ハリケーンソニックとの邂逅 ~三位一体~ | ボンのーと part2

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思い付いた事を書き連ねています(;ºДº)


HURRICANE SONIC

以前の記事“ハリケーンソニックへの道”と内容が重複しますが、リブログ的な位置付けだと考えて頂ければと思います。


個性溢れるボディデザインが好きです。

先代 Vソニックの面影、3段フラップを備えた大型ウイング、フロントウイング、コックピット後部のインテーク、全てがスタイリッシュに映ります。

初めて手にしたミニ四駆がバンガードソニックだった事もあり、後継機には惹かれる物がありました。

Vソニックは壊れてしまった訳ではないので、“Vソニック 2”の様なニュアンスで捉えています。


このマシンを作る時、3種類のハリケーンソニックを使います。

ハリケーンソニック



ハリケーンソニック 21stCenturyEdition




ハリケーンソニック プレミアム(ARシャーシ)


キャノピーを半透明で仕上げたい/ステッカーのディティール、この辺りの好みを揃える為の選択です。



当初は市販品のニコイチだったのですが、徐々にエスカレート。

新旧ハリケーンソニック


2011年から始まったソニックシリーズのプレミアム化。

“プレミアム化”を定義付けするとすれば、ステッカーのリファイン/新型シャーシへの換装、だと思います。

ソニックセイバー プレミアム (スーパーIIシャーシ)
Item No:19432 2011年 1月22日(土)発売

バンガードソニック プレミアム (カーボンスーパーⅡシャーシ)
Item No:19435 2011年 7月 9日(土)発売

ハリケーンソニック プレミアム(ARシャーシ)
Item No:19441 2014年11月21日(金)発売

バスターソニック プレミアム(ARシャーシ)
Item No:19445 2015年 4月18日(土)発売

ソニックセイバーで初めて採用された5本スポークホイール、ローハイトタイヤには大きな期待を寄せていました。



そして3年後。

基本的にマグナムに対して後発だったソニックシリーズですが、3代目(サイクロンマグナム/ハリケーンソニック)だけは同時発売されました。

メタリックグレイのARシャーシ(エアロ アバンテ レッドスペシャルにも採用されていた為、正確には新規ではありませんが)で出てくれたのは、喜ばしい限りです。



劇中に登場した状態に近付けるのであれば、黒で統一するべきだとは思いますが、「TZとは似ても似つかない」「この配色が好き」と、この色で使っています。

とは言え、当初はARシャーシのデザインに抵抗がありました。

厳密に言えば、ボディとシャーシの重なり方。

ARデザイン

TZシャーシ採用マシンは括れのあるデザインが多く、ボディの脇からシャーシ端が見えてしまいます。

従来の片軸シャーシ(スーパー1・TZ・VS・TZ-X)では、この状態にはならないので、非常に気になってしまい、受け入れ難かった時期もありました。

構造も、後部にモーター/中央に電池/右側にプロペラシャフトが配置されており、従来のスタイルを踏襲していますが、全て下面から取り込みます。

