東京駅前からJILCAバスで、南相馬に向けて出発です。
 今回は、二十歳前後の学生さんも多数、
 ご都合をつけて、参加いただきました。
 バスは、アクティブな、ベテラン,中堅,そして新人で、前も後ろも満席です。

  バスは、国道6号線を通り南相馬に行きました

 震災から、4年が経過しようとしています。
 

南相馬
では、放射線の影響を配慮して、震災直後に
立入禁止となり、 
その後、それほど放射線が高くないことが確認されて立入禁止が解除され、すでに3年近く
が経過した区域があります。
  
 しかし、この区域では、少量の放射線が確認されるため、まだ夜間の宿泊は、禁止されています。

 このため、地震の被害を受けてから手つかずのままの場所があります。 
その場所を大切に思っている人がいます。



 今回の作業内容の説明を受けています。
ボラセンから北の方角に5km程のところの
原町区の避難解除準備区域の方の依頼で、住宅の裏山の竹の伐採をお手伝いすることになりました。




 

  
 

 
 
 

 

 


 




刈払機の作動を確認しています。

 











持ち出す工具は、あらかじめ数量をチェックします。 









 今回は、原町区の避難解除準備区域の方の依頼です。避難解除されたら、お宅に住めるように地震で傷んだ家屋をリフォーム中です。このお宅の裏山の木々の伐採のお手伝いです。

 依頼者さんは、宿泊禁止のため、庭先と裏山の木々の手入れができないまま、3年半以上も放置せざるをえなくなっていました。
 
処理すべき木々があまりにも多く、ボランテアにも声がかかりました。

           急な斜面に、びっしりと笹竹が茂っています。



 斜面の上の方は、密集して樹木が育っています。








 硬い栗の木を伐採します。

 チェーンソーで格闘です。









  


   
 切断しても、栗の木の幹が上で、他の木の幹に引っかかって、倒れません。








 下の幹に、ロープをかけました。











 

 栗の木の幹が、他の木の幹に引っかからないように、 ロープを引っ張り、力をあわせて倒しました。




 





 太い幹を切断して、運び出しました。










今日の作業終了時刻に近付くころ、松本センター長が、進捗状況を視察に来られました。

刈り取った斜面をバックに、依頼者さんと、写真を撮りました。


帰還に向けて一歩ずつ、あゆみだした原町。 

 

原町を大切に思っている人が、次の選択ができるように、
JILCAは、今後も、お手伝いしていきたいと思います。


(作成者:K)
 土曜日の作業が予定以上に進捗したため、日曜は午前中のみ、2つのグループに分かれ、前日の継続の草木の刈り取りと、みそ工場の引っ越しに分かれました。 後者の説明を受けています。









 工場内は、みそと製造資材と容器がたくさんあります。
 みそは、運搬して近くの畑にまきます。
 資材と容器は、倉庫に運搬します。
 







 
25kgの塩も、軽く持ち運びます。







 


 

 大きく、重い鍋は、軽トラに乗せて、倉庫に運搬します。










 

 みそは、軽トラに乗せて、畑に運搬します。







          
        



 作業前の倉庫です。 











 作業後の倉庫です。
 
工場と倉庫間を軽トラ2台で往復しました。










 

作業終了後に、倉庫前で依頼者さんと写真をとりました。









帰還に向けて、一歩ずつあゆみだした小高。

小高を大切にする人が、次の選択ができるように、
JILCAは、今後もお手伝いしていきたいと思います。



 一方、昨日から継続の伐採班は、ウッドチッパーにて、刈った草木を破砕しました。












太い枝も粉砕します。












 
笹竹も粉砕します。




































 粉砕したチップを敷き均した地面をバックに、集合写真です。

伐採班とみそ引っ越し班は、ボラセンで合流して、1日半の充実作業を終了しました。


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 このあと、この日(2015年3月1日)の午後3時に全線開通した常磐自動車道を、
南相馬ICから高速に乗り、浪江を通り、常磐富岡ICを通って、帰ってきました。

