かった」

 

 

タミヤセメント(六角ビン)を使用してしまうという凡ミス。

 

見た目は溶着できているのですが、試しに力を加えたところあっさりと剥離。

 

ここで、気が付きました。

 

「……ボディが(プレミアム版)ABSだった」

 

気を取り直して、ABS用の接着剤を購入。

 

 

タミヤセメント(ABS用)

 

六角ビンの物に比べると、粘性が強く溶剤の揮発が早いように感じます。

 

それでも、完全に定着するまでには時間を要します。

 

PC(スチロール樹脂)同士の接着のようにお互いが溶解して結合している様子はありません。

 

※初めての使用で不慣れでしたが、既にタミヤセメント(スチロール樹脂用)を塗ってしまった箇所だったことから、改めて検証してみる必要があります。何度も使用しているうちにコツを掴むことができました。

 

 

元々は別々だったボディですので、どうしても間隔が合わない、隙間ができてしまう部分もあります。

 

 

タミヤパテ(ベーシックタイプ)

色調スティック

 

ラッカーパテとも呼ばれる物で、文字通りラッカー溶剤が揮発して硬化します。

 

とても柔軟で食い付きがよく、扱い易いのが特徴です。

 

乾燥するまでに4日ほど見れば十分でしょうか。

 

完全に硬化しても強度は期待できませんので、(補強ではなく)表面の処理が狙ってのチョイスです。

 

「パテは使ったことがないんですよね」という声も聞きます。

 

それでも、多くの方はサーフェイサーは塗装前に使っていると思います。

 

パテと溶剤の比率が異なるだけで本質は同じです。

 

それを色調スティック(スパチュラ 等でも可)を使って塗り付けていきます。

 

パンにバターを乗せるようなイメージ(?)で別段 難しい作業ではありません。

 

ボディのリファインも兼ねているので、走行で付いた傷やへこみもパテで埋めます。

 

 

 

モデラーズナイフ

モデラーズナイフRRO 

 

RROは平刃が使いたくて、購入したばかりです。

 

ニコイチという性質上、断面の微調整が頻繁に求められます。

 

また、接着時に隙間を埋めるための欠片を作る工程で直線刃が活躍しました。

 

平刃は硬化した余分なパテ、表面で固まった接着剤を削ぎ落とすのに使う予定です。

 

 

貼り合わせる位置を決めるのは簡単でした。

 

2台の共通点

 

・TZシャーシの採用

・ギアボックス・モーターカバーと干渉を避ける(ために露出する)構造になっている、

 

これらを利用すれば、必然的に決まります。

 

 

 

現在、硬化待ちの状態です。

 

 

ウイングの取り付け位置は問題ありません。

 

右側(マグナム)のカウルはギヤカバーを避ける必要があり、反対側のように接点を稼げません。

 

詳しく説明すると
左側は、モーターケース前後 2ライン(青)で十分に繋げられますが
右側は、ギヤカバー前 実質1ライン(赤)です。
 

 

カウルを押し下げる方向に力が加わるのは怖いです。

 

走行を視野に入れた場合、ここの強度不足は致命的なので、改善せねばなりません。

 

 

ようやく完成形が見えてきた“マグナムとソニックの合体マシン”。

 

接合部を整え、サーフェイサーを塗るのが楽しみです。

 

 

元々はソニックのリヤウイングなので、当然 マグナムのカウルにはウイングの“受け”は設けられていません。

 

ソニックの3段フラップを赤にするとマグナムの青と相まって格好良いですよね)

 

ここを上手く加工し、3段フラップとカウルを一体化(接着)できれば、強度不足も解消できそうです。

 

壊された2台を合体させたにも関わらず、一切汚れていない星馬兄弟のマシン。

 

今回はウェザリングは必要なさそうです。

 

次回は調整篇。

 

 

 

 ここで、亜種を紹介。

 

 

ボディを分割するのではなく「センターをソニックで完結させよう」と試したパターンです。

 

コックピット周りの細かな修正も要らず、強度を維持できます。

 

フロントノーズの脇、赤い三角モールド部分を移植すれば より簡単に再現可能。

 

 

 

 

 

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