遅くなりましたが、11/21・山田号のご報告をいたします。


既に道中は0℃前後。


「雪が降らないといいねー」なんて話しながら、安全運転でバスを進めます。


釜石、大槌をとおり、一路、岩手県・山田町へ。


途中の景色は、さすがに「被災直後のまま」というものはほとんどなくなりましたが、


更地になっていたり、地盤沈下で水がたまっていたり、盛土が始まっていたり。


被災前の景色とはまったく違った景色が続きます。


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山田町での活動は、マッサージ部隊と、カフェ部隊と、ランチ部隊。


それぞれが、それぞれの場所で、それぞれのできることを行います。


毎回大人気のランチ部隊は、今回も太巻きづくり。



まるで遊びのようにできる太巻きづくりは毎回住民にも大人気。


普段、大人しい方が実は巻くのが上手で、即席「先生」となったり


「一度も作ったことがないから、この日を楽しみにしてたのよー」とわざわざ遠方から参加してきてくださる方がおられたり。



今回は男性同士が連れだって来てくださる姿も目立ちました。


仮設での活動では、男性の住民にいかに参加していただくかが1つのポイントだったりもします。


ランチ部隊を始めたのも、いろんな意図がありますが、そのひとつは

「昼食が食べられる、となったら、独居男性も出てきてくれるのではないか?」


予想以上の反応だったり、なかなか思うようにいかなかったり、時によって差がありますが、

試行錯誤しながら毎回新たなチャレンジをしています。





今回はマッサージ部隊に余裕があったので、一部のマッサージ部隊のメンバーにランチ部隊にも参加していただくことができました。




そのおかげで、ランチ部隊の会場では、


太巻きをつくって、


食べて、


そのあとマッサージを受けて。


というフルコースを堪能していただくことができました。


メンバーに余裕があると幅広い活動ができるので、いいですね!


山田町では活動後に、寒い中、外までお見送りに来てくださる方も少なくなく

胸が熱くなるひとときです。



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マッサージ部隊とカフェ部隊は、必ずセットになって活動をします。



マッサージを待っている間に、カフェ部隊の人にお話し相手になっていただき

住民同士の交流を深めていただくのが狙いの1つです。


マッサージ&カフェ部隊も、今回も大人気でした。


マッサージは、基本的には床に寝た状態で全身の施術をするのですが、


中には足が悪くて横になるのが大変で、


椅子に座った状態での施術を希望される方もおられます。


そんな時にも臨機応変に対応できるのが、マッサージ部隊。


施術と会話で、心も体もほぐしていきます。



うつぶせでの施術も、施術者によって手技はまちまち。


JILCAでは、マッサージ部隊の施術の種類を限定していません。


国家資格所有者もいれば、タイ古式、アロマ、整体などの民間資格者もいます。


それぞれ考え方や施術の方法は異なるのですが、

「お客様にHAPPYになってもらいたい」

という想いはひとつ。


JILCAのマッサージ部隊は、そういう想いを大切に思えるメンバーが集まってきてくれています。





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カフェ部隊も大活躍です。


今回は、ひとあしお先のお正月、で、すごろくや福笑いを持ってきてくれたメンバーがいました。




単純で、変化があって、笑える遊びは住民にも大人気です。


普段、狭い仮設でなかなか声をあげて笑うことができない方も

こうしたイベントであれば、遠慮なく笑うことができます。


そうして少しでも心が晴れ晴れしていただければなー、と思うのです。





別の仮設では、ちびっこ達が大集合してくれました。


普段なかなか、これだけ多くの大人たちが自分たちと集中して遊んでくれる時間はありません。


「あそこに行くと、面白いことがあるらしい・・・!」

とお友達同士誘いあって集まってくれました。


そのためイベント会場は一時大混乱!!

そんなにぎやかさも、普段静かな仮設団地に活気をもたらしていいのかもしれません。



ランチやマッサージの後、時間があれば、これまたカフェ部隊の出番です。

アートバルーンが大人気なのです!


アートバルーンのグッズと作り方を書いた紙があらかじめ用意されていますので、それを見ながら住民と一緒に四苦八苦。


最近ではアートバルーン慣れしてきたメンバーや住民の方がおられ、お互いに教えあいながら作品を完成させたりしています。




そして今回、手相を見れるメンバーがいて、これまた大人気!!