機構としては同じ働きをしていても、組み立てや部品交換に慣れるまで、若干のやりにくさを覚えたのも事実です。

シャーシ全体でモーター、及び 電池を包み込む形状になっているので、無加工の状態では重量もあります。

リアバンパーもシャーシ一体型になっている点も、旧シャーシとは異なります。

ここが独特な形状であるが故に、リアステーの取り付け方法が限定されてしまいます。

形状の問題と言うよりは(幼い頃に使い込んだ)“今までのミニ四駆とは勝手が違う”為の違和感ですかね。

ハリケーンソニックがプレミアム化されるまでの間、実に多くのボディ/シャーシを使い回しました。

その中で、辿り着いた解が現在です。

ARクラウンギア

ARシャーシの特徴と言えば、画像の赤枠内、向かって右側にある突起。

プロペラシャフトからの駆動力を受けたクラウンギアは弾かれて、外側に逃げる様に動こうとします。

それを押さえ込む為に設けられたのでしょう。

プロペラシャフトとクラウンギアとの間隔が離れすぎてしまうと、駆動力を効率良く伝達する事が出来なくなってしまいます。

リア側の突起は従来のシャーシにもありましたが、フロント側はMS以外には見られません。

従来のシャーシに比べ、前輪の引っ張る力が強いのもこれが理由でしょう。

力の逃げ場所が無いので、使用可能なピニオンの制約があるのかも知れませんね。

ミニ四駆グレードアップパーツマッチングリスト(ギヤ比)
http://www.tamiya.com/japan/cms/serviceregulation/1873-regulationgear.html

マッチングリスト(ギヤ比)

コースアウトやフェンスを噛み込んだ際、タイヤをロックしてしまった際、ピニオンやプロペラシャフトへの負担が大きいのだと思います。

以前のジャパンカップでのトラブルもこの辺りが関係している筈です。

富士通 乾電池 提供 MINI 4WD JAPAN CUP 2014
10月19日 東京大会4

前回(8月24日 東京大会2)の反省の意味を込めて、再度 バスターソニックで出るつもりでした。

しかし、会場で呼び出しを待っている間に、ある考えが浮かんでしまいました。

「ハリケーンソニックで出ようかな?」

この浮ついた考えがハリケーンソニックとのレースの始まりでした。

この日、先行発売されるハリケーンソニック プレミアムに合わせて、用意した物。

準備時点では、万が一に備えての予備と考えていました。

1年前のジャパンカップ以来、まともに触っていないARシャーシ。

パーツは他のシャーシから移植しただけ。

「ここで勝って、幸先良くプレミアムに換装しよう」なんて根拠の無い空想に負けてしまいました。

今、改めて見ても情けない姿です。

※当時、「モノクロのセットアップはサブ」と割り切っていました。

ハリケーンソニック

新品ですので、状態は良いです。

結局、着地の衝撃で駆動系にトラブルが起き、完走すらままならず。


MINI 4WD GRAND PRIX 2014 Autumn
11月30日東京大会

満を持してプレミアム化したハリケーンソニックのデビュー戦で、
2014年の集大成として臨みました。

大会の1週間前にボディをリメイクし、シャーシも新調しました。

3レーン(2014.11.30)