 路線に放射線のモニタリングポストが設置されているようで、放射線量が表示されています。
 今回、最も高い値が表示されたのは双葉・大熊間でした。

























 通過するバスの中から撮影した、双葉・大熊間の放射線表示です。
この時のバスの車内でも、放射線を測定したところ 1μSv/h程度でした。
車内では、4分の1程度に減衰される模様です。

 一方、国道6号線の大熊町交差点付近では、
バスの車内でも 4μSv/h程度が観測されました。
山側を走行する常磐自動車道の方が放射線量が低く、また、運転の負担も少ないので、今後は常磐自動車道を積極的に利用してもよいと思いました。

常磐自動車道開通の効果を、
JILCAは、今後も追っていきたいと思います。

(作成者 A.K.)


  この後、6号線を南下して、双葉町と大熊町、
富岡町を
通って帰ってきました。 

 
双葉町を通過するバスの中から
撮影した、福島第1原発です。

送電用の鉄塔の近くに、大型
クレーンが数台設置されている
のが確認できます。







常磐線富岡駅の様子です。
津波の
直撃を受けてから、
手つかずのままでしたが、
1月から
ホームの屋根や陸橋が解体され、
すでに、なくなっていました。

駅の向こうには、白い壁の建屋が
建設中です。





建屋のそばには、震災で発生した、黒い
フレコンが、大量に集積されています。

                         

                          
                       


 

 

現在、駅周辺に富岡町の津波廃棄物等の破砕選別、減容化処理施設 が建設中で、この建物も、
関連施設と思われます。























 さらに、バスは南下して、
常磐線の竜田駅を見学しました。


この地域も、小高区と同様に
避難指示解除準備区域ですが、
常磐線がこの駅まで、通っています。



 


震災前は、

右側のホームを常磐線下り、
左側のホームを常磐線上りとして使用し、
現在は、
一番左側のホームのみを使用しているようです。
陸橋が閉鎖され、右側と左側のホームを結ぶ通路
が線路上に設置されています。




 
       

     
福島県出身の竜田駅の駅長さんが 
「この状況を是非見ていってください。」と       
おっしゃっていました。









ここから、原の町まで直通バスが、    
1日2本通っています。
小高にも止まってくれればと思います。











常磐線に残った震災の足跡を、
JILCAは、今後も追っていきたいと思います。
  

(作成者:K)
東京駅前からJILCAバスで、南相馬に向けて出発です。
今回は都合により、リピ-ター限定です。久々のリピーターとも再会できました。



  
 バスは、国道6号線を通り南相馬市小高区に行きました

 小高区では、放射線の影響を配慮して、震災直後に立入禁止となりました。 
その後、それほど放射線が高くないことが確認されて立入禁止が解除され、すでに3年近く
が経過しました。
  
しかし、少量の放射線が確認されるため、まだ夜間の宿泊は、禁止されています。

 このため、地震の被害を受けてから、手つかずのままの場所があります。 
その場所を大切に思っている人がいます。


 今回の作業内容の説明を受けています。
ボラセンから南の方角に2km程のところの住宅の、除染前の庭木の伐採をお手伝いすることになりました。



 
作動を確認してから、工具を持ち出します。 


 南相馬市は、小高のインフラの整備と除染を平成27年度末までに完了させ、平成28年4月に避難指示を解除し、住民の帰還を目指すと表明しています。
 
 今回の依頼者さんは、隣の原町の仮設住宅にお父様と一緒に避難している
ご夫妻す。 

 依頼者さんのお宅は、6号線のすぐ東側で、家の敷地まで津波がきたそうです。家屋は、津波の被害は免れましたが、地震の被害を受けていたんでいます。

 
依頼者さんは、3年半以上も宿泊禁止のため、庭先から裏山の上までの地の庭木を、手入れができないまま、放置せざるをえなくなっていました。

 そして、これから、役所が除染をす
ることになり、その前処理として、庭木の下部の枝を落とすように、要請されたそうです。

 依頼者さんの、仙台に住むお子さん夫婦には最近、お孫さんが生まれたそうです。
 
依頼
者さんご夫妻は、94歳になるお父さんと庭木の手入れを始めたものの、処理すべき庭木があまりにも多く、ボランテアにも声がかかりました。


メンバーは、次の3つの作業にわかれて、効率よく進めました。
①斜面で草木を刈り取る
②刈り取った草木を下まで運搬する
③下で、草木を1m程度に切断して、減容化する