1対1でじっくり時間を取れるのがよいらしく、

メンバーの予想以上に深刻な相談を受けたり、

アドバイスを真面目に聞いていただいたり。


そういえば、仮設にはいろんなイベントが来るかもしれませんが、「手相占い」はなかなか来ないかも。


そしてJILCAの場合、「占い」のみでなく、毎回来ているマッサージやカフェと一緒に「手相も見れますよ」的な位置づけがよかったのかもしれません。


とにかく順番待ちができるほどの大人気で、「手相部隊」を発足させたいほどでした。


占いのできるみなさん、参加をお待ちしております!(笑)




こちらは、JILCAの新しいドライバーさん♪

・・・まだちょっと小さすぎるので運転はさせてあげられませんが、バス好きな少年のために、心優しきドライバー部隊が運転席に座らせてあげました。


こんな大きなバスに乗ることはなかなかないので、少年も大喜び!!


将来、バスの運転手さんになれるといいですね!
JILCAのドライバー部隊でデビューしてくれる日も、楽しみにしていますよ♪


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毎回活動の報告を中心にしていますが、

今回はちょっぴり裏方もご紹介しましょう。


JILCAでは行きのバスの中で事こまかなレクチャーをするのですが、

土曜の夜にも簡単な反省と翌日の準備のミーティングを行います。


今回はこんな立派な会議室を貸していただくことができました。




そして、夕食・お風呂のあとは、メンバーお待ちかね、宴会です。(笑)

それぞれが食べたいものを持ち寄って、「節度ある大人の」宴会を楽しみます。(笑)

JILCAでは「品行方正」をモットーにしており、みなさんにご協力いただけるので、おかげさまで宿泊施設の方にも好感をいだいていただいております。





とっても寒かったこの日は、空気が澄んで、星がとってもキレイ!!


寒い季節には、寒い季節なりの楽しみ方があります。



「プラネタリウムみたい~!」

というほどの星を観賞したあと、あたたかいお部屋のふわふわベッドでぬくぬくと睡眠です。





そして翌朝は、ちょっと時間があったので、国立公園に立ち寄りを。

雨上がりなので、写真ではあまりキレイに見えませんが、

とても景色の美しい場所なんですよ。


夕方には、うっすらピンクの夕焼けも。


現地の美しさは、ぜひ現地で、生の景色を堪能していただきたいものです。


2日間の活動を終えたあとは、お土産を買って、温泉に入って、のんびりバスで戻ります。


山田町は片道約10時間かかるので、3連休でないとツアーを出せないのですが、

逆に、滞在中のスケジュールは案外ゆとりがあります。


そして、帰ってきた日がお休みなので、1日のんびりしてから翌日のお仕事に備えることができます。


毎回いろんな試みを行う山田号。


ぜひ一度、みなさんに体験してもらいたいものです。


「どんなとこかなー?」と興味を持った方は、ぜひこちらをチェックしてくださいね!

http://www.jilca.org/vola.html


(文責:ドン)

寒波が押し寄せる12月下旬。
JILCAは小雪の舞う気仙沼へ行ってまいりました。


毎年12月はメンバーの集まりがものすごく悪くなる時期です。


寒いし、

忘年会だし、

年末だし。


そんな悪条件の中、集まってくれたみなさま、どうもありがとうございました!!


少人数で広々とバス車内を使いながら、一路東北へ。


気仙沼号は毎回、スケジュールがもっともハードなツアーとなります。

今回も気仙沼大島へ渡るフェリーの時間に間に合わず、1本、乗り過ごしてしまいました。


でも、それは「安全第一」の運転を最優先したため。

地面が凍結するこの時期、無理な運転は禁物です。


今回も仮設団地では、カフェ部隊とマッサージ部隊が活動しました。



通常、1つの仮設に5~7名のメンバーが配置されるのですが、

今回、土曜日は、1か所・3名しか配置することができませんでした。

初参加の方もおられたので大変でしたね。

お疲れ様でした。



JILCAは毎回ほぼ同じ場所を訪問するのですが、

今回、参加者の高齢化が非常に目につきました。


いえ、正確には、高齢化したのではなく

若い世代が少なくなったのです。



若い世代が次のステップに進んでいく中

高齢の方々が仮設に残されていく、という構図を体感しました。


90代の方々もたくさんおられ、

みなさん、イベントに出てきてくださるほどお元気なのはなによりなのですが、

今後の生活がちょっぴり気にかかります。




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ガテン部隊は今回は竹の伐採でした。



竹の作業は時々発生はするものの、あまり頻度の高いものではないので慣れないメンバーもいて

みんな、四苦八苦。



竹を切って、枝を切り落として、整理して。


誰ひとり怪我をすることなく無事に任務完了できてよかったです。


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今回、一部のメンバーは災害復興住宅を見に行くことができました。



