気仙沼の街は少しずつ変化しています。

あらゆる所で道が造られています。
その分工事渋滞もいろんな所でおきています。

今回はスケジュールの都合で行けなかった
気仙沼大島と本州を繋ぐ橋は
平成30年に完成予定です。

活動の合間に橋が架かる場所を
見てきました。

ここが橋の根本。
海を挟んですぐそこに大島が見えます。

橋の完成が楽しみですね


市内のあちこちに高い建物が建設中です。
仮設住宅に住んでいた方が移り住む
復興住宅が多く見られますが
計画段階で入居する予定だった人数を
建設後は大きく下回り、
空き物件となっている所も多いそうです。




午前中の活動を終えて
気仙沼駅で離脱のKさんをお見送り。
卒論がんばれー!

帰り途中の道でも大がかりな工事をしていました。

南三陸町に来ました。お昼にします。

南三陸さんさん商店街は2016年12月末をもって営業終了。
2017年3月に新装開店とのことですので
仮設の店舗に訪れるのはこれが最後となります。

ここに来たら必ず食べたいキラキラ丼!
いくらの一粒一粒を噛み締めて
味わいました。

関西から飛行機に乗ってやってきた方は
志津川駅で離脱。
JRの不通区間を走るバス(BRT)に乗って
仙台方面へ。

お見送りありがとうございましたm(__)m

半年ぶりの気仙沼号は
気仙沼の今を感じられるツアーだった
ように思います。

前に進んでいる事が必ずしも手放しで
喜べるというものではない
というのを実感しました。

あちこちで建設ラッシュが起きているなか
いまだに仮設から出られない方の辛さも
はかり知れません。

JILCAは仮設住宅が全廃するまで活動を続けます。

今回も素晴らしいメンバーに助けられ
協力しながらツアーを終えることができました。

本当にありがとうございました。



(作成 R)

*JILCA東北ボランティア情報はこちら
http://www.jilca.org/vola.html
 

活動2日目の朝
青空が拡がります。

大谷海岸駅に寄りました。
津波で流されて以降、電車は通っていません。

ホームに設置された献花台に手を合わせます。
道路や建物がどんどん造られていくなか
あの日を振り返る場所があるというのは
あの日を忘れないという意味でも必要な場所のような気がします。

今日のガテン部隊は
仮設住宅にお住まいの方のお手伝い。

手の届かない高い場所の掃除や
花が咲き終わった花壇の片付けをしました。


マッサージ&カフェ部隊は

今日も大盛況です

すでに引っ越しされた方もいらっしゃり
お互いの近況を報告。

引っ越しした人も、してない人も、
様々な悩みを抱えながら生活しています。

それでもこうして楽しく笑いながら話せる
人がいる、場所があるって、いいですね。


Kさんはベトナムコーヒーとチャイて
多国籍なカフェを演出

マッサージ&カフェ部隊もう一ヶ所は
山の中腹にある仮設住宅です。

この日は定期的に訪問している
医療支援チームと一緒に活動します。

車を運転できない住民の方は
買い物に行くのも、病院へ行くのも一苦労です。

ちょっとの不調では病院へ行けない方々にとっては
たまに来るマッサージや医療支援が重要な役割を果たしています。

活動はお昼までですが、
午後に行われるパーティー(新築祝い、お別れ会、忘年会等)の準備のお手伝い。

料理を教わりながら民生委員をしている
というリーダー的存在の女性から
今まで住民の方へどんな支援をしてきたか
話してくださいました。

それは民生委員の役割の範疇を越え
自分の身を犠牲にしてでも
住民の方の為に働いていたそうです。

彼女がいたから助かった命があった。
壮絶な現実がそこにはありました。






(作成 R)

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一方その頃、
マッサージ&カフェ部隊の皆さんは
朝のドタバタで、
あれがないこれがないの大ピンチ!
チームワークで助けあい
コミュニティーセンターの備品をお借りする等して
なんとか乗りきりました。