 
  少し急な斜面も、依頼者さんは、足取り軽く昇   降します。

 


 


 
 斜面で、足を踏ん張り、
 チェーンソーとノコで、草木と格闘です。
















 斜面には、まだ雪が残っています。

 草木を抱えて、下まで運びます。











 つららも、残っています。








  草木を1m程度に切断していくと、かさが3分の1以下  になります。びっくりしました。
 












作業終了時刻に近付くころ、依頼者さんが、私たちの写真を撮りたいとおっしゃいました。

 

私たちを撮っている様子です。



















奥さんの「うぃ~っす!」の掛け声で、ご夫妻とお父様との集合写真をとりました。
「うぃ~っす!」で、みんな笑顔です。



 
 

 今回は、皆で宮城県内の民家に、ご好意で宿泊しました。おかげさまで、快適におやすみできました。


 翌朝は、出発がちょうど日の出の時刻となりました。









日の出がすごくきれいでしたので、皆で集合写真を、撮りました。

 

「夜ふかし組は、まだ、ねむうぃ~っす?」











 












皆が作業を終える時に、依頼者 さんは、ひとりひとりに
自家製の、この庭でとれたゆずの砂糖づけシャーベットを

配ってくださいました。

ゆずの風味が、甘酸っぱく、口の中でとけて、おいしくいただきました。

 



 






 

















依頼者さんは、

「この庭は、4月になると、桃の花が咲いてきれいですよ。

近くにいらしたら、見に来てくださいね。」と、おっしゃっていました。


帰還に向けて一歩ずつ、あゆみだした小高。 

 

小高を大切に思っている人が、次の選択ができるように、
JILCAは、今後も、お手伝いしていきたいと思います。

 
(作成者:A.K.)

2015年初めてのツアーは岩手県・山田町でした。

 

山田町は関東からもっとも遠く、週末だけでは帰ってこれないので、

 

3連休の時はなるべく山田号を出すようにしています。

 

途中ときどき雪に見舞われながら、なんとか時間通りに山田町入り。

 

 

そこからランチ部隊の食材を購入し、3か所/日に分かれて活動します。

 

 

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今回も

 

「マッサージ部隊+カフェ部隊」の活動が2箇所/日。

「ランチ部隊」の活動が1か所/日。

 

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まずはマッサージ+カフェ部隊の活動について、ご報告させていただきます。

今回は土日とも、「100世帯規模の仮設」+「20~30世帯の小規模仮設」 という組み合わせでした。

JILCAではもともと、世間がまだボランティアブームに沸いていたころから、他団体が行きやすい大規模仮設は他団体にお任せし、JILCAはボランティアがなかなか来ない小規模仮設を中心に活動していた、という経緯があります。
そのため、毎回、大規模仮設があると、ちょっぴりドキドキします。

1日目の大規模仮設は、非常に大きい仮設団地なのですが、
逆に大きすぎて、住民間のコミュニティが作りづらく、
ちょっと不思議な雰囲気がする仮設団地でした。

お越しになる方はみなさんとても喜んでくださるのですが、
お客さんが午前中に集中し、午後はパッタリ、となることもあり

意外にのんびりペースとなりました。

 

一方、小規模仮設の方は仮設団地の方以外に在宅の方も誘いあってご参加いただき
結果的には参加者数は大規模仮設とほぼ同数、という結果に。
メンバーの配置は世帯数に合わせていたので、小規模仮設組はフル回転状態になりました。
小規模仮設組のみなさん、お疲れ様でした。

 