パステルカラーの、明るい色彩が

住民の心を明るくしてくれそうです。


こちらの住宅はとても大きな建物で

住民があつまる用の集会所らしきものも作られていました。


仮設を出ると、住民間のコミュニティが分断されるので寂しさを感じる方も多いのですが、

このような施設を活用して、

この先も住民同士で助け合えるようなコミュニティがつくられていくといいですね。



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「仮設がなくなるには、20年ぐらいかかるんじゃないの?」と話す住民もおられました。

先のことはわかりませんが、JILCAはまずは仮設が全廃されるまで、

被災された方々の心を癒す存在として、

行動で意思を示しつづけたいな、と思います。


(文責:ドン)

寒い毎日が続いていますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

大変遅くなって申し訳ありません。


10月牡鹿号のご報告です。


土曜朝、雲ひとつない爽やかな空の元。

元気に活動開始です!




今回も、マッサージ&カフェ活動。

土曜3か所、日曜3か所を訪問しました。


季節柄、地域の行事と重なってしまい、

住民の方がほとんどお出かけになってしまっていた訪問先も、ちらほら。。。

でも、来訪者が少ないと、その分、

ゆっくりマッサージを受けていただけるので、そんな日も、なかなかいいものです♪







お好みを聞き、豆の種類を選び、豆を挽き、ドリップする…という

本格コーヒーを淹れてくれるメンバーも。

談話室の外まで、コーヒーの香りが漂い、もう、そこは喫茶店!

いらした皆さんがほぼ全員コーヒーを注文、おかわり続出。

大人気でした。




また、日曜は、いつも伺う訪問先で、マッサージ活動に加え、

住民の皆さんと一緒に、芋煮を作り、食べるという「芋煮会」を開催。


芋煮の他にも、おにぎりや、

シーズン到来!焼き牡蠣&生牡蠣もご用意下さいました。


他の訪問先で活動を終えたメンバーも合流して、美味しくいただきました!











今回、牡鹿で、たくさんの「笑顔」に出会えたように思いました。

3年半が経って、「笑顔」が増えてきたかな?そうだといいな、と思います。



でも、そんな中、仮設を訪問すると


「今年、仮設で亡くなる人が多かった」


「まさか仮設で4回もお正月を迎えることになるなんて思っていなかった」


というお話も。。。



まだまだ、仮設暮らしの方が多くいらっしゃること。

大きな悲しみを抱えている方がいらっしゃること。


忘れずに、活動を続けていきたいと思います。




                                              作成者:ゆきっこ
ゴージャスになった東京駅前から、  

ゴージャスになったJILCAバスで、

南相馬に向けて出発です。

 

これまで、南相馬に行くには、

東北自動車道の二本松ICを

経由していましたが、国道6号線を

往復できるようになりました。

 
今回は、JILCA初の

「車中1泊→ボラ1日→当日帰り」の

充実スケジュールです。

 

原町区の道の駅南相馬で、早朝まで休憩後、海岸付近の被災および復旧状況を見学しながら、小高区のボランティアセンターに行きました。


今回の作業内容の説明を受けています。
ボラセンから南西の方角に数kmのところにある住宅の、家財の搬出と、不要物の分別をお手伝いすることになりました。



  










軽トラックがフレコンを満載して、JILCAバスに同行します。
 












小高区では、放射線の影響を配慮して、震災直後に
立入禁止となりました。 
その後、それほど放射線が高くないことが確認されて立入禁止が解除され、
すでに2年半
以上が経過しました。
 しかし、少量の放射線が確認されるため、まだ夜間の宿泊は、禁止されています。

 

このため、地震を受けてから、手つかずのままの場所があります。 
その場所を大切に思っている人がいます。


今回の依頼者さんは、隣町の仮設住宅に避難している
ご夫妻す。 
震災前は、子
供夫婦とお孫さんとで暮らしていたようです。

したがって、家財の量も半端ではありません。

 

この地域は、海岸から遠く津波の被害には免れましたが、宿泊禁止のため3年半以上も家財の手入れができないまま、放置せざるをえなくなっていました。

 