毎回マッサージを楽しみにしてくださる方にたくさん来ていただきました。

マッサージ&カフェ部隊、もう一ヶ所は
仮設住宅の談話室での活動です。

こちらも開始前から部屋に入りきIMG_20170108_222234128.jpgらないほどたくさんの方に来ていただきました。



お昼を用意してくださるとのことでお手伝いします。

住民のお母さんに教わりながら
楽しく仕度していきます。

こんなに凄いご馳走が並びました。
住民の皆さんと一緒にいただきます


初日の活動を終え
気仙沼港周辺で自由時間です。

お風呂はホテル観洋で温泉か
こちらの銭湯亀の湯で疲れを癒します。

お風呂上がりにお茶っこのサービス付き。
女将さんとのお喋りにほっこりします。

船乗りさんとボランティアのパワースポットである亀の湯ですが、
港周辺全体的に嵩上げするため
春にはここを閉じないといけないそうですが
工事が遅れているので閉店の時期は未定。
ギリギリまで営業していくそうです。


晩ごはんも港周辺で
こちらは気仙沼復興商店街南町紫市場
いろんな店舗が集まる仮設の商店街です。

こちらは復興屋台村気仙沼横丁

港町ならではの海鮮料理をいただきます

こちらの商店街も春に閉店するそうです。

嵩上げして整地が済んだら、
また新たな商店街ができる予定らしいのですが
新しくできるまでの空白期間をどうするか
待ったところで高額な賃貸料を払っていけるのか
悩みはつきません。


(作成 R)

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こんにちは!
3ヶ月ぶりのJILCA。
気仙沼号については約半年ぶりの開催です。

クリスマスムード漂う金曜夜の街並みから
今日も出発です!

移動中の車内で軽く自己紹介をしたあと就寝。

夜更け過ぎには雪が降ってきました。

気仙沼の朝です。
今朝はこんなに綺麗な朝焼けが見られました。

今回は気仙沼大島での活動がないため
一ヶ所目の活動場所、本吉の松尾コミュニティーセンターに到着です。

カフェ部隊のお菓子を活動場所のぶん袋に仕分け。
リピーターの皆さんが先導し、流れるように作業が進みます。

マッサージ&カフェ部隊の皆さんを各活動場所へ送り、
ガテン部隊は陸前高田市へ。

今日はこちらでお世話になります。

今日はこちらで別団体と合同の活動です。

竹を切ります。

高田松原再生の為
防潮堤に松の苗を植樹する際使用する
防風柵作りです。

これから数十年も続く
壮大な植樹プロジェクトですが
地道な作業の一つ一つが
高田松原の再生に繋がると思うと嬉しくなりますね。
すくすく育ちますように。


②へ続く


(作成 R)

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午後も午前中の作業の続きです。

お宅の脇にキウイの実がなってました
主人の帰りを待ち続けています

剪定をお願いされた木に
1輪だけ花が咲いていました。

葉っぱは虫食いだらけだけど
たくましく咲いていました。

刈り取った枝や草は
トン袋に入れて後日持っていってもらいます。
コロコロ転がして庭先の集積所まで運びます。


難しい松の剪定をしてくれたKさん
ボサボサだった松がスッキリ

庭木も若干色づき始め、
一足早い秋を感じました。

今回はご依頼主さんにお会いしませんでしたが、
自宅に戻られた時、
スッキリしたお庭に少しでも
前向きな気持ちになって頂けたらいいですね。


作業終了後、
ボランティアセンターへ
機材の返却と終了報告。

今回は1Dayツアーの為
一行は道の駅南相馬で解散しました。

帰りに日帰り入浴で立ち寄った
ホテルのロビーで
『ペッパー君』が待っててくれました。

今回は新システムになって初めての
JILCAツアーでした。

参加者募集しても、集まらないのでは?
と、不安でいっぱいでしたが、
初参加の方を含め、
14名もの方にお集まりいただきました。

表面上は変わっても、
5年以上続けてきたJILCAの精神は
変わらないんだということを
参加メンバーの皆さんを見ていて
感じました。


参加された皆さん、
お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。



異常気象が珍しくなくなってきた昨今、
北から南まで自然災害の爪痕が
人々を悩ませています。

新たな災害がニュースで報じられると
どうしてもその前に起きた災害は
過去の話のようになってしまいますが

南相馬は今年の7月、帰還困難区域を除き
避難指示が解除され
ようやく住み慣れた家に帰る事ができます。

そのためにはまだまだボランティアの手が必要です。

できる人が
できる時に
できることを

JILCAはこれからも
住民の方に寄り添った活動を続けていきます。



(作成 R)

*JILCA東北ボランティア情報はこちら
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