2015年初めてのツアーは岩手県・山田町でした。

 

山田町は関東からもっとも遠く、週末だけでは帰ってこれないので、

 

3連休の時はなるべく山田号を出すようにしています。

 

途中ときどき雪に見舞われながら、なんとか時間通りに山田町入り。

 

 

そこからランチ部隊の食材を購入し、3か所/日に分かれて活動します。

 

 

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今回も

 

「マッサージ部隊+カフェ部隊」の活動が2箇所/日。

「ランチ部隊」の活動が1か所/日。

 

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まずはマッサージ+カフェ部隊の活動について、ご報告させていただきます。

今回は土日とも、「100世帯規模の仮設」+「20~30世帯の小規模仮設」 という組み合わせでした。

JILCAではもともと、世間がまだボランティアブームに沸いていたころから、他団体が行きやすい大規模仮設は他団体にお任せし、JILCAはボランティアがなかなか来ない小規模仮設を中心に活動していた、という経緯があります。
そのため、毎回、大規模仮設があると、ちょっぴりドキドキします。

1日目の大規模仮設は、非常に大きい仮設団地なのですが、
逆に大きすぎて、住民間のコミュニティが作りづらく、
ちょっと不思議な雰囲気がする仮設団地でした。

お越しになる方はみなさんとても喜んでくださるのですが、
お客さんが午前中に集中し、午後はパッタリ、となることもあり

意外にのんびりペースとなりました。

 

一方、小規模仮設の方は仮設団地の方以外に在宅の方も誘いあってご参加いただき
結果的には参加者数は大規模仮設とほぼ同数、という結果に。
メンバーの配置は世帯数に合わせていたので、小規模仮設組はフル回転状態になりました。
小規模仮設組のみなさん、お疲れ様でした。

 


一方ランチ部隊は、これまた大人気でした。

こちらも30世帯ぐらいの小さな仮設団地で、傾斜のきつい場所にたつ団地なので、住民間のコミュニティが作りづらい場所です。

傾斜がきつい場所だと足腰の悪い方は談話室への往復がとにかく大変なので
こうしたイベントに参加しにくい、という問題点があります。
限られた土地に仮設団地をつくるのでなかなか好条件な場所は少ないのですが
あらためて被災後の難しさを感じさせられます。

こちらは事前に「参加者数は少ないですが、でも、太巻きづくりをするのをすごく楽しみにしている方がいる」とお伺いしていたのですが、現場につくと既に三角きんにエプロンをして待ってくださっている方々がおられ、期待の大きさを感じました。

もちろん、太巻きづくりも大盛況。

太巻きはどこの土地でも「普段、家で太巻きは作らないから、一度作ってみたかった」という方が意外に多く、毎回大盛況。

今回も太巻き経験者は唯一だったので、その方に教えていただきながら、みんながせっせと巻く、という楽しい時間になりました。

巻くのが楽しすぎて、食べるのが追いつかないのが太巻きイベントの唯一の弱点です(笑)

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2日目は別の仮設で活動したのですが、こちらの大規模仮設は大賑わいでした。

一時は「マッサージ待ち・1時間」という状況に。

マッサージ部隊もカフェ部隊もてんやわんやになりながら、みなさんに楽しんでいただきました。

今回、「将棋ができる」という「将棋チーム」が参加してくれていました。

高齢男性にとって将棋はちょっと懐かしく楽しいイベントなはず。
男性陣が出てきてくれるきっかけになればいいなー、と思いながら企画してみました。

結果としてはみなさん、「もう、忘れたなー」なんて言いながらしり込みされていたのですが、
いざ駒を動かし始めると、なんとなく思いだして、打ちだしたりして。

 

ムードづくりって、大切ですね。
気構えなく、なんとなくやって、なんとなくできて、そういえばこんなに面白かったなー、って思いだして、、、

 

そんな時間ももしかしたらいいのかもしれません。



小規模仮設の方も常に人がいる状態が続き、のんびりペースながらよい感じ。

 

ランチ部隊も、これまた太巻きづくりが上手な方がいて、その方を中心にみんなで一緒に楽しむ構図に。

 

 

JILCAのランチ部隊では、「炊き出し」ではないので、「こちらが作って住民に支給する」という形式は摂っていません。

 

 

一緒に作って、一緒に食べる。

 

 

場合によっては、作り方を教えていただき、私達が習う身に。

「支援者」と「被支援者」ではなく、お互いに尊重し合える一人の人同士の関係として考えているので、

 

被災から3年以上経った現在ではこうした活動の仕方をしています。

 

実は今回も、ランチ部隊・6名のうち、

 

 

太巻きを作ったことがある人 は なんと1名。

 

お料理が得意な人 は なんと 0名。

私達は材料をそろえ、一応一通り作れはするけれど、現地のお母さん方の方が上手。
そういう構図だからこそ、現地のお母さんにスポットライトが当たり、その方を中心に他の住民もわいわいがやがやする。
そうしてお互いに話すきっかけになったり、お互いの意外な面を発見したりしていただけたらいいなー、と思っています。
 

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今回は、毎回、暑いほどに暖房が効いている宿泊施設のエアコンの調子がなぜかイマイチ、というアクシデントもあったものの、参加メンバー全員が仲良く、元気に活動ができて、とてもよかったな、と思います。


山田町では盛土工事が始まり、山が崩され、宅地が埋められ、

あった道がなくなり、なかった道が突然できており

その地形の変化に2カ月前に来たばかりの私達も圧倒されるものがありました。

 

仮設住宅に住む方々の中にも新しいおうちに引越しをされる方もおられ、

 

空室率が上がってきているのだそうです。

 

変わりゆく環境と、先の見えない自分の生活。
そんな不安の中で心身共に困憊しておられる方も少なくありませんでしたが
一日も早くみなさんが心地よい環境で過ごせるようになればいいな、と思います。

 

 

JILCAは仮設団地が全廃されるまで、

 

そこで暮らす方々の心の癒しの存在になれたらいいな、と思っています。

 

今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

(文責:ドン)

 



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