こども夫婦とお孫さんは、遠方にいらっしゃるようで、 依頼者さんご夫妻は、2人で家財の整理を始めたものの、整理すべき家財があまりにも多く、ボランテアにも声がかかりました。




 





きれいになった居間と縁側で、お昼休憩です。

不燃物は、フレコンに入れます。
















大型の家具類は、依頼者さんが電動ノコギリで切断して、可燃物とします。

大型家電類は、一か所にまとめておきます。
















終了に向けて、仕上げの作業です。













作業終了時刻に近付くころ、依頼者さんが、私たちの写真を撮りたいとおっしゃいました。

ご夫妻が私たちを撮っている様子です。


ご主人とともに、奥さんに撮っていただきました。
ご夫妻のお人柄で、みんな笑顔です。




現在小高では2016年4月の宿泊禁止の解除に向けて、除染活動が本格的に行われています。

この依頼者さんのお宅でも、放射線の検出される庭の表土を剥ぎ、新しい砂土で置き換える除染が行われたと、おっしゃっていました。

また、近くの道路でも除染が行われていました。



作業を終える時に、依頼者
 さんは、
「震災前はこの庭で、
毎年、近所の皆を呼んで、バーべキューしていました。
この地域の農業を維持するには、
皆が一緒に進める必要があります。
荒れた田畑があれば、そこに害虫等が棲みついてしまうからです。」と、おっしゃっていました。

秋の実りを分かち合って、にぎやかに生活していた小高。

 


小高を大切に思っている人が、次の選択ができるように、
JILCAは、今後も、お手伝いしていきたいと思います。

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 この後、6号線を南下して、双葉町と大熊町、
富岡町を
通って帰ってきました。
南相馬市小高区のほとんどは、
避難指示解除準備区域
双葉町と大熊町は帰還困難区域、
富岡町は、居住制限区域です。
区域分けは、右図のとおりです。
6号線は、2014
年の9月15日より地元の要請を
受け、国が除染作業を進め規制を解除して、
一般車両が通行できるようになりました。














双葉町を通過するバスの中から
撮影した、福島第1原発です。

送電用の鉄塔の近くに、大型
クレーンが数台設置されている
のが確認できます。











 
6号線と交差する道路は、バリケ
ードにより封鎖されています。















常磐線富岡駅の様子です。津波の

直撃を受けてから、手つかずのままです。















 













6号線に残った
震災の足跡を、
JILCAは、今後も追っていきたいと思います。
  


(作成者:K)

 


地域の方のご協力で公民館に宿泊させていただいた後、

日曜日は全員本州側で仮設活動を行います。


この日の活動場所は4か所。

少し多くて大変ですが

なるべく住民の方の意向に応えたいと考えています。


各活動場所では、

のぼりをつくり、



カフェやマッサージのスペースをつくり、



準備完了!


ちなみに仮設団地の中には談話室がない場所もあり、

近くの公民館を貸していただくこともあれば、

空き部屋となった仮設住宅を談話室にされている中で活動させていただくこともあります。



この季節はコスモスも咲き乱れ、気持ちのいい気候の中

活動開始のご案内をして歩きます。



住民間の自主的活動で草刈りを行う方々が来られたり、



昨夜、他のメンバーから習ったばかりの手品を披露するメンバーがいたり、



お天気が良かったので、外に縁台を出して青空カフェを開いたり。



その場その場の状況に応じて変化する私達の活動は決して「プロ的」なものではありませんが、

私達は「上手にやる」ことを目的としていません。

「みんなで楽しめること」を目的としています。


私達が訪問することにより、住民の集まる場となり、

住民同士がお話しをして、仲良くなって、

いざという時に声をかけあえる・助け合える仲になっていただく、

そのためのお手伝いが少しでもできればいいなー、という想いで訪問しています。


日曜日の活動は、午前中の半日のみ。

お客様が午前中に集中するので大忙しとなりますが、

充実した時間を過ごして、メンバーは帰路に着きます。


途中、まだ手付かずの被災の爪痕を目にしながら。



3年半も経つと、ともすれば「震災は遠い昔のこと」と忘れてしまいがちですが、

現地には、まだまだ現在進行形のこととして日々戦っておられる方々がいます。

復興のニュースは華々しく伝えられますが

現地では格差や理不尽なルールに苦しめられている人々が大勢います。


私達は大きなことはできませんが、

そんな方々の心を少しでも癒す存在になれればいいな、と思います。


(記載:ドン)