綺麗に色が付きました。

ちなみに、ソニックのフロントローラーの配色が右が赤、左が青なのは TMFL(二ツ星駆動力学研究所)の“ミナトアバンテ”に起因する物ではありません。

継続する後押しにはなっていますが……。

きっかけはマグナム/ソニックです。

どちらを使うか迷っていた時、レッツ&ゴーの作中で「共通のライバルだったマシンは?」と考え、ベルクカイザーを使っていた期間がありました(三日坊主)。

星馬兄弟との関係性としては ディオスパーダでも成り立ちますが、赤要素が強いので落選。

アンダーガードがブラック、レッド、ブルーと揃っていた事も無関係ではありませんね。

そこにマグナム感、ソニック感を残したくて中央は黒、右を赤、左を青に落ち着きました。

左右の位置関係はTAMIYAのロゴを、正対させたマシンに対応させました。


今まで、複数台体制でしたが、メンテナンスのタイミングで解体。

元々は違うアプローチを施してあったのですが、徐々に“サブ機”の様な扱いになってしまう事が殆ど。

しかも、自分の中で好きなパーツだったり、組み合わせだったりがあって、似た型になる。

そこで、旧ソニック2台のユニットを継承し、新ソニックをニコイチで組み直したのが今のARシャーシ。

ローラー周りは、スーパーIIで使っていた物に少しだけ手を加えて移植。

バンパーを切り落とした、いわゆる“バンパーレス”での運用になりますが、ここもARを選んだ理由です。

シャーシ裏面にリアワイドステーを使って取り付ける訳ですが、スーパーIIへの取り付けとは異なる点があります。

まずは最低地上高。

スーパーIIはシャーシの下面が均一な高さなのに対し、ARは底面のバッテリーカバー部とバンパーの高さにギャップがあります。

次に角度。

ご存知の方も多いかと思いますが、ARのバンパーの付け根(下面)はアッパースラスト方向に角度が付いています。

この2点を活用して、フロントアンダーガードをより高い位置へ、フロントローラーのスラスト角を調整する事が出来る様にしました。

前後のバンパーを加工する際、軽量化と剛性抜きも兼ねて、バッテリーとモーター周辺を肉抜きしました。

他の片軸シャーシとの比較は流石に分が悪いですが、それなりに効果はあったのではないでしょうか?

加工を想定した位置にガイドになるスリットや凹凸がないので、けがいてから加工を行いました。



今の体制になってから顔を出したチームの走行会、知人とのレース、ショップレースでは手応えを感じています。


また、様々な意味でも転換機になりそうなので、記事に起こしました。

シャーシは手を加える所がありません。

ベストな状態という意味ではなく、行き詰った感じです。

手を加えられない、という表現の方が適していますね。

今の形にするべく、加工を施してある為、柔軟なセッティング変更は難しいです。

足回り/フロントバンパー/シャーシ底面を見直して、新しいARシャーシを作ってみる予定です。


ボディに関しても、思う所があります。

インテーク

今日まで、インテークを開口したり

フロントカウル

フロントカウルの配色を変更したり、アニメの仕様に近付ける為に工夫を重ねて来ました。

ウイングロゴ比較

リアウイングに関しても同様で、ビクトリースロゴに変更するのはもちろん、3段フラップの部分も手を加えています。

19415 ハリケーンソニックではオレンジだった3段フラップ、アニメでは赤いのでボディの赤い部分と統一していました。

プレミアムになっても色味が異なるのは変わらずでしたが、赤寄りの色に変更されていました。

こうなってくると何故か、オレンジに戻したくなりました。

上の写真、ハリケーンマグナムのウイングのロゴ/3段フラップの色合わせが、現時点でのベター。

要するに、アニメ/星馬 烈仕様を再現するという体裁で、“ソニックの枠組みを飛び出さない範囲で個性を出したかった=出来るだけ手を加えたい”のが本音でしょう。


先日、元々のカラーリングとは異なるマシンを作る機会がありました。

特別、難しい事をした訳ではありません。

シャドウブレイカーの時と同様、
TS-14 ブラック
TS-83 メタルシルバー
TS-71 スモークのコンボ



キャノピーはマスキングで半透明に仕上げ



ドレスアップステッカーを貼り



シャーシ側のパーツも色を合わせて



完成!!



前後のバンパー周りが中途半端なのは参加したレースのレギュレーション、手持ちの層の薄さが原因です。

このマシンを作っていて、今までとは違う感覚になりました。

「元来のカラーリングと異なるハリケーンソニックも良いな」

コンセプトは“はる姉”こと、SCANDALのGt./Vo. HARUNAさん。

2013年のアジアツアー/NAONのYAONの時の衣装です。

そうです。

SCANDAL。

最近、リピートし続ける程に夢中です。

同じ形状のボディを、普段と異なる配色にするのは新鮮でした。

オリジナリティのあるボディ作り、これはミニ四駆の醍醐味だと再確認。

他にも「作ってみたいな」と思っているコンセプトはいくつかあります。

・中村憲剛選手(川崎フロンターレ/日本代表)

・カルソニック IMPUL Z

・オメガモン

・仮面ライダークウガ

挙げ始めるとキリがありません。

今回の制作過程でも気付いた点がありましたので、烈君仕様を作る際に還元出来ればと思っています。

形状も変えてみたい所があるので、次のボディですかね……?


外観の嗜好、設定への思い入れ、使い勝手。

この3つの要素が、今までにない高水準でバランスを保っています。





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