一方ランチ部隊は、これまた大人気でした。

こちらも30世帯ぐらいの小さな仮設団地で、傾斜のきつい場所にたつ団地なので、住民間のコミュニティが作りづらい場所です。

傾斜がきつい場所だと足腰の悪い方は談話室への往復がとにかく大変なので
こうしたイベントに参加しにくい、という問題点があります。
限られた土地に仮設団地をつくるのでなかなか好条件な場所は少ないのですが
あらためて被災後の難しさを感じさせられます。

こちらは事前に「参加者数は少ないですが、でも、太巻きづくりをするのをすごく楽しみにしている方がいる」とお伺いしていたのですが、現場につくと既に三角きんにエプロンをして待ってくださっている方々がおられ、期待の大きさを感じました。

もちろん、太巻きづくりも大盛況。

太巻きはどこの土地でも「普段、家で太巻きは作らないから、一度作ってみたかった」という方が意外に多く、毎回大盛況。

今回も太巻き経験者は唯一だったので、その方に教えていただきながら、みんながせっせと巻く、という楽しい時間になりました。

巻くのが楽しすぎて、食べるのが追いつかないのが太巻きイベントの唯一の弱点です(笑)

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2日目は別の仮設で活動したのですが、こちらの大規模仮設は大賑わいでした。

一時は「マッサージ待ち・1時間」という状況に。

マッサージ部隊もカフェ部隊もてんやわんやになりながら、みなさんに楽しんでいただきました。

今回、「将棋ができる」という「将棋チーム」が参加してくれていました。

高齢男性にとって将棋はちょっと懐かしく楽しいイベントなはず。
男性陣が出てきてくれるきっかけになればいいなー、と思いながら企画してみました。

結果としてはみなさん、「もう、忘れたなー」なんて言いながらしり込みされていたのですが、
いざ駒を動かし始めると、なんとなく思いだして、打ちだしたりして。

 

ムードづくりって、大切ですね。
気構えなく、なんとなくやって、なんとなくできて、そういえばこんなに面白かったなー、って思いだして、、、

 

そんな時間ももしかしたらいいのかもしれません。



小規模仮設の方も常に人がいる状態が続き、のんびりペースながらよい感じ。

 

ランチ部隊も、これまた太巻きづくりが上手な方がいて、その方を中心にみんなで一緒に楽しむ構図に。

 

 

JILCAのランチ部隊では、「炊き出し」ではないので、「こちらが作って住民に支給する」という形式は摂っていません。

 

 

一緒に作って、一緒に食べる。

 

 

場合によっては、作り方を教えていただき、私達が習う身に。

「支援者」と「被支援者」ではなく、お互いに尊重し合える一人の人同士の関係として考えているので、

 

被災から3年以上経った現在ではこうした活動の仕方をしています。

 

実は今回も、ランチ部隊・6名のうち、

 

 

太巻きを作ったことがある人 は なんと1名。

 

お料理が得意な人 は なんと 0名。

私達は材料をそろえ、一応一通り作れはするけれど、現地のお母さん方の方が上手。
そういう構図だからこそ、現地のお母さんにスポットライトが当たり、その方を中心に他の住民もわいわいがやがやする。
そうしてお互いに話すきっかけになったり、お互いの意外な面を発見したりしていただけたらいいなー、と思っています。
 

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今回は、毎回、暑いほどに暖房が効いている宿泊施設のエアコンの調子がなぜかイマイチ、というアクシデントもあったものの、参加メンバー全員が仲良く、元気に活動ができて、とてもよかったな、と思います。


山田町では盛土工事が始まり、山が崩され、宅地が埋められ、

あった道がなくなり、なかった道が突然できており

その地形の変化に2カ月前に来たばかりの私達も圧倒されるものがありました。

 

仮設住宅に住む方々の中にも新しいおうちに引越しをされる方もおられ、

 

空室率が上がってきているのだそうです。

 

変わりゆく環境と、先の見えない自分の生活。
そんな不安の中で心身共に困憊しておられる方も少なくありませんでしたが
一日も早くみなさんが心地よい環境で過ごせるようになればいいな、と思います。

 

 

JILCAは仮設団地が全廃されるまで、

 

そこで暮らす方々の心の癒しの存在になれたらいいな、と思っています。

 

今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

(文責:ドン)

 



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